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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

お昼休みが終わり、授業が始まった

教室に戻り、席に座ると

赤くんが、ずっとこちらを見てくる

あお

(うっざったいな)

あお

(なんで、こいつはずっと僕を見つめてるんだ?)

そう思いながら、僕は貧乏ゆすりをする。

その時

あか

ねぇ、あおちゃん

授業中なのにも、関わらず 話しかけてくる、あか

こいつは、人の事を考えられないのか?と思いながら、僕は優しく

あお

なーにっ!

と小さく、返す

あか

あおちゃんって、桃くんの事好きなの?

どう答えようかな

どう答えたら、あかは傷つく?

あお

あんまり、桃くんの事知らないし

あお

今は別に、好きじゃないよ

あか

そっか

あか

俺、桃くんの事好きなんだよね

あか

協力してくれる?

あお

もちろん!

なんて、協力するわけないでしょ

なんで、僕が「別に好きじゃない」なんて言ったと思う?

そう、協力してるように 見せかけて、桃くんを横取りするために、わざわざそういう風に答えたってわけ

それに、「今は」や「桃くんの事そんな知らないし」って、わざわざ付けたのは、奪った時に「その時は、桃くんの事知らなかったし」っていう言い訳もできるしね。

キーンコーンカーンコーン

そんな事を思ってる内に、授業が終わってしまった

??

あおー!

誰かが、僕を呼んでいる

そいつは、きっと

そう思い、声の聞こえた方を向く

やっぱり

そう、そこには

もも

あおー!いるかー?

ももくんが居た

あお

居るよ

もも

お!あお!

もも

あお、今日の放課後暇か?

あお

え?まぁ、暇だけど

あお

なんか、用事?

もも

その…

あお

ん?

あお

(はっきり、喋れよな)

あお

(イラつす…)

そう、本当にイラつく

仮にも、こいつも男だ。 ハキハキしゃべれないのか?

もじもじ喋って、人をイラつかせるそういう才能がこいつにはあるのかも知れないな…まぁ、そんな才能要らないけど

もも

あの…

あお

早く、答えろよ((ボソ

と、思わず言葉をこぼしてしまう

あお

(聞こえてなかったかな?)

あお

まぁ、それなら良かった

もも

え?

あお

え?

あお

あぁ、いやなんでもない!

あお

ただの独り言だから、気にしないで!

もも

そうなのか?

もも

それで、用事なんだけど

もも

…………

もも

俺と………

もも

俺とデートしてください!

と大きな声で、皆にも聞こえる声で言ってきた

でも、僕にとって好都合

だって、皆に聞こえる声で言われたら断りづらいだろ?

だから、赤も仕方ないって 思う。

僕が誘いを受けても 協力してないわけじゃないって 勝手に、認識してくれる。

だから、この誘いを受けて 桃との距離を縮めても、あかは仕方ないとしか思はないんだ。

あお

えっ、えぇと

と、わざとらしく周りを見渡す

あお

わ、わかった

あお

いいよ!

あお

でも、声大きいからこんな所で誘わないでね…

と、嫌がってる風に見える様に言った

周りから見たら、断りづらい状況で嫌嫌誘いを受けている奴にしか見えないだろ?

きっと、赤もそう見えてる

協力関係を崩さずに、桃と距離を縮められる。本当、好都合

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コメント

4

ユーザー

やばいです。性癖にどーんです、わかります?まじで神です、ほんとにすきですまじですきですもうほんとに才能しか感じません続き待ってますはやくみたい…

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