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緑谷 出久
緑谷 出久
鈴さん
緑谷 出久
ご飯、ちゃんと食べれてる？
緑谷 出久
緑谷 出久
今は、ゆっくり休んで
緑谷 出久
1人じゃ、ないからね
緑谷 出久
いつでも連絡してね
緑谷 出久
待ってるから
痛無 鈴
（デクさん…）
あれから数日、
私を心配しているのか
毎日届くメッセージ
活動復帰したいと思いつつ
相反して1つも動かない身体
動いていないのに
抜けない疲労感
痛無 鈴
（デクさん、ごめんなさい）
痛無 鈴
（まだ、ご飯食べれないです）
雄英高校を卒業してから9ヶ月間
1番仲の良かった友人
1番気を許せた人
“自分が強くなきゃ守れんだろ”
痛無 鈴
…
痛無 鈴
私が、弱いから
痛無 鈴
かいくん…
視界がぼやける
こんな個性だから
最初から守られる立場に居る自分
情けなくて仕方がない
今回の騒動は
瞬く間にニュースとなり
プロヒーローが死亡したことで
市民への不信感が募った
“何かあったら呼べや”
ふとあの時の言葉を思い出す
痛無 鈴
爆豪さん、
あまり関係が深くないせいか
彼になら、溜まったものを 吐ける気がした
痛無 鈴
痛無 鈴
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応答なし
痛無 鈴
…
痛無 鈴
まぁ…そうだよね
彼もプロヒーローであり
仕事で忙しいのだろう
と、思った矢先
prrrrrr...
痛無 鈴
…！
携帯に、“爆豪 勝己”の文字
痛無 鈴
折り返し電話、かかってきた…
小さく息を吐き、通話開始のボタンを押した
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作品ページ
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