主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
ちゅうい!⚠️ トラクロのBLだよ! 地雷さんと純粋さんは 今すぐ閉じようね! 本人様にご迷惑は掛けないでください! nmnm注意だよ!
主です
トラゾー
目を覚ます。カーテンの隙間から 日がさし、俺の黒髪を照らす。
真夏のじっとりとした 暑さが、一瞬にしてまとわりつく。
トラゾー
働き切らない頭でスマホを手に取る。
スマホの液晶に写された時間は 7時2分だ。
7時2分。
っえ7時2分っ?
トラゾー
トラゾー
やっと働いた頭がやばい、と 警報を鳴らす。
ばばばっ、と支度をし、 そこらにあった市販のパンをつかむと、家を飛び出した。
たったったっ…と、軽快に…と言いたい ところだが、実際は、 だだだだだだだだだだッッッッである。
周りの視線が刺さっている気がするが、 生憎ながら、周りを気にしている時間はないだろう。
徐々に近づいてきた集合場所の 十字路の真ん中でカラフルな頭が 2つ目に留まる。
トラゾー
???
???
???
トラゾー
???
俺がセーフだったことに対して 噛みついてくるのは、 ぺいんととしにがみさん。
ぺいんとは同い年、しにがみさんは 一個下だが、親友と言って差し支えないほど仲が良い。
蒲公英と紫陽花色の髪を 夏の風が揺らす。
ふと、1人足りないことに気がついた。
トラゾー
???
ぺいんとたちの後ろから声が聞こえる。
彼はゆっくり立ち上がり、 こちらを振り返る。
トラゾー
クロノア
微笑む彼はクロノアさん。 2人同様、親友の1人である。
彼の水色がかった白い髪を 朝日がほのかにオレンジに染めた。
俺はそんなクロノアさんが好きだ。
優しくて、悠然としてて、可愛くて。
でも、クロノアさんは先輩。俺は後輩。 そして、クロノアさんは高校3年生。
一緒にいられるのは今年が最後。
早く気持ちを伝えたい反面、 勇気がない。2つの壁に挟まれて、 身動きが取れないのだ。
ふと、クロノアさんの髪が目に留まる。 いつもはフードで見えない、 ふわふわとした猫毛の銀髪が。
綺麗だと、不意に思った。
そっと手を伸ばし、クロノアさん方が 年上なのに自分より低いところにある 髪に触れた。
クロノアさんの肩がびくっ、と 揺れ、こちらを振り返る。
クロノア
トラゾー
言い訳を何も考えていなかった割には、 それらしい言葉を言ったと思う。 偉い俺。
クロノア
少し顔を赤くして笑う。 そんな彼にきゅんとしてしまう 俺はきっと末期だろう。
ぺいんと
トラゾー
クロノア
自分で言っといてなんだが、 割と恥ずかしい。
いや、義兄弟として、そうだそうしよう と、心の中で弁解する。
しにがみ
しにがみ以外
ぺいんと
トラゾー
しにがみ
クロノア
これが日常。いつも通り。
これを壊したくないから、この思いは 暫く秘めたままだろう。
トラゾー
昼休み。 いつもなら騒がしいであろうが、
ぺいんとはらっだぁさんと、 しにがみさんは先生から呼び出し、 そしてクロノアさんは部活の 用事だそう。
俺だけ何もないため適当にぶらぶらし、誰か_主にクロノアさんだが_に 会えないかと考えながら、廊下を歩く。
誰か構えよッッッ1人寂しいんだぞ‼︎
クロノア
トラゾー
心の中で叫んでいたら1番会いたかった人が登場した。 …びっくりしたぁ…
トラゾー
クロノア
クロノアさんは手に持っていた紙を1枚 こちらに差し出した。 1番上の目立つところ、 そこには
トラゾー
と書かれていた。その下には日時や、 持っていくと良いもの、注意事項、
そして切り取り線の下に 会場入場券があった。
クロノア
クロノア
残った2枚の紙をひらひらとさせる。 呼んでもらうのは嬉しい。
だが、欲を言えば、俺だけ呼んで 欲しかった、と言っても1人で行く 勇気もそれほどないのでありがたい。
トラゾー
クロノア
そう挑戦的に笑ってみせる クロノアさんにきゅんとする俺は 多分末期だろう。
自信の中にある不安、 それを掻き消す決意の瞳。 それがが揺れ、綺麗だ。
トラゾー
俺が負けないくらいの笑顔で そういうと、クロノアさんは満足そうに頷いた。…可愛い。
いい背景が見つかりませんでした。 ここは弓道場。アーユーOK?え? 見えないって?じゃあ暗示かけてあげる!
