テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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お前が好きにさせたんだよ。

第2話 - 過去

300

2022年04月10日

#SnowMan

#恋愛

ふわ☁

久しぶりに夜に散歩していた時

目の前をフラフラと歩く女の子がいた

大丈夫か？と思いながら、歩いて居ると、

その子が立ち止まり、しゃがみこんでしまった

深澤辰哉

だ、大丈夫ですか、？

そう言い、顔を覗きこむと、友達の彼女の前田さんだった

深澤辰哉

えっ、前田さん？！

深澤辰哉

えっ、彼氏は？

深澤辰哉

ちょっと待ってね、今電話するから、

愛香

…だめ、っ、

そう言われて、手を停められた

深澤辰哉

でも、どうするの、、？

愛香

……こわい、から、

深澤辰哉

…ん？恐い？

愛香

…いえ、なんでもない…です。

深澤辰哉

…家は？どこ？

愛香

……ない

深澤辰哉

は？

愛香

…ごめんなさい、。

深澤辰哉

あ、いや、参ったなぁ、

深澤辰哉

…俺ん家は？

愛香

…へ？

深澤辰哉

ここ真っ直ぐ行ったところにあるマンション。

深澤辰哉

俺、前田さんを送ったら、友達の家行くからさ

愛香

……、

深澤辰哉

ほら。早くいこ

深澤辰哉

寒いっしょ

愛香

…はい

深澤辰哉

んじゃーいこ。

深澤辰哉

そんでさ、何があったのか、話せるようになったら、何があったのか話して？

愛香

………はい

深澤辰哉

まじ、好きなように使っていーよ

深澤辰哉

連絡できるんなら、あいつにちゃんと連絡した方がいいからね

首を振った前田さん。

深澤辰哉

…そっか。

深澤辰哉

じゃー、鍵ここに置いとくから

深澤辰哉

後、えーっと、

深澤辰哉

これ、俺の電話番号。

深澤辰哉

ここにメモったやつ置いとくね

深澤辰哉

あとはえっと、

愛香

…行かないで、

深澤辰哉

…ん？

愛香

行かないで、、ください。

深澤辰哉

…でも、

愛香

……、

深澤辰哉

…………わかっ、た。

少し、身体が震えている前田さんは弱っているように見えた

深澤辰哉

そんでさ、こーじに言ったわけさ！

深澤辰哉

あんま調子乗ると、目黒に怒られるぞーって笑

深澤辰哉

それでも、大丈夫や！とか言って、紗倉に添い寝して、めっちゃくちゃ怒られててさ笑

深澤辰哉

めそめそして、『めぐきゅん…怖いわぁ』って笑

深澤辰哉

目黒って嫉妬しないとか表でさ言うくせに

深澤辰哉

やばいのよ笑

愛香

それほど、紗倉さんのこと好きなんですよ！

深澤辰哉

うん笑

深澤辰哉

見てて、しみじみ思う笑

前田さんが家に来てから、 1時間程

俺の話しかしてないけど、仲良くなれた気がする。

深澤辰哉

やっぱ、うちのメンバーは最高だよ笑

愛香

SnowMan…でしたっけ、、？

深澤辰哉

そーそー

深澤辰哉

あんまり知らない？

愛香

テレビとか、あんまり…で、

深澤辰哉

そーなんだ

深澤辰哉

てか、床に座らないでこっち座りな？

愛香

でも、っ、

深澤辰哉

大丈夫だよ

愛香

…はい、

距離を保ちながら、隣に座る彼女。

深澤辰哉

……そういえばさ、家がないってどいうこと？

愛香

………追い出されて、。

深澤辰哉

誰に？

愛香

…………。

深澤辰哉

まさか、あいつ？

愛香

…………はぃ

深澤辰哉

は？なんで？

愛香

……付き合ってないです。

深澤辰哉

ん？え？

愛香

……性欲処理？って言ってました、

深澤辰哉

何それ、…え？

愛香

もう嫌だから、出ていくって、言ったら、

愛香

追い出されちゃって、

深澤辰哉

ちょ、ちょっと待って、待ってね、

深澤辰哉

整理させて、

深澤辰哉

前田さんは、あいつと付き合ってないの？

愛香

付き合ってないです。

深澤辰哉

でも、あの時、手、繋いでたじゃん…？

愛香

あの時はあれです、えっと、私が、色々会った時で、

深澤辰哉

……色々？

愛香

……

深澤辰哉

あ、ごめん、色々聞きすぎたね

深澤辰哉

お腹すいてない？俺、お腹すいたから、デリバリーするねー。

愛香

…あの、

深澤辰哉

んー？

愛香

……迷惑、ですよね、、？

深澤辰哉

…迷惑じゃないよ

深澤辰哉

俺は、ちゃんと待ってるよ

深澤辰哉

前田さんが話せるまで、

深澤辰哉

家がないって言うなら、ここにいてもいいし、

深澤辰哉

家探してもいいし。

深澤辰哉

ただ、俺はあいつがしてたようなことはしないって思って欲しい。

そいうと、涙を流した

深澤辰哉

えぇっ、どーした？

愛香

あのっ、

愛香

…わたし、

深澤辰哉

うん、？

愛香

高校生の頃からっ、ずっと誰かの性欲処理をしてたんです……っ、

深澤辰哉

……っうん

愛香

初めは、高校2年生の時…で、叔父さんでした。

愛香

それが、……1年くらい続いて、

愛香

それで、その人は飽きたって言って、何も、してこなくなってっ、解放されたって思ってたのに、

愛香

少ししたら、高校の先輩とか、同級生とか…に、どこで知ったのか分からない…けど、叔父さんとの事、知られててっ、

愛香

それから、何回もやってんだから、俺らとも出来んだろって言われちゃって、

愛香

抵抗しても、…むりで、

愛香

それは卒業するまでずっと続きました、。

深澤辰哉

…家族には？言えなかった？

愛香

……信じてもらえるはずがない…からっ

深澤辰哉

…そっか、

愛香

卒業するちょっと前のバイト先にあの人が居て、

愛香

……家を出たいって話をしたら、家おいでって言われて、

愛香

…最初は普通に生活してたのに、

愛香

…また叔父さんにやられたせいで、

愛香

あの人にもやられるようになって、

愛香

…外には出させてくれなくて、

愛香

出れたとしても、かならずあの人が居て、

愛香

少しでも、気に食わなかったら、お仕置きだって言われて、……っ、

深澤辰哉

……わかった、。ごめんね、思い出したくないこと、言わせちゃって。

深澤辰哉

苦しかったね、。よく今まで頑張ったね。

深澤辰哉

もう大丈夫だからね

愛香

……っ、

深澤辰哉

いっぱい泣いていいよ。

深澤辰哉

もう大丈夫？

愛香

はい。大丈夫です

深澤辰哉

あ、前田さんってお仕事してる？

愛香

…してない、です。

深澤辰哉

そっか、そうだよね

深澤辰哉

じゃぁ、俺の家さ、1部屋余ってるから、好きに使って？

深澤辰哉

俺、妹居るからさ、なんか必要なものとか有れば妹呼ぶし、

愛香

…ありがとうございますっ。

深澤辰哉

気にしない。気にしない。

深澤辰哉

あ、お風呂とかはいる？

愛香

…いいんですか、、？

深澤辰哉

いーよ！ここはもう前田さんの家だし！

深澤辰哉

甘えて？ね？

前田さんにとって、幸せだと感じれる空間にしたかった。

だけど、そんなに長くは続かなかった

お前が好きにさせたんだよ。

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