僕には 好きな人がいる。
でもその人は別の人が好きみたい。
でも……
ダ メ だ 応 援 し て あ げ な き ゃ
リオ
…イ !
リオ
ライ!!
ライ
え、あ、リオ…!
リオ
さっきからぼーっとして
リオ
また朝から犬に吠えられた?笑
ライ
ち、違うよ
ライ
なんでもない、、、
この子はリオ。 幼稚園からの幼なじみ。
クラスに馴染めない僕を見て よく話しかけて来てくれる。
リオ
なんでもないようには見えないけど
リオ
まだクラス馴染めない??
ライ
だってまだ2年生になって
ちょっとしか経ってないし、
ちょっとしか経ってないし、
僕たちは高校2年生になったばっか
1年の時はクラスが離れたけど 2年では一緒のクラスになれたんだ
それがすっごく嬉しかった。
ライ
あ、あのさ、、
男子
おーいリオ!
女子
リオ!ちょっと来て来て!!
リオ
んー?なになに
ライ
あ…
相変わらずリオは人気者だった
それは幼稚園の時から変わらなかった
だから こんな目立たない僕と話すのは リオに申し訳ないとも思うようになった
リオとは小さい頃から家が隣で、
親同士も仲が良かったから
よく一緒に遊んでいた。
リオは小さい頃から元気で 笑顔が似合う女の子で
僕は小さい頃から病弱で いくじなしでドジだった。
そんな正反対な彼女のことを いつか好きになっていた……
ライ
僕なんてなんとも思われてない…
ライ
僕は…
リオ
ライ、さっきから何喋ってるの?
ライ
あ、リオ。
ライ
居るなら居るって言って、心臓に悪い
リオ
居るよーーー!
リオ
はい、言った
ライ
いや、もう遅い クスクス
リオ
あー!今笑った!
リオ
久しぶりに見れた
リオ
ライは笑顔似合うからもっと笑って!
ライ
嫌だ
リオ
ちぇ、ケチだなー
こんな他愛もない会話が
僕にとっては特別だった…