お話始まる前に伝えたい事(?)というか登場人物詳細の話です!!
少し整理するために書かせてください!!!
(♥️) 鯨ちゃん|ハンマくん
若ちゃん|ランくん
ぼく(人)|ミツヤくん
繰ちゃん|リンドウくん
織乃うかちゃん|マンジロウくん
じあちゃん|カワタ兄弟
この方達で今のところ話を進めていきたいと思ってます!
メインは鯨ちゃんなので登場回数に差が出ます。ごめんなさい!!
あとオリジナルに近くする為結構設定いじくりまわしてます
2017年時代は皆仲良し設定です。
所謂社会パロ的なやつに半分浸かってる感じのお話を想像して頂けると...(?)
取り敢えず本編リベとは関係無いお話として読んで頂けたら幸いです🥺
あと僕の名前が「人」になってるんですけど、
読み方は「いぶ」でお願いします(
ではどうぞー!
...結局、今考えて分かるのは3つだけ。
私は一旦この状況を再理解するため、頭の中を整理した。
1つ目は私が過去に戻れるって事。
でも何をトリガーにしてタイムリープ出来るのはまだ分かってない。
2つ目は未来を変える事が出来る。
実際連絡先に知らない子ばっかりだったから、過去で何やかんや遭ったはず...
そして3つ目。
私に彼氏が出来ている。
しかもちょーっと怪しめの人。
ハンマ|次の電車乗ろーぜ、俺家まで送ってく
鯨|え、家まで!?!?
あれ、私とハンマくんって同居してるんじゃ...??
まだしてなかったの!?
私の唯の勘違いって事、、??
ハンマ|...なに、俺ん家来たいの?♡
背のある彼はニコニコ笑いながら私にそう言う。
圧倒的に距離が近過ぎる。
鯨|い、いや...あの...
ていうか!! 私が何でこの人と付き合ってるのかって事!!
よりによってこんな不良道歩んでそうな人とどう接点を、、
と考えると、ふと思った。
そういやカズトラも不良だった.....
2005年は不良しか私の周りには居ないのかね、、
少しテンションダウンした私に、隣で歩く彼が急に立ち止まった。
あれ、、私何か怒らせちゃったかな。
そう思い私が謝ろうと口を開くと同時に、バックの中でスマホが光った。
そのスマホの通知音は鳴り止まず、誰かからの電話だと分かった。
鯨|ご、ごめん...ちょっと電話...、
そう軽く謝ると、少し拗ねた様な顔をしたハンマくんが見えた。
けどその電話が上司からだったら無視出来ないので、直ぐにスマホに目を移した。
鯨|(...え?誰だ、、この人...)
その電話は全く知らない人からの電話だった。
『マンジロウ君』と書かれたその連絡先に、私は見覚えが無かった。
取り敢えずこれは出るべきなのか?
この電話の人も、私がさっき過去に戻ったお陰で仲良くなった人なのか...?
鳴り止まない電話の音に悩まされ、出るか出ないかで頭の中がいっぱいになる。
パシッ
鯨|あッ
すると、手の中にあったスマホはいつの間にかハンマくんが持っていた。
少しの間彼は私のスマホ画面を伏し目で見たと思いきや、その電話を自ら切った。
鯨|え、...ハンマくん?
ハンマ|誰、コイツ。俺以外の男と話して楽しーわけ?
やば...明らかにミスった、?
ハンマ|あのさぁ...カズトラでも嫌気刺してんの。なのに他の男と電話とか有り得なくねー?
ハンマ|鯨ちゃんは俺のモンだろ?
何で、こうなったの?
さっきまで普通にしてたのに、他の男の人の事になると人が変わったように見えた。
だから今回の件でカズトラが大怪我をしたってのに、こんなに冷静だった訳?
