テラーノベル
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放課後の教室には、 オレンジ色の夕陽が差し込んでいた。
窓際の席で、私はシャーペンを回している。
期末テスト一週間前。
本当なら皆んな必死に勉強しているはずなのに、教室の後ろからは男子が笑いながらトランプや追いかけっこをしている...。
そんな中でも、私の前の席のやつは真面目にノートを取っている。
赤川 yan
成績優秀、無愛想のくせにイケメン。
そして私の____片思い相手。
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小さくため息をすると、yanくんが振り返った。
yan
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yan
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嘘だった。
本当は、好きな人が近くにいて落ち着かないだけ。
でも、そんなこと言えるわけない。
yanくんが私の机にノートを置いた。
yan
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yan
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yan
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文句を言いながら、ノートを受け取る。
字、綺麗だな。
ちょっと悔しい...。
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yan
それだけ言って、yanくんはまた前を向く。
その横顔を見ながら、好きだなぁ、と思った。
数日経って、テスト期間が終わり、 久しぶりの部活帰り。
校門を出たところ、急に雨が降ってきた。
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慌てて鞄を頭に乗せた瞬間、後ろから声がした。
yan
yan
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yan
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近い。近すぎる。
肩が少し触れるたびに、心臓が爆発しそうだった。
yan
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yan
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yan
いつもクールなくせに、たまにこうやって子供みたいに笑う。
ずるい。
yan
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yan
突然の質問に驚いた。
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yan
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yan
yan
多分いま、凄い顔が赤いと思う。
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yan
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yan
雨が強くなる。
yan
さらっと言うな、ばか。
そう思ったのに、嬉しくて泣きそうだった。
私は俯いたまま、小さく答える。
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その瞬間、yanくんが小さく笑った気がした。
コメント
1件
読了🌙 夕陽の教室と雨の帰り道の対比、すごくドラマチックで好きだなあ。 赤川くんの「結構わかりやすくしてたつもりなんだけど」って言い方が、クールなのにちゃんと不器用な優しさを見せてくれて、そこにグッときた。テストのノート貸してくれたあたりから、もう既に好きが滲み出てたのも良い…。 隣で肩が触れるだけでこんなにドキドキするの、わかるよ。 続き、気になるなあ。