コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そんなある日だった
轟累薙
私が見た光景は
辺り一面が火の海だった
山に訓練するのは私と燈矢だけ
私は無個性
この炎の正体はただ一人
燈矢のだ
気づいた時には走っていた
炎の中必死に必死に
あの姿を探して
時期に炎が収まった
探しても探しても見つからなかった
辛うじて残っていたのは下顎部の骨が一部
燈矢が死んだ
私はそれから生きる意味すらよく分からなかった
今まで燈矢兄がいたから頑張れた
燈矢兄がいたから
なのに…なのに…
そして中学生に入る頃、父親は私を捨てた