大会当日。
ぺいんととしにがみさんと 合流して、凄く大きな弓道場に着く。
ちなみにらっだぁさんの分は 忘れていたそう。
可哀想に、とは微塵も思わないが。
ぺいんと
しにがみ
2人がなかなかの声量で話しているが、 まぁいいだろう((
そうこうしているうちに、 開会式が始まった。
一際人目を引くのは あの超絶イケメンだろう。
綺麗な銀髪に明るい緑色の瞳。 誰よりも袴が似合いまくっている。
現に近くにいた女子高生3人ほどが クロノアさんをみて きゃあきゃあしている。
気持ちはわかるがこういう時に 嫉妬する。
ふとクロノアさんの方に視線を戻すと、緊張しているのか 顔がこわばっているように見えた。
退場の際、クロノアさんが こちらに視線をよこした。
ぱっ、と顔が明るくなると、 微笑みながら小さく手を振った。
周りの女子高生から声が上がる。
俺は気にせず軽く手を振り返し、 頑張って、と口パクをする。 気付いたかは分からないが。
しにがみ
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
トラゾー
しにがみ
そうわちゃわちゃしていると、 クロノアさんの番がまわってきた。
クロノアさんの行動全てを 目に焼き付ける。
すぅ…っと、会場が静まり返る。
息をするのも憚られるほどの、
緊張感。
弓と矢を当てがい、 ゆっくりと引いていく。
目を閉じる。
かっこいい。
不意にそう思う。
ああいうところに惹かれるのは 言うまでもなく好きを痛感する。
目を開く。
その目は深い影を落とし、
狙った獲物は決して逃さない。
勝つ意思。決意。
そして限界まで引かれた弓から 手が離れた。
パァンッ__
ぺいんと
しにがみ
クロノア
そう笑うクロノアさんの手には トロフィーと表彰状が入った袋。
そう、本当に優勝したのだこの猫は。
トラゾー
クロノア
弓道場の近くにあった海。すっかり 日が落ち、橙色の空が見て取れる。
綺麗さと眩しさに目を細める。
クロノア
トラゾー
不意に名前を呼ばれて、振り返る。
クロノアさんは俺の後ろにある夕日に 眩しそうにしながら、 言葉を続ける。
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
付き合ってくれませんか
そう言われた瞬間、体が動いた。
勇気を出して、しっかり目を見て、 こちらを待っている。
震えている俺の好きな人へ 腕を伸ばし、捕まえる。
耳元で、ひゅ…っ、と 息を呑む音が聞こえる。
クロノア
トラゾー
トラゾー
クロノア
トラゾー
トラゾー
クロノア
トラゾー
トラゾー
俺も貴方が好きです
貴方を抱く力を強める。 逃げないように。 逃がさないように。
すると、クロノアさんも俺の腰に 腕を伸ばした。そのまま、 きゅ…と弱く力を込められる。
俺の肩あたりが濡れ始め、
クロノア
小声で安堵する。
まだ震えている体を撫でる。 ゆっくり、優しくさすってみせる。
ぺいんと
しにがみ
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
しにがみ
何故かちょっとキレている腐男子さん。
でも、本当にいい親友を持ったと 心底思う。
トラゾー
クロノア
照れているクロノアさんにきゅん、と する俺は末期だ。可愛すぎる。
ぺいんと
しにがみ
クロノア
そう笑う。俺の彼女。
新しくできた愛する人に、そっと
キスをした
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
主です
コメント
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初コメ失礼します〜°・* 性癖にぶっ刺さりました…() 臨場感が伝わってくるような作品……まぁ一言で表すと神ですね((( こんな神様がフォロワー様だったなんて…! 長文失礼しましたぁぁ
神… フォロー失礼します!!