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ここ最近 ずっと部屋にこもり 仕事に取り組んでいる彼

仕事の邪魔はしたくないし、する気もないけど、流石に少し心配だ。

○○

(ホットミルクでも持っていくか…!)

そう思い、お揃いのマグカップにホットミルクを注いで彼の元へ持っていく

コンコン

○○

入っていい?

三ツ谷

ん?どうした?

○○

ホットミルク持ってきたよ!

三ツ谷

気が利くな○○は😁

○○

へへ笑

○○

ね、たかちゃん?

三ツ谷

ん??

○○

私ここでお仕事見てていい?

三ツ谷

え?

三ツ谷

まぁ別にいいよ笑

○○

ありがと!!

1度はじっくり見てみたかったデザイナーの仕事

○○

(すごいなぁ…)

なんて感心していると

○○

ウトウト…(眠、、、)

現在時刻 am.2:50

見事に睡魔に襲われた

○○

クー クー

三ツ谷

…え、○○?笑

○○

スピー スピー

三ツ谷

ったく。笑

バサッ フワ (毛布です。)

○○

んん…スピー

三ツ谷

おやすみ○○

暖かい温もりに包まれると同時に優しく落とされるキスを眠りながらも微かに感じた

○○

んん……あれ?

○○

朝だ…私寝ちゃってたのか

気がつけば暗かった部屋が朝日で照らされ 明るくなっていた

○○

(毛布かけてくれたんだ…)

ふと 彼の方を見ると 机に伏せる形で眠っている

私は 自分にかかっていた毛布をかけてあげた

○○

風邪ひくぞ~…って

○○

うわぁ!凄、、

マネキンに着せられた まだ製作途中であろう 純白のウェディングドレスが視界に入る

○○

途中でもこんなに綺麗なんだ、、

○○

完成したらどうなるんだろ~

完全にウェディングドレスに見とれていると

三ツ谷

…わ!

○○

ひぇ!?!?

ドン!ビリビリ!

○○

…………

三ツ谷

…………

驚いた拍子に躓き 目の前のウェディングドレスに咄嗟にしがみついてしまった

制作過程の物なので、軽く引っ張っただけでも破れてしまった。

○○

ごめん!!!

三ツ谷

…謝って済むことじゃねぇんだけど

○○

でも、驚かしてきたのはそっちda…(((

三ツ谷

だとしても、目の前のウェディングドレスにしがみつくのは違うだろ!

○○

ご、ごめんなさい、、

ここまで怒鳴られるのは初めてでどうしても声が震えてしまう。

○○

(腕も痛いな、、)

それに加え、マネキンの金具で擦りむいてしまった腕からは血が滲む

気づかれないように、そっと傷口を片方の手で抑え

○○

本当にごめんなさい…グスッ

三ツ谷

ちょ、どこ行くんだよ!

バタン

外へと飛び出した。

三ツ谷

はぁ…流石に言いすぎたな、。

許してあげたいという本音とは裏腹に、続いた徹夜から来るイライラで責め立ててしまったことを後悔し

頭を抱え、かがみこんだ。

○○

はぁ、、、やっちゃった。グスッ

○○

あれ、徹夜してまで仕上げてた物だったよね…

○○

私…邪魔しかしてないなぁ、、グスッ

朝日が照らすベンチに座り 1人で泣いていると

ドラケン

あ?○○ちゃんか?

エマ

あ!ほんとだ!

エマ

○○ー!

○○

…エマ?

エマ

え、なんで泣いてんの!?

ドラケン

三ツ谷となんかあったか?

○○

ドラケンはいつも察しがいいね、笑

エマ

何があったか このエマに話してみな!

○○

実は…

突然名前を呼ばれ振り返れば 龍宮寺夫妻が居た(((

びっくりしながらも、今朝あったことを説明した

○○

…ってことがあって。

エマ

だいぶやらかしたね笑

ドラケン

だな笑

○○

最低だよね私。

○○

彼女なのに…仕事の邪魔ばっかりして…

ネガティブな感情が湧き出てくる度に比例して涙も溢れてくる

エマ

そんなことないよ!

ドラケン

おう、三ツ谷も多分もう気にしてねぇよ笑

エマ

今頃、探し回ってるんじゃない?笑

○○

そう、かな。

エマ

そうだって!!

エマ

元気だしな☺️

○○

ありがとう笑

○○

でも、この後どうしよう、、

○○

家には帰りずらいよ…

エマ

んー、確かにね🤔

ドラケン

じゃあ、俺の店来いよ

エマ

いいじゃん!それ!

エマ

行こいこ!

○○

え?あ、うん!

