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ー3時限目 職員室ー

回想

今日もまたここに来た

ローズ(校長)

やっと来たね、玲衣くん
偉い偉い

ドアを開ければ校長先生は頭を撫でてくれる

ローズ(校長)

それじゃあ、玲衣くんはなにがしたいかな?

玲衣

・・・・・・会いたいです

ローズ(校長)

誰にだい?

玲衣

この前の人・・・!

ローズ(校長)

ああ、キバナくんだね
呼んでくるとしよう

そう言うと校長は他の先生に話をしては 私とお話をしてくれた

最近は学校について、どう思っているかとか

楽しいことはあったかとか、趣味とか色々

特に今日はあの先生とのことをよく聞かれた

私は決まって言う

玲衣

接しやすい人でした

ローズ(校長)

とても共感できるよ
彼は人気な人だからね

キバナ

玲衣・・・・・・!

職員室のドアが思いっきり開かれて・・・

玲衣

!!

ローズ(校長)

よく来たね、キバナくん・・・

私のために、来てくれた・・・・・・?

回想終了

今思えば、本当にビックリした出来事だった

玲衣

かっこよかったな・・・

人気がでるのも、よくわかる

ー3時限目の終わりのチャイムが鳴りー

玲衣

(先生まだかな・・・)

キバナ

わりぃ、今戻ったぜ

モブ先生A

お疲れ様です

キバナ

お、お疲れさまでーす!

私は《待て》ができない子だったみたいで

先生の元へ駆け足で行ってしまった

玲衣

(あぁ、嫌われる・・・!)

キバナ

なんだ~玲衣
オレさまが恋しかったか?

“よしよし”と言っては、先生は私の頭を撫でる

玲衣

ミ゜!?

キバナ

今日は元気だな~

モブ先生A

あはは、キバナ先生やりすぎですってば

キバナ

そんなことねーと思うけどなぁ

玲衣

(びっくりした・・・!びっくりした・・・!!)

そんな茶番らしきものを繰り広げていたら、 4時限目が始まるチャイムが鳴った

モブ先生A

僕は授業があるので、これで

キバナ

おう!

職員室には私と先生だけになった

玲衣

(これ、もしかしなくても恥ずかしい状況じゃ・・・)

キバナ

あー、やっぱ暇になるなー
どうする?玲衣

玲衣

(無理だよ・・・!?
 でもなにか答えなくちゃ・・・)

キバナ

あ、そうだ!

先生はなにかいい案を考えたようで

キバナ

オレさまとバトルしねーか?

玲衣

ばと、る・・・?

キバナ

あー・・・バトルって知らねーか?

いや、もちろん知っているのだが

私は生まれてから一度も バトルというものをしていない

手持ちポケモンも2体だけ・・・

玲衣

お、お手柔らかに・・・お願いします・・・・・・

キバナ

よし!そうとなれば外にでよう!

キバナ

基礎練習も一緒にやろうな!

玲衣

はい・・・・・・!

やっぱりこの先生はすごい人だ

ー玄関前にてー

玲衣

(この子の状態も大丈夫・・・
 少し不安だな・・・)

《ポケモンバトル》

正直なところをいうと その単語が苦手だ

可愛くて大切な子達を戦わせては 傷つけてまで優勝を狙う

ポケモン達は この子達はそのために生まれたわけじゃないと

人と違う感性で、思ってしまう

玲衣

(先生が変えてくれるよ・・・きっと・・・)

生徒A

あ、ねえねえ見てみて

生徒B

なに?

生徒A

あそこに不登校の馬鹿がいるよ

生徒B

ああ、あのポケモン学校不向きの、

生徒A

そうそう

私を題にして笑う声がした

靴を取ろうとした手が止まり、酷く震える

玲衣

(早く行かなくちゃ・・・!)

向き合うって決めたんだ

玲衣

・・・・・・!

それでも私は弱かった

その場から動けなかった

生徒A

ねえ、馬鹿

玲衣

えっと・・・

生徒A

お前のことだよ、馬鹿

キバナ

・・・なあ、それってどういう意味・・・?

生徒A

キ、キバナ先生!?

キバナ

全然来ないからビックリしたなー
まさか、他の子に話しかけられてるとは

生徒A

すみません・・・!

生徒B

許してください・・・!

キバナ

次はねーよ?

生徒A

はい・・・!

逃げていく姿に、守ってくれる姿

自覚してはいけない物を、 思わず自覚してしまいそうな

《恋》 してしまいそうな・・・

玲衣

あ、ありがとう、ございました・・・!

キバナ

いーえ、先生として当たり前のことしただけだよ

かっこいい

玲衣

ポ、ポケモンバトルしましょう!

頬の赤らみを隠すよう

私は目的へと急ぐよう走った

キバナ

おーおー、こけるなよー

玲衣

あうっ・・・!

注意されたのにも関わらず綺麗にこけてしまい また先生に助けられて赤い頬を見られたのは

気のせいであってほしい

この作品はいかがでしたか?

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