由紀
久しぶりだね。
海
…
由紀
ごめん。
海
うん。分かってくれたならそれでいいよ。
由紀
ありがとう。
海
1つ話を聞いてくれるかな。
由紀
うん。全然いいよ。
海
私には幸せがもう一度降りてきたの。
海
あれからね。
由紀
あの時は信じる力。見極める力がないから。葵を信じちゃったみたい。
海
全然いいよ!けどさ、
由紀
??
海
由紀。知ってたよね。
由紀
何が?
海
惑わされたみたいに言ってるけど。
由紀
それは。
海
あは、いいよ。無理しないで。
由紀
私の事は後でいいから。
海
そっか。
私の話聞いてくれるんだね。
私の話聞いてくれるんだね。
由紀
うん。
海
全部全部奪われた。
海
小学生の頃。周りに成績優秀、スポーツ万能、綺麗、優しい。
海
それをするにあたって「努力」と言う積み重ねがあったらしい。
由紀
生まれてからじゃないからね。
海
そうそう。顔以外は努力を積み重ねないとダメだからさ。
海
でね。中学で葵と会ったの。
海
初めは物知りで優しい人だった
ストーリー1、もう一度。
葵
ねぇねぇ海〜。
海
どうしたの葵!
葵
私海の事大切にしたいと思ってこれ!
海
わっ!お守りだ〜ありがと!
葵
いやぁ。えへへ喜んでくれて嬉しい!
海
大切に使うね!
海
てなったの。
由紀
そうなんだ。
海
私今でも大切に飾ってる。
海
葵は分からないけど。
海
いいよ。由紀耐えるから。
由紀
じゃあ話聞いてね。
由紀
当時は海の事が大嫌いだった。
海
うん。
由紀
だから葵と仲良くして。
海
そっか。
由紀
海と距離を起きたかった。
由紀
仕事も嘘だし。葵に協力したのも事実
由紀
海が大嫌いだから。
由紀
海が前に付き合った人も全部全部
由紀
私の好きな人
由紀
だから。葵しかいない。海が視界に映らないように気をつけた。
由紀
あの事件後
由紀
葵と遊んだ。
由紀
でも1mmも楽しくなくて。
由紀
身勝手な自分が嫌いで
由紀
日々泣いてつまらなくて。
由紀
いちいち葵が自慢ばかりで
由紀
うんざりで。
由紀
いつの間にか私は葵の自慢相手と
由紀
いじめの標的になった。
由紀
1日たりとも、この言葉を忘れなかった。
由紀
復讐
由紀
これで話は終わり。
海
そっか。
由紀
改めてごめん。
海
全然いいよ。
海
また連絡してね。







