2022 / 12 / 11
あかりんご。
あかりんご。
水×白となっております!
あおりんご
あおりんご
あかりんご。
あかりんご。
⚠️注意⚠️ 通報・シェアは禁止です! irxs様ご本人とは関係ありません 似た作品があってもパクリではないです! 地雷さん・不快になった方は回れ右→
あかりんご。
ねぇ、恋をしてごめん
好きになっちゃってごめん
ねぇ、見つめててごめん
意識、してほしいごめん
友達なのに 「「 " 彼氏 " になりたいなんて… 」」
h
l
y
s
遠くで他の子と楽しげに話している、
水色の頭をした僕の友達。
…いや、僕の初恋の相手。
s
どーせ、叶わない恋なのに……
そう思いながらも、 無意識に目で追いかけてしまう。
……パチッ
s
ふいに、いむくんと目線が重なる。
h
h
s
"当たり前"と言わんばかりに ハグしてくるいむくん。
s
本当は、他の人にはして欲しくないけど。
僕だけ見てて欲しいけど。
s
h
そんなの無理に決まってるから
s
僕はこの気持ちを隠し続ける。
L
いむしょー仲良くなったよね
h
みんなでお弁当を食べているときに、 りうちゃんがそんなことを言い出した。
正直、そう言われて悪い気はしない。
てか嬉しい。
s
y
n
n
l
h
反射的に、初兎ちゃんに絡めていた腕をほどく。
h
h
" ただの友達 "
…そうだよ、初兎ちゃんからして 僕はただの友達。
それ以上の関係になりたい、 なんて普通に考えたらおかしい
s
s
n
L
l
y
L
h
そういえば、積極的にボディータッチし始めたのも 初兎ちゃんの影響だったっけ。
ちょっとでも初兎ちゃんに近づきたいから
みんなにそうしたら違和感ないかな、って…
n
h
n
h
y
h
言葉に詰まりながらも、そう答えた。 こう答えるしかなかったから。
s
キーンコーンカーンコーン…(チャイム音)
L
n
s
l
s
y
s
h
初兎ちゃんって、いつも真っ先に僕の隣に来てくれる。
お弁当を食べ始める時もそうだった。
……もしも両想いだったら って何考えてんだろ、
s
h
初兎ちゃんの目に、僕はどう見えてますか?
数ヶ月続いた、いつもと変わらない日々。
初兎ちゃんとの距離も 変わらないまま。
放課後の誰もいない教室で、 隠れるように自分の席に座る。
h
考えるのは、やっぱり初兎ちゃんのこと。
初兎ちゃんには、 もちろん意識して欲しいけど…
h
このままずっと片想いかぁ……
h
なんてことないのかなぁ…
思わず、思ったことが声に漏れる。
ガタッ…(ドアの方)
h
h
s
s
h
s
h
タタタッ……
素早く教室を出ていってしまった初兎ちゃん。
h
わかんないけど……
h
s
なんや…やっぱり好きな人いるんやん…!
なんで隠すん…?
s
勝手に傷付いて、勝手に怒って…
次、いむくんと会うとき どんな顔して会えばいいん…?
h
h
s
s
泣き顔なんて、絶対見せたくなかったのに……
h
s
違うし。 泣いてるの、いむくんのせいだし。
s
s
h
h
その先の言葉が詰まるいむくん。 ほら、絶対嘘ついてる。
s
s
h
s
いむくんの声が震えている。 初めて聞いた、いむくんの細い声。
h
h
初兎ちゃんが好きなの…っ!
s
悲しみのどん底の中、いむくんの言葉が 心にストンと落ちてくる。
そして、いむくんが言葉を続けた。
h
“彼氏”にしてくれますか…?