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俺は聖徒。
この世界のバスター使いの中で、12番目にバスター使いに選ばれた人だ。因みに12番目の実力を持つ。だが、初代なほど、何故か強い。それは素材が不足してるせいか? かといって、後から出てきたのは、それなりに性能がいい。羨ましい。
この時代、2XXX年。
異星人の襲来。
新しい国の存在。 新しいテクノロジーとその脅威。
全てに対抗するために作られた。 日本製バスター。
だが、何もかも、あのお偉いさんが考えたことで、市民の意見は無視。
戦車や戦闘機でいいだろ。
何故これを?
…だが、この世界には、もはや、バスター使いはほとんどいない。
前はざっと100人以上はいたが、加護やアーマーが開発されてなく、上の奴等は早まってほとんど死なせちまった。今は13人。俺は上から10番目。つまり、おれより2人は、消息を絶ってる。
おそらく、敵にやられたと仮定されているが、敵はどんなテクノロジーを持っているのかわからない。
バスターを回収しないわけがない。
そこで恐れた我が国は、国を守ることに信念した。
手遅れだ。
放送(女声)
ということで、俺達バスター使いは、装備を取り上げられ、こんな特殊な部屋に閉じ込められている。
しかも、24時間監視。
たまったもんじゃねぇぜ。
聖徒
それに、他のバスター使い達は、脳のリミッターが外れてる奴ばかりなのか、変人が多すぎる。 司令室へ向かうにしても、 必ず"あいつ"が絡む。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
俺は黙って司令室に向かう。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
足が止まる。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
聖徒
赤いバスター使い。
声が低い。
聖徒
無意識に睨み合った。
……………。
赤いバスター使い。
聖徒
俺達は距離を離しながら、司令室へ向かった。
司令室につくと、顔見知りの女が抱きついてきた。
バスター79(凛火)
こいつはバスター79。79番目にバスター使いに選ばれたやつ。バスター使いの中では珍しい女性だが、実績はかなり低いし、隠れてばっかりだ。おそらく、誰でもいいから、バスター使いになってほしかったんだろう。
料理なら出来るらしいが。 一度味わってみたいものだ。
聖徒
俺の声を聞くと、輪火は嬉しそうに微笑んだ。
俺なんかで…。
バスター79(凛火)
返事をしようとした。が、"あいつ"がいるから、返事はやめた。
赤いバスター使い。
ほらな。
輪火は赤いバスター使いを、苦手そうに見る。 俺は輪火の前に出る。
赤いバスター使い。
聖徒
ふと輪火の方を見ると、輪火は苦笑いをしていた。
赤いバスター使い。
俺とにらみ合いをした時より、攻撃的な顔をしていた。
あいつ、あんな顔出来るのか。
そんなことより、はやく用事を終わらせたい。
俺は部屋に付けられてる、音声カメラを見る。
聖徒
放送(女声)
新装備。バスタードスーツ。 かなりやばい代物らしいが、それのテストか。
余裕だ。
放送(女声)
俺は先頭に行きたくて、部屋を出ようとする。が、背中を軽く叩かれる。
バスター79(凛火)
聖徒
8人だけ…?他のバスター使いはやられたのか?あの時から、仕事はないはずだ。
なのに?
考え事をしながら訓練室へむかうと、目の前にバスタードスーツを置かれた。
放送(女声)
俺は1番目のバスタードスーツを装備することにした。
あいつは大丈夫か?
輪火は問題なく動けていた。
よし。俺も…。
だが、動かない。
聖徒
何故だ…?
バスター79(凛火)
右のスイッチを押す。
すると、少しだが、動くようになった。………のだが…。
かなり重い。
聖徒
もう息が上がってしまった。
バスター79(凛火)
くそ……。
放送(女声)
実戦だと……?
少し動いただけで、 この有り様の俺に?
現実は、最悪な結果になる。
相手は、"あいつ"だ。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
くそ……。
放送(女声)
俺は、12番目の、この古式のバスターを見る。
武器からして、こんなので倒せるのか? 俺は武器なんてどれでも勝てると思っていた。けど…。
10シリーズのバスター。 それはチャージショットが特徴的なモデル。だが、溜めが遅いため、武器を片手に装備しないといけない。なのに、バスターの威力はすざましい。狙いが定まらないんだ。
放送(女声)
スタートの音がなる。
俺は、直ぐにバスターにエネルギーをためる。 だが、相手はバスターで乱れうちしてきた。俺はそれをまともに受けてしまい、バスタードスーツのほとんどが変色する。 重すぎる…!
赤いバスター使い。
どこからか、太刀を出してきた。
こいつ、武器が変わってる…!
前は、バスターと盾だったが、こいつが太刀を使えるとは……。 あいつは、太刀を振りかざしてきた。
聖徒
俺はビームソードでそれを守る。
だが、あいつは素早く動き、俺のビームソードを吹き飛ばした。
赤いバスター使い。
いまだっ!
