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1 - 青組の喧嘩

♥

603

2023年12月31日

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青組同棲してます

in 青組house

 

If

カタカタ、カタカタッカタ、、カタッ

-hotoke-

いふくーんっ!

If

んぉ?

If

どうした?

-hotoke-

ねぇ見てぇ!

-hotoke-

僕ここ行きたいっ!

ほとけが見せてきたのはおしゃれなカフェのような所だった

If

……ん?

If

?カフェ……か?

-hotoke-

そうっ!

-hotoke-

新しくオープンしたんだって!

-hotoke-

若い子達にめっちゃ人気らしいよ~っ

If

へー

いかにもほとけの好きそうな美味しそうなスイーツが並んでいる

-hotoke-

ねっ!あした行こッ!あしたっ!

If

ん~…………

If

ごめんなぁ、今仕事忙しくてさ

If

いれいすの方も結構残っとるんよ

せっかく誘ってくれたほとけには申し訳ないが、生憎やらなければならない仕事がたくさん残っている

最近は特に忙しくて、いれいすの活動も含めればほとんど休みはなかった

-hotoke-

えっ~?!

-hotoke-

なんでぇ~?!

-hotoke-

いこぉーよぉ!

If

んー、ごめんって

珍しく、、、もないが ほとけが駄々をこねはじめた

-hotoke-

いーじゃんか!仕事ぐらいッ!

If

……っは?

発せられた仕事ぐらいという言葉。 その時仕事に追い込まれていた俺にはその言葉がやけに突っかかってしまった

If

なんやねん、仕事ぐらいってッ

-hotoke-

だっていふくん全然遊んでくれないじゃん!

-hotoke-

最近デート誘っても仕事ばっかで行ってくれないしぃ

If

仕事やねんからしょうがないやろ……

-hotoke-

じゃあ僕と仕事どっちが大切なのッ!

If

はぁ……?お前またそうやってなぁッ

言い合いがどんどんヒートアップしていく

-hotoke-

うるさいうるさいっ!

-hotoke-

僕は仕事とどっちが大切かきいてんの!

-hotoke-

どうせ答えれないんでしょっ?

If

だから、しょうがないやろっ、て……

-hotoke-

あぁ~あッ!

-hotoke-

いふくんって本当可愛くないっ!

If

…………は、、ッ

『可愛くない』その言葉が俺の胸に突き刺さり、何が崩れたような音がした

-hotoke-

良いですよぉ!僕は可愛い可愛いりうちゃんと初兎ちゃんと行って来ますよぉーっだ!

If

……ッと、る

-hotoke-

If

俺が可愛く無いことなんか……ッ

If

俺が一番ッわかっとるわッ!

俺はもうこの場に居るのが耐えられなくて 零れてきそうな涙を無視し、 家から何も持たず飛び出した

-hotoke-

えっ?!ちょっと!

-hotoke-

いふくんッ?!

やばい、、やってしまった

いふくんは普段から凄く優しくて、僕の言うことは渋りながらも大抵やってくれる

今回もいつものわがままで終わるつもりだった

だけどお互い……いや、 一方的にかもしれないが、だんだんヒートアップしてしまい

ついに僕は、一番言ってはいけないことを口にしてしまった。

彼は自己肯定感が低い

まだやれる。あの人の方が凄い。 と動画内でふざけて言うことはあっても、普段裏で自分を褒めるなんてことは一切しない

そんな彼が自分は可愛くない。と気にしていることも知っていた

だからその分僕がいふくんは可愛いと、僕の一番だと伝えてあげなければいけなかった

実際僕にとっていふくんが一番可愛いことにはかわりはないし、それはこれからも変わらないだろう

僕の悪い癖だ。 感情が高ぶったとき、その瞬間に思ったことを口にしてしまう

そして、、彼を傷付ける

-hotoke-

…………(最低だ、、僕ッ)

 

咄嗟に出てきてしまった

いつもにまして疲れがたまっていた俺はほとけの冗談交じりの言葉を受け流すことが出来なかった

『可愛くない』

わかっている……わかってるんだ。

でも俺なりにほとけに可愛いと思って貰えるように努力はしていた

身長もほとけより高い、年齢だって上だ。 普段声が可愛いわけでもない、甘えれない 顔だって可愛いとはかけはなれていた

それでもほとけは好きだと言ってくれるから じゃあもっと好きになって貰わないとなんて

ポツッ、、、ポツッ

If

……ヘ?(雨……?)

