やさしいあるじさま

鬱展開注意

監禁表現あり

苦手な方回れ右

XXX年前

ジャラジャラジャラ

僕には生まれた時から自由なんて

なかった

バキッボコっ

心の中ではずっっっっっと痛かった。苦しかった。逃げたかった。でもね、僕は外の世界を知らない。知ってるとしたら、部屋についてる小さな窓から見える、同じくらいの男の子達が口角を上げて遊んでいる景色ぐらい。それしか知らないし、それしかしれない。僕はとっても惨めな子。昔からそう言い聞かされてきた。

そう言ってあの人たちは出て行く

僕の身体は傷だらけ。切り傷擦り傷痣骨の折れた跡。そんなものしかない。これが幸せなのかどうか分からない。僕と同じくらいの子はずっと遊んで楽しそう。僕は外にすら出たことがない出ようとするなら即鞭打ち。

これは麻酔はないからとっても痛い。その後に焼印を押される。辛い日々どうしたら逃げれるか僕は今日も考える。

来る日も来る日もそんな日が

続いていた

そんなある日

ぷつん

僕の中で何かが切れる音がした

来る日も来る日も

実験暴力実験暴力実験暴力実験暴力実験暴力実験実験暴力

これの繰り返し

そして、僕が19歳くらいになったある日

繰り返し繰り返し

段々、曜日感覚がバグってきた。今日が何年の何月何日か分からない。年号も。もう､､､､逃げられないしなんでもいいか､､､､

自分の手や足を見つめてると思う。お風呂の時しか手錠を外してもらえないから、手首や足首が赤くなってる。

べちん

きらーん

スッ(指輪をはめる)

そうして僕は

あくねこの世界へ

ってかんじ

次回監禁

お楽しみに