俺はバスター10%を、0距離で放った。
まばゆい光が視界を奪う。
聖徒
聖徒
聖徒
放送(女声)
おわった…?
かったのか?
ゆっくり、前を見る。
すると、目の前に、太刀があった。 バスタードスーツの防御力は、かなりの物だった。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
赤いバスター使い。
俺は輪火を見る。
輪火は、俺を悲しそうに見ていた。
そのあと、俺はバスタードスーツを使いきれなく、最下位の8番目のバスター使いになってしまった。
聖徒
これでは笑い者だ。
俺は水を一気に飲んで、帰ろうとする。
バスター79(凛火)
不快な声がした。
聖徒
俺の声が冷たかった。 そのせいか、輪火は驚いて、黙ってしまった。
このままいても、何も始まらない。
俺は部屋に帰ろうとした。
バスター79(凛火)
聖徒
やはり、冷たい声だ。
気持ちが上がらない。
念願の希望としていた新装備だ。それが使えないとすると、誰だって落ち込む。
バスター79(凛火)
聖徒
聖徒
俺は心の何かを押さえられなく、何かを輪火にぶつけるように、ずいずい迫った。
バスター79(凛火)
聖徒
聖徒
バスター79(凛火)
謝ってくるこいつが嫌だった。
叩きたくなった。
無責任すぎる。 自分が動かせるからって。
……誰とも話したくない。
俺は話しかけられても帰る。ということを決め、部屋から出た。
けど、輪火は話しかけてこなかった。
元から友情など俺にはいらなかった。
戦場で信用出来るのは自分自身だ。例外はない。
それに、輪火は隠れてばかりだ。
使いこなせるはずが…。
いや、あいつ、たしか5番目じゃなかったか?テスト。
落ち込んでてあまり見てなかったが、たしかそうなはず。
弱くなんかないんだ。
あいつは。
もう、俺は要らないんだ。
そう思うと、俺は心の何かが無くなった気がした。
…部屋に戻ると、俺はシャワーを浴びて、テレビを見ていた。
俺には、もう何もない。
100中12位の実力もこの様。
俺の辞書から、頑張るという言葉がなくなった。
聖徒
女に負けるのか。俺
放送(女声)
……仕方がない。
行くしかない。
たとえポンコツと呼ばれても、それが俺であるしかないんだ。
俺はわざとギリギリに着くように部屋を出た。
部屋につくと、皆真剣な顔をしていた。
プライドあるんだな。
俺はそう思いながら、部屋のすみに寄りかかった。
放送(女声)
きたな……。
どうなるんだ…。
俺は最下位でも、期待してしまっている。
どう呼ばれるのかを。
放送(女声)
どうなる………?
放送(女声)
……………?
放送(女声)
……………。
……………。
聖徒
聖徒
急に笑いだした俺を、 皆驚いてみていた。
聖徒
聖徒
聖徒
聖徒
俺は部屋から出て、テストで気づいたことを元に、武器の開発室に顔を出した。
聖徒
俺が前から考えていた武器。
バスターソード。
バスターのエネルギーを使って、ソードを作る物。そんなの作れるかわからんが、使い方によれば、10シリーズのバスターの、チャージの威力がすざましいということを利点に、それをエネルギー化すれば、長さなんて底をしれないかもしれない。
そう考えていた。
研究員
聖徒
研究員は微笑んだ。
研究員
研究員
聖徒
研究員
そうか。
俺は戦うことばかりで、 笑うのを忘れていた。
この人は、大事なことを教えてくれた。
聖徒
聖徒
研究員
研究員
聖徒
俺は研究室から出る。
バスター79(凛火)
と、こいつがいた。
聖徒
バスター79(凛火)
こいつ…。俺を探ってるのか?
俺は輪火に疑いを抱いた。
聖徒
俺は早く帰りたくて、輪火を放置することにした。
バスター79(凛火)
バスター79(凛火)
俺は探られるのが嫌いだ。
特に、女には。
聖徒
バスター79(凛火)
聖徒
バスター79(凛火)
輪火は急に焦り出した。
バスター79(凛火)
俺は無視して、部屋に向かう。
バスター79(凛火)
だからなんだ。 それは本番じゃないからだろ。
バスター79(凛火)
バスター79(凛火)
無視し続けて、部屋に付いた。
聖徒
俺は壁をなぐる。
聖徒
俺は壁を蹴る。
聖徒
……………。
俺は、俺専用の新しいアーマーがないか探した。だが、昔のしかなく、ぱっとくるものがない。
………加護しかないのか?
……邪教しかいない、あれにか?
俺は12の上位だった頃では、珍しく加護を受けてなかった。バスターとサブウェポンで戦っていた。
だが、あんなやつらと絡みたくない。
俺はとりあえず、寝ることにした。