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k n
夜の公園
2人で1つのベンチに腰かける
時間も時間なため 他に人はいなかった
俺らは意味もなく沈黙を貫いていたが 彼の口が開き破られた
n k
n k
隠されてきた彼の心情が 言葉となって溢れてくる
n k
n k
n k
n k
n k
n k
n k
"でも"と区切って 儚げに微笑を浮かべる
n k
n k
n k
n k
k n
俺らの長年の恋は 幼い頃から続いている
最初はお互いあいつに恋しているのだと 察し合っていて
実際に確認したわけでもなかった
k n
k n
きっと みんなと同じ思いなのだと
n k
n k
涙を拭って伸びをすると いつもの明るい声に戻った
n k
n k
k n
話を聞くことなら いくらだってできる
俺のせいで傷ついた彼の思いが 俺の負担となるだけの話
s h k と両思いになれたことと比べれば 軽いもの...のはずだ
n k
s h k とのことを話したら 兄弟との関係は壊れてしまうのかな
それとも受け入れてくれる...?
...まだ、心の準備ができねぇな
n k
k n
k n
n k
高校生と大学生
俺らはもう
大人なんだから
"大丈夫"
k n
n k
なるべく音を小さくして 玄関のドアを開ける
k n
n k
ぎゃあああぁぁあぁあ〉
k n
n k
k n
n k
k n
部屋に入って速攻布団に潜る
春ではあるが 外にいるとまだ肌寒い
布団に入ると寒さは解消され 心地よい温もりに襲われた
瞼を閉じれば 眠ってしまいそうだ
s h k
k n
k n
s h k
電気を消していたせいで気づかなかった
どおりで布団が温かいわけだ
k n
s h k
s h k
k n
k n
普段なら絶対 寂しいとか言わないのに...
恋人になったら甘えてくれるのやば...
心臓持つかな
s h k
k n
k n
ちゅっ
s h k
s h k
罪悪感で押しつぶされそうだ
みんな s h k が好きで
もちろん同じように俺も好き
恋人になれてたまらなく嬉しい
でも
嘘をついて
独り占めして
兄弟を泣かせて
胸がきゅっと苦しくなっていく
ようやく叶った恋が
こんなにも辛いなんて...
k n
k n
華奢な体をした s h k に 抱きしめられ
そっと 抱きしめ返した