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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

霊華

5話

霊華

え?

rbr

あ、ごめん…嫌やった?

霊華

いえ…全然……

霊華

ぇとその…あ、

霊華

まずは友達から初めませんか?

rbr

せ、せやな

霊華

霊華

私帰りますね

霊華

また明日学校で

rbr

またな

霊華

ただいま

zm

霊華ッ

ギュ

霊華

兄ちゃんやめて

つぎのひ

行ってきます

ガチャ

rbr

おはよう

rbr

霊華ちゃん

霊華

あ、おはようございます

霊華

先輩

rbr

なんで先いくんや

霊華

え?

rbr

せっかく待っとったのに

霊華

そうなんですか?

rbr

せやよ

霊華

じゃあ行きますか

霊華

じゃあ私の教室ここなので

rbr

またな

rbr

休み時間遊びくるわ

霊華

ありがとうございます

あ、おはよう

れいちゃん

霊華

おはよう

そうそうあのさ!

私希先輩とお付き合いすることになったの!

応援してね!

れいちゃん

霊華

……

霊華

あぁ

霊華

うん

霊華

わかった…

なんかね〜

れいちゃんのこと探してる

先輩見つけて

手伝ってたら

色々あったのぉ♡

霊華

……

霊華

へ〜

霊華

良かったね…

ありがと♡♡

霊華

ごめん

霊華

手洗い行ってくるね…

霊華

……

なんとも言えない気持ち

遠くから音楽が聞こえる

大きな声が聞こえる

近くの小学校からだ

霊華

そういえばもう

霊華

体育祭の時期か……

今年は何をするんだろう

まぁどうせサボることに 変わりは無い

変える気がない

軽く熱中症と言えば

サボれる

保健室の窓という場所から

保健室という涼しい場所で

高みの見物ができる

霊華

サボりは楽しいなあ

先生

はいということで

先生

今日は

先生

体育祭についてですよぉ

先生

1年生の科目は

そんなの知らないので 飛ばすます

え〜やだぁ

やりたくなぁい♡

暑そ〜

先生

あ?

きゃああ

こわぁい

お昼休み

霊華

教室に来てくれるのかな……

rbr

お〜おった

霊華

……え

rbr

よくzmが妹自慢する時

rbr

屋上でサボっとるって言っとたから

rbr

屋上おるかなって

霊華

なるほど…

rbr

あのさ

rbr

朝言っておいて悪いんやけど

rbr

生徒会の仕事が入ってな

霊華

全然大丈夫ですよ

rbr

良かったわ

霊華

生徒会って普段忙しそうなのに

霊華

周りからもっとキャーキャー言われて

霊華

面倒そうですね

霊華

頑張ってください

rbr

ありがとな

霊華

……

霊華

兄ちゃんはどうせサボってるでしょう?

霊華

代わりに兄ちゃんの分しましょうか?

rbr

でもな……

霊華

サボってて今日何もしてないので

rbr

じゃあ頼むわ

rbr

失礼します

霊華

失礼します

tn

霊華ちゃん

tn

なんかあったん?

霊華

あ、いえ

霊華

兄ちゃんの分の書類しに来ただけですよ

tn

ええんか?

霊華

はい

霊華

どうせ友達天乃先輩以外いないので

霊華

誰も遊んでくれませんし

rbr

tn

分かったわ

tn

無理せんといてな

霊華

先輩こそ

霊華

無理しないでくださいね

tn

これが

tn

zmの分

霊華

多くないですか?

tn

1週間サボっとるからな

tn

こっちも他のサボってるやつで

tn

手が回らんのや

霊華

なるほど

霊華

……

霊華

……

霊華

……

数分後

霊華

出来ました

tn

え?まだ全然経ってへんで?

霊華

いいのでミス無いか確認お願いします

tn

はい

tn

ミスなしやな

キーンコーンカーンコーン

tn

昼休み終わったから

tn

教室行くな

霊華

あ、はい

rbr

またな

霊華

またです……

霊華

屋上より涼しい……

霊華

当たり前か…

生徒会室に来るのは初めてで

辺りを見渡してみた

桃瀬先輩の机に そっと目をやってみた

山積みに置かれた

沢山の資料が

窓から入る風で少し落ちて

私の足元に落ちてくる

その紙をそっと手に取り、

内容を見て見た

私の書いたものだった

1部分だけミスがあった

でも先輩は

ミス無しと言った

気を使ってくれたのかもしれない

私はもう一度資料に手をつけた

ミスと、書かれた部分を直して

ミスの紙は捨てて

先輩の資料の上に置いた

会うほどに濃くなる

先輩の目の下

きっと寝ずに生徒会の仕事を

自分以外の分も こなしているのだろう

資料ばっかりだと 恋人が傷つきますよ

貴方の恋人は 資料じゃないんですから

少しは構ってあげてください

……

資料を手に取り

お兄ちゃんの机に置く、

私がやろう

授業よりも面白いし、

授業はつまらないし、

どうせ暇だし、

見るだけでやる気を失せる量なのに

毎日徹夜する先輩はすごい

チャイムが4回なって

みんな掃除を始める頃

やっと終わらせた

ミスの確認をするだけだ

……きっとミスは無いだろう

先輩の机に戻して

もう一度

お兄ちゃんの椅子に座る

暇でぐるっと椅子を回す

ちょっとした目眩を感じながら

少し汚れた 生徒会室の掃除でもしようかな

何故だろう

「皆のため」は嫌なのに

「友達のため」

「尊敬する人のため」は

嫌じゃない

一足先に私は帰ろう

バレないところで何かをする方が 私らしい

明日もここでサボってよう

明日もここで資料でもしよう

どうせ

いつかは

全て消えるけれど

お兄ちゃんに恋をするのはダメですか?

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