エマに手を引かれ 向かった先はドラケンのバイク屋さん

ドラケン

狭いけど ゆっくりしてけよ😁

○○

本当にありがとう、

ドラケンとイヌピーが共同で営んでいるというバイク屋さんの上に位置する小さな部屋に案内された

エマ

もう、元気だしなって!

ドラケン

俺 ちょっと仕事戻るわ

エマ

はーい!頑張ってね!

○○

行ってらっしゃい!

ドラケン

おう笑

まだ仕事が残っているらしく、下に向かうドラケン

エマ

てか、○○!

エマ

腕!!血出てるじゃん!

○○

あ、、ほんとだ

エマ

早く手当しないと!

○○

あはは、ありがとう笑

エマ

何笑ってるの!?笑

慣れた手つきで テキパキと怪我の手当をしてくれる。

エマと話をしていると、自然と心が明るくなっていき さっきまでの不安などが吹き飛んだ気がした

それからも他愛もない話をしていたら、エマが突拍子もない質問をしてくる

エマ

○○と三ツ谷は 結婚の予定ないの?😏

○○

え!?

○○

結婚…かぁ

エマ

ほら、2人めっちゃ仲良いし!

エマ

私はてっきり婚約でもしてんのかと思ってたわ笑

○○

たかちゃん 仕事に追われててそれどころじゃないって言うか…

エマ

あ~そっかそっか

ドタバタ バン!

そんな事を話していると 階段を駆け上がる音が聞こえ、数秒後に扉が勢いよく開けられた

○○

!?

エマ

え、なに!?

三ツ谷

○○…!ハァハァ

○○

たかちゃん!?

エマ

わーお

三ツ谷

探し回ってたら、イヌピーから連絡があって

エマ

あ、私けんちゃんの所行ってくるね~

○○

え、エマ!?

エマ

ごゆっくり😏

そういい、出ていくエマ

○○

……

三ツ谷

……

三ツ谷

○○ごめんな。

○○

いや、私こそ本当にごめんなさい。

三ツ谷

○○は悪くねぇよ。

三ツ谷

…って、その腕の包帯、、どうした?

○○

あ、マネキンの金具の部分で擦りむいちゃって…

三ツ谷

大丈夫だったか!?

三ツ谷

気づいてやれなくてごめんな……

○○

もう、謝らないで!

○○

大丈夫だから😊

三ツ谷

あのさ、

○○

うん?

三ツ谷

…あのウェディングドレスさ、過去最高傑作だったんだよね。

○○

…!?!

○○

嘘、、それを私破っちゃったの……

私が破ってしまったウェディングドレスは、彼にとって過去最高傑作だったと告げてくる。

それを聞いて、余計負い目を感じていると もう一度口を開く彼。

三ツ谷

でも、今回の出来事のおかげで

三ツ谷

もっと傑作のものが出来上がりそうだよ。

○○

え、?

三ツ谷

○○、俺と一緒にデザイン考えてくれる?

○○

…!!!

○○

うん!!!考える!!

満面の笑みを浮かべそう答えると 彼も笑みを零す

三ツ谷

ありがとう😊

○○

ちなみに、どんな人が着る予定なの??

三ツ谷

それは

○○

三ツ谷

とっても綺麗な女性で、これから作るウェディングドレスにぴったりな人だよ

○○

へ~!!

○○

だったら、気合い入れないとね😤🔥

そう、私が言うと 何か物言いたそうな顔でこちらを見つめてくる

○○

たかちゃん、、?

○○

どうしたの?

三ツ谷

○○

○○

うん?

三ツ谷

出来上がったウェディングドレス。

三ツ谷

俺の横で着てくれますか。

○○

え…!?!

○○

それってつまり

三ツ谷

俺と結婚してください。

○○

…喜んで!

三ツ谷

ほんとに?

○○

うん!!

三ツ谷

良かった…

突然のプロポーズに零れそうな涙を我慢していると、下にいた みんなが祝福をしてくれた

エマ

おめでとう!!!

ドラケン

良かったな三ツ谷😊

イヌピー

おめでとう2人とも。

あれから数ヶ月 2人でデザインを仲良く考え

出来上がったウェディングドレスに約束通り彼の隣で裾を通した‪𓂃 𓈒𓏸໒꒱

𝑒𝑛𝑑

彼女に怪我させてしまったお話

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コメント

12

ユーザー

いや、主様なんでこんなにすごい作品ができる?!!天才だ!!

ユーザー

三ツ谷、告白の仕方がイケメンすぎ

ユーザー

いや、、フォローめっちゃ最高やん、流石人の心を傷つけないで会話できる男だ!

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