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ー  誰もいないセカイ  ー

💻🍷。

……。

💻🍷。

(類の、あの表情……)

🎈。

__メイコ、ありがとね。

🎈。

僕も、ちゃんと僕自身と向き合っていこうと思う。

💻🍷。

…とうとう、その時が来たのかもしれないわね。

???

__おい。

💻🍷。

…!

💻🍷。

…何?

💻🍨。

類について、聞きたいことがある。

💻🍨。

今日あいつの様子が、いつもと違うように見えた。知ってることがあるなら教えろ。

💻🍷。

……あなたがあの子を気にかけるなんて、珍しいわね。

💻🍨。

__あいつの言葉には、司を動かす力がある。

💻🍨。

あいつは、司が進むために必要な存在だ。

💻🍷。

……そうね。

💻🍷。

………詳しいことは、私にもわからないわ。

💻🍷。

けれど__あなたが来た時、少し話したように…あの子はとても大きな想いを抱えている。

💻🍷。

…きっと今、あの子は、その想いに本気で向き合おうとしているわ。

💻🍷。

逃げることを、やめて。

💻🍨。

…なるほどな。

💻🍨。

だが…俺の目には、あいつはまだ揺らいでいるように見えた。

💻🍨。

あいつは、何を恐れ、何から逃げている?

💻🍷。

それは……、

💻🍷。

…私から言うべきことではないわ。

💻🍨。

………チッ、

ダッダッ、、

💻🍷。

…!__待って、カイト。

💻🍷。

…類のところへ行くつもり?

💻🍨。

ああ。

💻🍷。

やめてちょうだい。

💻🍷。

類は今、薄い氷の上を歩くように進もうとしている。

💻🍷。

今のあの子にとって、あなたの言葉は強すぎる。…踏み荒らさないでちょうだい。

💻🍨。

…このまま何もするなと?

💻🍷。

……、。

💻🍨。

それで問題が解決するならいい。だが__傍観してるだけでは、何も変わらないだろ。

💻🍷。

__自分のやり方が常に正解だと思わないで。

💻🍨。

なら、お前が今のあいつをどうにかできるのか?

💻🍷。

…っ、

ダッダッ…

💻🍷。

…カイト……!

💻🍷。

__待ちなさい!!

ダッダッダッダッ、

ー  類の部屋  ー

🎈。

……、

🎈。

(やっぱり…送れない…、、)

🎈。

(絶対に話すって…そう、決めたのに__)

🎈。

……怖い、

???

『__おい。』

🎈。

え?……あ!

🎈。

カイト…、

🎈。

どうしたんだい?カイトが僕のところに来るなんて、珍しいね。

💻🍨。

『__お前に話がある。』

🎈。

話、って…?

💻🍨。

『お前は、一体何を__』

💻🍷。

『__カイト!』

🎈。

え…!

💻🍷。

『…いい加減にしなさい、カイト……!』

💻🍷。

『あなたにそこまで立ち入る権利はないわ!』

🎈。

メ…メイコ…?

💻🍨。

『…お前が、そこまで介入するほどなのか。』

💻🍨。

『__わかった。だが、これだけは言わせろ。』

💻🍨。

『類。お前、何かを迷ってるな?』

🎈。

……!

💻🍨。

『…何に迷っているか、俺には知る由もないがな。』

💻🍨。

『だが__』

💻🍨。

『迷いが生まれているのは、何かを選ぼうと__選びたいと、誰でもないお前自身が思ったからだろ。』

💻🍨。

『きっと…、お前もわかってはいるんだろうけどな。』

🎈。

……、

💻🍨。

『__進むか退くかは好きにしろ。』

💻🍨。

『だが、今抱えてる苦悩の中からお前は…お前自身を救うための道を、選び抜く必要がある。』

💻🍨。

『ただ…、生きるために。』

🎈。

…カイト……

💻🍷。

『……、』

💻🍷。

『__類。』

💻🍷。

『私にできることは、見ていることだけだわ。』

💻🍷。

『けれど、あなたの苦悩を、私は見てきた。』

💻🍷。

『ずっと、そばで。』

🎈。

…メイコ…、

💻🍷。

『……本当はこれからも、触れるべきじゃないと思ってる。』

💻🍷。

『類の抱えるものはとても…とても、脆く崩れやすいものだから。』

🎈。

…、、

💻🍷。

『けれど__』

💻🍷。

『見届けるわ。それがどんな結末になろうとも。』

💻🍷。

『未来まで__最後まで、必ず。』

🎈。

ぁ…、

🎈。

__うん。

🎈。

…ありがとう。ふたりとも。

🎈。

でも……

🎈。

もう少しだけ…もう少しだけ、時間がほしいんだ、…

💻🍷。

…、

💻🍨。

……。

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