歌音
歌音
牛沢
牛沢
歌音
牛沢
牛沢
牛沢
牛沢
廃退したこの街に似つかわしくないデカい目障りなビル。あれはキヨ達が雲を助ける研究の為に立てた施設「Pierrot」…
くそが…何が助ける為の研究だよ。
この世界を犠牲にしてでも助けようだなんて、身勝手にも程がある。
牛沢
牛沢
いつものように黙々と砂利道を歩いていると、前方に人影が見えた。
牛沢
牛沢
牛沢
牛沢
牛沢
俺はナイフを取り出し、足音を消してその女に背後から近寄った。
牛沢
??
そして首に手を回し、ナイフを見せつける。こんな事に慣れている俺は、汚れちまったんだろうな。
牛沢
??
牛沢
??
??
??
??
牛沢
??
そう呟いた瞬間、女は砂のように消えた。
牛沢
牛沢
ガッチさん
牛沢
出来るだけ自然に、へらりと答えたつもりだが…
ガッチさん
この男は騙せねぇんだろうな。
歌音
ガッチさん
牛沢
そして俺はまた、自分の手を汚しに行く。
アジトを出たらすぐに、左の方から痛々しい悲鳴とグロテスクな音が聞こえてくる。
牛沢
可哀想に…あいつらに騙されてるってだけでこんな目に遭っちまうんだぜ?
牛沢
牛沢
レトさん
キヨ
キヨ
レトさん
キヨ
キヨくんは、人の事をなんとも思っていない。でもそれも仕方ない事だ。だって、キヨくんは…
この世界を、誰よりも嫌ってるから。
俺は、そんなキヨくんを好きでいたい。少しでも助けになりたい。
たとえ誰を敵に回しても…ね
コメント
2件
ありがとう!