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<12年後>

<黎視点>

ていう事があったんだ

へえーー

もう森の周りに村なんてないけど

どうなったの?

それはね、珠里(しゅり)

あれから12年の時が経った

僕の周りには多くの妖や

人ならざる者として迫害された者達がいる

羽が生えている者や

火を放つ者

言霊を操る者など

様々だ

僕の側で話を聞く彼女は珠里

彼女は魔法使いで

少し前にこの森にやってきた

研究所に売られ

その結果

強大な魔力と宝石の瞳の持ち主になった

宝石の瞳の効果で

500年の時を生きるらしい

彼女は僕の愛おしい人だ

僕は話を続けた

村の人たちは指をなくし戻ってきた彼らも見て

「祟られた」と彼らを非難して

村から自ら出て行きました

どんどん住人はいなくなり

気づけばすっかり廃村だよ

珠里

そうなんだ

ああ

村人が去って行ったのがきっかけか

ここに居るほとんどが

妖のいる森の噂を聞きやってきた

おかげで二人っきりだった森の住人は

九人と12年の間に急に増えた

おかげでこの森はとても賑やかになった

喉に痣がある男

その女の子はどうなったんですか?

珠里

あ、確かにどうなったの?

木霊さんにつけた式神は僕のだからね

役目を終えたのはわかったよ

信頼出来る人に出会えたみたいだよ

髪の先が燃えている女

式神の力が尽きた可能性は?

それは大丈夫

あの式神は木霊さんが持ってい霊力をもらって

状態を維持してるんだ

だから、半永久的に動き続けるんだ

髪の先が燃えている女

なるほどねー

木霊さん元気かなー?

<12年前>

<明日視点>

森から出て、五日経った

草原を越えて

黎の行っていた村に着いたけど

いい人はいなかったみたいで

怖い顔を男の人や

派手な格好の女の人は

みんな蝶々さんが追い払っちゃった

こっちにおいで

キーー!

蝶々さんに大きな目が出てきた

うわあーーー!

ダッダッダ

リンリン

元に戻ると鈴のような音で私に話しかけて来る

明日

うん、行こう

タッタッタ

蝶々さんの案内で

更に歩いて、別の村に来た

黎が渡した食料はなくなったけど

鞄にはお金もあったし

蝶々さんが食べれる木の実や水を教えてくれた

蝶々さんはいつも私を守ってくれるから

辛くなかった

私が歩いてると

女の人が近づいてきた

明日

ん?

<弥生視点>

買い出しの帰りにそれを見つけた

それは一匹の紙の蝶を連れている少女

周囲の人々は彼女が妖だと恐れて近づこうとしない

少女自身は私と同じように

霊力を持つ者のようだ

弥生

・・・

タッタッタ

明日

ん?

弥生

こんにちは

紙の蝶が私に近づく

弥生

きれいな蝶々さんだね

ヒラッ

きれいな紙の蝶は私を品定めするかのように飛んでいる

この式神はこの子のではないな

この子の霊力よりも強く

長く生きた者の力を感じる

式神は少女のもとに戻り

リンリン

鈴のような音を鳴らした

明日

<コクン>

少女は蝶に頷いた

蝶は再び私に近づくと

リン

急に動かなくなり

私の手に落ち

ひとりでに紙が広がった

紙には文字が書いてあった

「この手紙を読んでくれている方へ」

「あなたの前にいる女の子は」

「両親を病で亡くし」

「住んでいた村でひどい扱いを受けていた者です」

「僕らの元で保護していましたが」

「とある事情にで」

「僕らの元では安全に」

「彼女は生活出来なくなってしまいました」

「急で申し訳ないですが」

「どうか、彼女を立派に育ててください」

「お願いします」

弥生

・・・

明日

・・・

私の目の前で

少女は少し不安そうに私を見ている

目の前の出来事を理解しているようだ

これも何かの縁だ

巫女として

私にやれる事はあるだろう

弥生

私は宇緑 弥生(うろく やよい)という

弥生

あなたは?

明日

・・・木霊明日です

弥生

そう、いい名前ね

弥生

ひとまず、私の家においで

明日

<コクン>

タッタッタ

ほのかに暖かい手を引いて

私たちは家に向かった

枯れた花は水と共に

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