家からは何も持ってきていない

だが、今自分の家に帰る気にはなれなかった

If

、、(いきなり行ったら迷惑かな……)

そうは思いながらも俺の足は確実にそっちに歩みを進めていた

ザーザー、ザーザー

初兎

……雨凄いなぁ

初兎

ないちゃん大丈夫かー?

ないこ

うんまぁ、、朝よりはまし~

初兎

そっか、、

初兎

なんか暖かい飲み物入れよか?

ないこ

ん~ん、大丈夫

ないこ

それよりしょーちゃんこっち来て

初兎

ん?なんで?

ないこ

いーからっグイッ

初兎

うおっ!ポスッ

ないこ

ギューッ

初兎

ふはっ、くすぐったい……w

ないこ

フフッ、、コチョコチョ

初兎

えっ!ちょっw

初兎

ぐッ……wフハハハハッちょっ、とww

初兎

ないちゃんっ!w

ないこ

フフッw

初兎

お前さては元気やろっ……w

ないこ

ばれた?w

ピーンポーン ピーンポーン

ないこ

ん?

ないこ

こんな時間に誰や?

初兎

ないちゃんなんか頼んだ?

ないこ

え~、、いや特に

初兎

んー?誰やろ

初兎

出てくるわー

ないこ

ありがと~

初兎

……トコトコ、は~いガチャ

ドアを開けた先にたっていたのは配達員。 ではなく、びしょびしょに濡れたまろちゃんでした。

初兎

えっ?!どうしたんッ?!

If

……よ……w

初兎

え~ッ!なんで、え、なんでびしょびしょッ

初兎

え、傘はッ?

If

…………んー、ちょっといろいろあってw

If

今日泊めてくれへん……?

初兎

いや、それはええけどッ

初兎

とりあえず体拭かなッ…

ないこ

、、しょーちゃーんどうしたってまろ?!

ないこ

えッなんでびしょ濡れなんッ?

If

……w、、

まろちゃんは理由を聞かれても何も言わない まぁきっといむくんと何かあったのだろう

取り敢えずびしょ濡れのまろちゃんの体を拭き、タイミング良く沸かしていたお風呂にまろちゃんを押し込んだ

ないこ

……え?

ないこ

まろどうしたん?

しょうちゃんが帰ってくるのが遅くて、玄関に行ったらびしょ濡れのまろがいて。

初兎

わからへん

初兎

聞いてもいろいろあってって言われた

まろは、俺たちの問い掛けに対して困ったように眉を下げた笑顔で何も言わなかった

ないこ

ん~、まぁいむだろうなぁ

初兎

やんなぁ

初兎

まろちゃん上がってきたら聞いてみる?

ないこ

ん?あ~、、、

ないこ

まぁ、まろから言ってくれるの待ってても良いと思うけどね

初兎

んー、そっか。
確かに、待っておこか

ないこ

うん

ないこ

取り敢えず俺たちもまろあがってきたら風呂入ろ

初兎

そーやね

風呂から上がるとないことしょにだも 「俺たちも風呂入ってくる~」 と行ってしまった。きっと彼らも気をつかっていつも道理接してくれているのだろう

あいつらが風呂に行ってから約15分。 2人ともほかほかで出てきた

If

おかえり、

ないこ

ただいまぁ

ないこ

あ、適当にテレビとか見てて良いからね

If

うん、ありがと

初兎

ないちゃーん、ドライヤーしてぇ

ないこ

ん、トントンおいで

初兎

わーいっw

しょにだがないこに甘えて髪を乾かして貰っている

しょにだは、ないこがあぐらをかいている足に座っていて、幸せそうで

ないこもしょにだを時より後ろから包み込むように、守るように抱き締めていて……

ブォーン

初兎

ふはっwないちゃん好きぃ~

ドライヤーの音の隙間から微かに二人の会話が聞こえてくる

ないこ

w、知ってる

初兎

え~、ないちゃん言ってくれんの?