思わず少量の怒りが口から出そうになったが、今この状況下を見て辞めた。
恐怖から言葉も出なくなっていた。
ハンマ|やっぱ明日の見舞い辞めねー?俺行きたく無くなった
するとさっきの雰囲気を捨てたかのようにまた人が変わった。
鯨|.....う、ん...そうしようかな、
ハンマ|じゃあ明日どっか遊びに行こ♡
私のスマホを返すと同時に、頭をポンッと撫でられた。
自分とは明らかに大きさに差のある手の平は、まるで私を子供の様に扱っている。
本当は今すぐにでもカズトラの様子を見に行きたい。
私を助ける為にこんな大怪我して...ちゃんと謝りたい。お礼もしたい。
でもそれをも握り潰されるように、ハンマくんの言葉の圧にやられてしまった。
私も、この人も...、サイテーだ。
何で私と付き合ってるのかは知らないけど、私はこの人と別れたい。
もう1回過去に戻って...ハンマくんと付き合わない未来に変えたい。
私はそう決心した。
翌日、私は5時に起きてしまった。
昨日の事やら沢山あり過ぎて、寝付けなかったのは当然だと思いたい。
なんて言ったって今日はハンマくんに遊びに誘われた日。
昨日の夜結局私は了承してしまった。
打撲を負っただけの私は、昨日の事を思い出す。
とにかく、ハンマくんが私の家に迎えに来る12時までに『過去に戻る方法』を見つけないと。
死に際...?死にそうになったら過去に戻れるとか?
でもそんなのだったら毎回命懸けのタイムリープになってしまう。
そんなの絶対嫌だ。
鯨|ん~...何かヒントがあれば、、
パジャマのまま私はベッドの上で考え直すと共に、思い出す作業をした。
すると、何かヒントになりそうな事を思い出した。
『マンジロウ君』だ。
昨日電話してくれた男の子。
電話して喋ってみたら、何か現状が変わるかもしれない。
今の所未来が変わってから目立ったアクションもしてないし、、
私は電話の履歴が残らないよう、『マンジロウ君』とやらに電話をした。
この時間に掛けたら怒るかなと今更ながら思い出す。
でももう掛けてしまっていた。
...すると案外、『マンジロウ君』は直ぐに出てくれた。
マンジロウ|...んぅ~、、もしもし...
その声は眠そうだった。
鯨|も、もしもし...マンジロウ君...?
マンジロウ|...ぁれ、...鯨...?
鯨|そ...そう。ごめんね、こんな時間に掛けちゃって...
マンジロウ|本当だよ...、、マジで...
相当眠たそうだ。
確かに朝5時に電話はキツかったかぁ、、、
鯨|...今大丈夫?昨日の電話について聞きたくて...
この私の喋り方でマンジロウ君は特に反応してないから、こんな感じで接すればいいのか。
マンジロウ|ん...昨日...?俺お前に掛けたっけ、、
鯨|うそ、掛けてない?
でもちゃんと画面には『マンジロウ君』って書いてあった...
マンジロウ|.....、うかが掛けたかもしんねぇ...それかエマだな、、
鯨|...、
マンジロウ君の言葉から2人の登場人物が出てきた。
うかちゃんとエマちゃん。
どちらも女の子の様な名前。
マンジロウ|...2人まだ起きてねぇから、起きたら掛け直......
するとマンジロウ君の声が途切れた。
あれ、寝た?
鯨|...結構可愛い子だな、ㅋㅋ
ゆっくり電話を切り、しっかりと履歴を消す。
ハンマ君にバレて、昨日の様になってしまうのが怖かった。
受話器を戻して、エマちゃんかうかちゃんのどちらかからの連絡を待つ事にした。
お腹空いたし、何か食べ物あると良いんだけど、、
取り敢えずお湯を沸かして、スープでも飲むことにした。
やかんにお湯を入れ、久しぶりにキッチンに触った気がする。
他の物も食べようと冷蔵庫を開けた瞬間、私はカズトラの事を思い出した。
私のせいで、大怪我をした。
実は昨日こっそり病院に電話をして、カズトラがどんな状況かを聞いていた。
まだ意識が戻ってないみたいだった。
頭を強く打ったせいで、記憶障害に陥る可能性もあると告げられた。
そんなの嫌だ。ずっと私の隣に居てくれたのに。
鯨|...、、、
そう考えると、今でも涙が溢れそうになる。
でも今は我慢。泣くのはまだ早い。
自分で何とかしなくちゃ、、
するとその時、後ろから嫌な気体音が聞こえてきた。
鯨|あッ、お湯!!!!
ボーッとしていたせいで、お湯が激しく沸騰していた。
慌ててIHの電源を切って、タオルで零れた雫を拭き取った。
すると電話が鳴った。
多分マンジロウ君からだ。
早く電話に出ないと、、
鯨|熱ッッッ!!!!
