美草〜起きてー!
勿月 美草
(朝…)
一度起きた後寝てしまったみたい
勿月 美草
(体が重い)
夜の怠さがまだ残ってるみたい
2時は夜なのか朝なのか
頭が上手く回らなさそう
勿月 美草
(まだ、寝てたい)
勿月 美草
おはよ…
勿月(母)
大丈夫?体調悪い?
勿月 美草
昨日、夜更かししちゃって眠いだけだよ
勿月(母)
あら、勉強頑張りすぎないようにね
勿月 美草
気をつけるね
迷惑をかけちゃダメ
勿月 美草
行ってくるね
勿月(母)
美草まだ、サラちゃんと行く時間じゃないんじゃない?
勿月 美草
あ〜今日、日直で…
勿月(母)
そう?
勿月 美草
そうだ…
勿月 美草
(サラに連絡しなきゃ)
MISA
サラごめん
MISA
今日、先に行くね
既読はつくはずがない
勿月 美草
(まだ、準備してるんだろうな)
勿月 美草
…そりゃ誰もいないよね
私の足音が響く廊下
誰もいないことを実感する
勿月 美草
世界で一人になったみたいだな…
もし、一人になったらどうするだろう
勿月 美草
きっと、誰かいると思うんだろうな…
勿月 美草
そう、信じなきゃ寂しくなるし…
普段なら考えないだろう
だけど、今は考えてしまう
心の底から誰かを求めている気がする
ガラガラ
勿月 美草
…誰もいないよね
一歩踏み出そうとした
勿月 美草
(あ…倒れる…)
足に力が入らないみたい…
大人しく受け身を取ろうとした時だった
???
危な
誰かに支えられた
勿月 美草
(聞いたことある声)
勿月 美草
(お礼を言わなきゃ)
それよりも
勿月 美草
あったかい
誰かの温もりを感じたかった
どうしようもなく寂しかったから
???
大丈夫?
声のする方に顔をあげた
勿月 美草
凪…さん
凪 誠士郎
教室入ってきたら誰もいないとか言うし
凪 誠士郎
急に倒れるし
凪 誠士郎
今日、帰ったら?
勿月 美草
ごめんなさい
離れようとした
勿月 美草
(離れたいのに力が上手く入らない)
凪 誠士郎
…ねぇ
何か言わないと…
凪 誠士郎
冷たいよ
勿月 美草
今、冬で…す
凪 誠士郎
そんな冷たさじゃない
美草の手を優しく握る
勿月 美草
(温かいな…)
落ち着く
主
書くことないので
主
それでは〜







