あの少女に出会ってから 一日が経過したのだが 改めて混乱している 結局風香ちゃんと いつも通り普通に話して 何の変化も無く時を過ごした ここまで相も変わらず パッとしない時が流れると あの少女の事さえ夢か何かに 思えてしまうな…
そんな事を考える中 僕は今────
放課後の夕暮れ 運悪く何故か多数決で 目を付けられた僕は 強制的に副委員長に決定 僕は学級委員の副委員長 その途方も無い作業を 今委員長とこなしている しっかり者で少し影が薄いが 優しくて頼りになる 緑の長い髪が似合う少女 それが今目の前にいる 中崎 颯苗(なかざき さなえ) クラスの大黒柱学級委員長
そんな委員長との 作業は結構楽しくて 前から親しくなっている だからこの仕事もあんまり 苦にはならないんだよな 何気に嬉しい事(◍ ´꒳` ◍) 半ば無理矢理務める 未経験な委員会活動に 期待していなかったから こうやって活動出来て 気が楽になったのだ
颯苗
空都
颯苗
空都
颯苗
空都
颯苗
颯苗
颯苗
颯苗
空都
空都
颯苗
颯苗
空都
素直に心配してるとは 言い難いんだろうな… ぎこち無い言葉が善意を 尚更引き立たせている 偽りでない健気な気遣い その優しさに今は大人しく 甘えるとしようかな
空都
颯苗
空都
そう言って委員長は 綺麗で高級そうな ブランケットをそっと 僕に渡してくれた
空都
颯苗
颯苗
空都
空都
颯苗
颯苗
颯苗
空都
颯苗
颯苗
颯苗
颯苗
空都
颯苗
颯苗
空都
空都
颯苗
颯苗
空都
颯苗
颯苗
颯苗
颯苗
空都
颯苗
颯苗
颯苗
空都
颯苗
颯苗
空都
空都
颯苗
空都
颯苗
空都
颯苗
空都
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
颯苗
颯苗
颯苗
颯苗
タッタッタッタタ…
颯苗
ラヴィル
颯苗
ラヴィル
颯苗
そう言って優しく微笑む 緑の髪を靡かせながら 健やかな色の瞳を ほのかに輝かせながら
ラヴィル
颯苗
颯苗
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
颯苗
颯苗
颯苗
颯苗
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
邪悪で悪戯な笑み 高らかに嘲笑う声 心底勝ち誇った様に そう告げた悪魔少女は 片手で親切な少女の首を 鷲掴みにしそれを恋々と 見上げながら微笑む
颯苗
颯苗
虚しく絞り出る叫び声 弱者の悲痛な叫び声 虫けらの様に非力で 無慈悲な最後を迎え 優しい少女の生の花は 切なく静かに散り逝いた…
ラヴィル
ラヴィル
少し寂しそうに呟き 音も無くふっと少女は 消え行くのだった
────その頃空都は
空都
空都
空都
空都
優しい女子関連で 不意に頭に浮かぶのは 念願の彼女風香ちゃん ♡((o(´∀`)o))♡ 暇に微睡む胸の中が 軽くなり心地良くなる そんな少し上機嫌な甘い 気分でスマホを弄った
空都と風香のLINE
空都
空都
風香
風香
風香
空都
風香
空都
風香
空都
空都
風香
風香
空都
空都
風香
空都
風香
空都
風香
空都
風香
空都
風香
風香
空都
風香
空都
空都
風香
空都
空都
風香
空都
風香
空都
下らない何気無い 日常会話に花を咲かせ それなりに楽しんでいた 恋人らしくは無いが 僕達は十分幸せだった これからが楽しみ(o´艸`)
空都
風香
空都
空都
風香
空都
風香
空都
空都
風香
空都
風香
空都
風香
風香
風香
空都
風香
空都
空都
風香
空都
風香
空都
風香
風香
空都
空都
ΣΣ(゚д゚lll)やばい! 絶対に気を悪くさせた 変な目で見てると 絶対思われたじゃない もう最悪( ꒪Д꒪) 何も考えてない様に 過ごしているけれど 案外デリケートなのだ それを知ってながら… ( 」´0`)」アアアアアアアア
空都
風香
風香
空都
風香
風香
空都
空都
風香
風香
空都
空都
風香
空都
風香
空都
風香
空都
風香
風香
風香
空都
風香
風香
空都
空都
風香
勝利!(✌՞ټ՞ )✌ 勝利!(✌՞ټ՞ )✌ 大勝利!(☝ ՞ ՞)☝ 一瞬喧嘩気味に陥ったが そこから仲直りし更に 好印象を得て一緒に クレープ屋に行くと言う 圧倒的最高御褒美獲得 KI・TA・KO・RE☆
内心テンションMAX ハイテンション! もう頭おかしい( ’ω’) 自分で自分に引いた… まぁいいだろう
そんなウハウハ気分で 一息を着き再び微笑み と言うかニヤつき、 嬉しそうな間抜け面を スマホ画面に向けていた が────
風香
風香
空都
風香
空都
空都
風香
空都
風香
空都
ラヴィル
空都
空都
空都
風香
風香
───その後のLINE
空都
空都
空都
空都
空都
空都
空都
空都
風香
風香
空都
───そして翌日
空都
黙々と用意を済ませ 不意に周りを見渡した
風香
空都
相変わらず比較的 朝に弱い風香ちゃん 今日も同じような時間に あくびをして上の空だ ボヤーっとした目は 不思議と虚ろでは無い 無意識に見つめてしまう その溢れ出る尊さは 一日の始まりを感じる 朝風香ちゃんを観賞して ニタニタ〜と微笑む
風香
視線に気づいた様で こちらを見た風香ちゃん 眠そうな瞳をこちらに 向けながら微笑みかけ 小さな仕草で手を振って くれましたよ(^p^) いやぁー、幸せ過ぎ (♡>ω<(♡´ω`♡)♥♥