慌て過ぎたせいか、片手で持っていたやかんからお湯が腕に零れてしまった。
するとあの感覚が襲う。
心臓がドクンと胸打って、私の意識は遠のいた。
目が覚めると、そこは学校の校門だった。
鯨|あれ...私、、
タイムリープ...したのか。
結局電話出れなかった...何であのタイミングで、、
...過ぎてしまった事を考えても仕方ない。
とにかく、今この状況が何なのかを考えなくちゃ、、
辺りを見回すと、どうやら下校時刻らしい。
携帯電話をリュックから取り出し、日付を見ると、2005年の7月5日だった。
初めてタイムリープした日から1日経って、今2度目のタイムリープ。
どうしよう...何を条件にタイムリープ出来るのか全く分からない。
鯨|(とりあえず家帰るか...)
今ここで立ち止まって分かる訳もなく、1度家に帰ってゆっくり考える事にした。
今日は塾も無い筈だし、多分大丈夫。
足を前に踏み出した瞬間、私の携帯の通知が鳴った。
誰からだろうと思い開くと、母からおつかいして来てというメールだった。
どうやら野菜が無いらしく、スーパーかコンビニでも良いから買って来てとの事だ。
鯨|仕方ないなぁ~
久しぶりに母と喋れて(画面越しだが)、少し浮かれた感情になった。
そんな訳で今私はコンビニに向かっている。
コンビニの方が近かったし、少し高いがスーパーまで歩く気力が無かった。
コンビニのアイスとか久しぶりに食べたいしね。
夕日が落ちる頃、懐かしい道を歩いて考えた。
気付いたら未来が変わってて、
私に彼氏が出来てた。
しかも結構束縛気味の。
いつか監禁されそうなんだが...
そんな事を脳裏に起きながら、過去でどうしたらハンマ君と別れられるのか。
いや、そもそもハンマ君と出会わなければ良いのだ。
過去での出会いを回避すれば、私とハンマ君が付き合う事は無い。
ある程度考えを固めると、いつの間にかコンビニに着いていた。
懐かしいな、このコンビニ。よく来てた場所だ。
古い思い出に浸った後、私は野菜とアイスを買って帰ろうと思った。
でもどうやら、コンビニよりスーパーの方が良かったらしい。
鯨|ぅ.....あ、え.....あれ、、
そのコンビニの入口に立っていたのは多分、いや絶対不良の方。
その人は日本人離れした長身に、携帯電話を弄りながら煙草を吸っていた。
しかも手の甲には「罪」と「罰」とそれぞれ書かれている。
.....ハンマ君だ。
嘘でしょ...出会い回避しなきゃなのに、もう出会ってしまっている。
.....いや、まだだ鯨。
まだハンマ君の方は私の事を知らない!!はず!!
しかも相手の方はまだ気付いてないし、このまま知らないフリして入れば...
そう思い、いや、思いたかっただけかもしれないが
知らないフリをして、冷や汗をかきながらコンビニに入ろうとした。
でもどうやら、それは無理だったようで。
カランッ
焦りに焦って手が震えていた。
両手でしっかり持っていた筈の携帯電話は、地面に転がった。
鯨|ッッッッッッッ
死んだ...ミスった.......
いやダメだ!!!すぐ拾って!!
まだ諦めちゃ___
|はい、ドーゾ
鯨|.....ぁッ.....
.........終わった。
携帯電話を拾ったのは私では無く、ハンマ君だった。
思わず息の根が止まりそうになって、今にも倒れそうだ。
鯨|ぁ...ありがとうございますッ、、!!
最後の気力を使って、私は腹から声を出した。
よし。逃げよう!!!!!
ガバッとハンマ君の手の平に乗った携帯電話を取り、
お礼を言って、ハンマ君に背を向けて走った。
本当に未来、変えれるの...!?!?!?
私は半泣きになりながら、携帯電話を握り締めた。
コメント
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はんまちゃあんは監禁したいんだね。よししよう(?)
元碡苺ちゃんだよねっ!?! うわぁ!お久しぶりでございまするっ!✌️🤍
めっちゃストーリーつくるのがうますぎます…細かくてめっちゃ好きです…!!次も楽しみにしてます!