ないこ

フフッwしょーちゃん可愛いね

『可愛い』 普段からないこがしょにだに言っている言葉

だけど、それが今の俺には凄く突き刺さって

しょにだは可愛い。しっかりないこに甘えられて、笑顔が可愛くて、守ってあげたくなるようなそんなこで

俺なんかは、全然可愛く、なく、て

そんなことを考えているとほとけの言葉がフラッシュバックした

その瞬間目の奥がジ-ンと熱くなって

If

……ッ(あかん、ッ泣くな、)

If

(泣くなよッ……)、、、ック

必死に堪えようとしたが、そんなの気持ちで押さえれるようなものではなく、生暖かいものが頬を伝った。

初兎

、、へっ?!まろちゃんッ?

ないこ

ん?えッ!まろ?!

ないこ

どうしたどうしたッ?

2人とも俺が泣いているのに気づいてすぐに駆け寄ってきてくれる

そんな優しさにもっと涙が止まらなくなってしまった

けれど2人とも俺が落ち着くまで、背中を擦ったり優しい声をかけてくれていた

ないこ

どお?

ないこ

ちょっと、落ち着いた?

If

うん、ごめん……

初兎

ええんよ、謝らんとって?

ないこ

何があったの?いむでしょ?

If

……おん

それから俺はあったことを全部話した 二人は黙って聞いててくれて、話し終わったときには二人揃って抱き締めてくれた

初兎

まろちゃんは可愛いねぇ

If

、、へ

初兎

彼氏のためにいっぱい努力して、可愛くなりたいだなんてそんなに可愛いこはおらんよ

初兎

いむくんはそんな可愛いこを泣かせてっ、僕がまろちゃんのこと貰ったろかな

ないこ

ポンッ大丈夫だよ

ないこ

彼女が自分のためにそんなこと思ってくれてて可愛いと思えない彼氏なんて居ないよ

ないこ

ね?

If

……ッ、、うん

初兎

ギューまろちゃん可愛い、大好き

2人の言葉が暖かすぎてまた泣いてしまいそうになったとき誰かの携帯がなった

プルルルル プルルルル

ないこ

ん?

ないこ

電話?

初兎

ないちゃんの?

ないこ

うん、、あ、いむだ

If

え、

ないこ

はいもしもーs

-hotoke-

『ないちゃん!いふくん居ないっ?!』

ないこ

うるさっ、まろうちにいるy

-hotoke-

『ほんとっ?!今から行くからッ!』

ないこ

わかったけど一回落ち着けッt

ピロンッ

ないこ

、、、えぇ?

ないこ

切られたんですけど

初兎

wいむくん慌てすぎ

ないこ

w……なにあいつ

初兎

てか、ほらっ!

初兎

みたやろ?いむくんの慌てっぷりw

If

……

ないこ

大丈夫だよまろ

If

うん、、

ピーンポーン ピーンポーン

ないこ

えっ?

ないこ

早すぎん?

ドタドタドタドタッ!

初兎

はっ?入ってきてる?

バンッ!

-hotoke-

いふくんっ!!

If

、ほと、け……

-hotoke-

ギュッ、、ごめんなさいッ!

If

ぇ、

-hotoke-

嫌なこと言ってごめんなさい

-hotoke-

いふくんがお仕事頑張ってるの知ってたのに、わがままいって酷いこといった

If

……

-hotoke-

ちがうッ、、思ってない、思ってないよッ……

-hotoke-

いふくんが一番なのッ

-hotoke-

いふくんが一番可愛いッ、誰がなんと言おうと僕の中の一番は、いふくんなのッ

If

ッ……!

ほとけのその言葉を聞いて、今日何度目かわからない涙が溢れた

If

俺もッ……ごめん、なさいッ

-hotoke-

ギュー仲直りしたいッ

If

うんッ

-hotoke-

ありがとッ、、大好きっ

If

俺もッ

end

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