自分で言うのは難だが、正直俺はモテる
言いよってきた女とテキトーに付き合ってるくらいだ
今日もまた_
姫彩
あの…!これ、今井さんのですよね…?
俊
あ、俺の。サンキュ
手を触れ合わせたら彼女は、反射のように手を引いた
俊
(こいつ俺の事好きだな
俊
付き合わね?
姫彩
はい!えっ、あ、えと…
俊
今、はいって言ったよな
姫彩
はい…//
俊
姫彩
姫彩
ひっ!何ですか!?今井さん…!
名前を呼んだだけで真っ赤になる
俺のタイプは落ち着いて男慣れしてる奴だけど…。 ま、たまには純粋な奴でもいっか
俊
姫彩ー。帰ろ
姫彩
う、うん…!
俊
なぁ、
姫彩
どうしたの…?
俊
俊って呼んでよ
姫彩
へ…?
俊
いやーさ、カレカノって普通名前で呼び合うじゃん?だから
姫彩
しゅ、しゅん…くん…?
そう言いながら覗き込んでくる 真っ赤な顔の彼女の大きな瞳に引き込まれそうになった
俊
お、おう
俊
でも、もっと自然に言えるようにお家でれんしゅーしてこいよな
姫彩
う、うん。がんばる…よ
チュ
俊
…!?
姫彩
ん…
彼女の唇が勢いよく俺のに重なった
と、思ったとき_
姫彩
ひぁっ_
俺の体が弾き飛ばされた
姫彩
ち、近い…!
多重人格か。俺の彼女は。 でも、これまでしてきたどんなキスよりも、幸せだった