空都
傍から見れば不審者 脳内で気持ち悪い妄想を さぞかし幸せそうに 卑しい微笑みを浮かべ している僕なのだが 不意にそれが声に出る
ラヴィル
空都
周りの怪訝な視線に混じり 何故か覚えのある眼差し 場にそぐわない幼い気配 [それ]に微かな警戒心が 働き辺りを見渡す
ふと違和感を感じた さっきまで全く無かった 匂った事の無い華奢な香り 甘くてふわっとした 苺の様な薔薇の様な香り 香水の様な匂い…? だけど素の匂い特有の 不思議な安心感も漂う
ラヴィル
ラヴィル
空都
聞き覚えの有る声 突如回転する思考回路 えっ?あの子? あの悪魔の女の子? マジですかい?
空都
困惑している中 ふと糸が切れた様に ぱっと視界が暗転し 周りの空気が突如変化 肌に染み渡る違和感 今過ごした教室は何処に 飲み込めないまま 周りを見渡していた
空都
空都
ラヴィル
女性らしい華奢な紅に 塗り潰す様に染まった 甘い雰囲気の漂う部屋の中 幼く妖艶な声が響いた 思考回路がグルグル回る その勢いに押される様に バッ!と振り向くと その声の主はやはり───
ラヴィル
空都
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
悪戯に牙を覗かせ 無邪気に微笑みながら 嬉々として話していた が、 段々空気が抜けた様に しゅんとして静かに 黙りこくってしまった
ラヴィル
ラヴィル
空都
ラヴィル
ラヴィル
空都
少し萎んだかと 思えばまた顔を上げ 妖しげにふっと微笑む 何なんだろう?この 全身の毛を逆撫でる 不思議な嫌悪感は… [嫌な予感]を確実に 感じ取れるその笑みが 禍々しく放つのは、 正しく[邪悪]だった
空都
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
空都
空都
空都
空都
空都
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
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空都
空都
空都
空都
ラヴィル
凍える様に冷たい声 無慈悲で容赦の無い口調 驚愕 悲しみ 罪悪感 もうどうしようも無く グルグルグルグルグル 止め処無く鬱な感情に 掻き回される思考 そして不意に沸く感情… ───怒涛の如く走る怒り
空都
ラヴィル
空都
空都
空都
空都
空都
空都
湯冷めした様に 爆発した怒りが冷め 急に冷静になる ただただ許せなくて 電流の様に駆け巡る 思考回路の中が やっと落ち着き始める 冷静にならなきゃ… 相手は人じゃない、 この世の常識は通じない 非科学的なんて言葉は この子にとって戯言だ …どうすればいい? 僕はどうなる?殺される?
空都
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
空都
空都
ラヴィル
空都
ラヴィル
ラヴィル
優しく優しく頭を撫で これ以上無いと言う程の 幸せを噛み締める様な 甘い微笑みを浮かべる その悪魔からの愛撫が 不意に心地良いと思って しまい、牙を向く様に ぐっと力を出し口を開く
空都
ラヴィル
空都
ラヴィル
ラヴィル
空都
ラヴィル
空都
空都
空都
空都
ラヴィル
ラヴィル
空都
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空都
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空都
ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
空都
恐るべき威圧 恍惚と語る少女には 恋心などでは無い ただならぬ恐怖が漂う 狂愛?──── そう、彼女は狂っている 過剰、異常な独占欲と 契約者に一方的に誓う この歪んだ愛情は狂気だ 妖艶で幼気な狂気が クランベリーの様に紅い 瞳に彩られている姿は 少し────
空都
空都
空都
ラヴィル
ラヴィル
空都
ラヴィル
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ラヴィル
ラヴィル
ラヴィル
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空都
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空都
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空都
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空都
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空都
空都
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空都
空都
空都
ラヴィル
Kiss...♡
ラヴィル
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