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さっきのは短くてごめんね

レッツゴ

 都会の人混みの中を歩いていたら、 すれ違いざま誰かに肩がぶつかってしまった。 慌てて振り返る。 ぶつかってしまった相手は小柄な少年だった。

____

あ、ごめ_

謝罪の言葉を出す。 しかし途中で切れてしまった。 その代わり、別の言葉が出た。

____

、その怪我・・・

そこから先は言葉にできなかった。

________

え?・・・ああ、これ?

彼は俯いていた頭をあげ、私の目を見た。ボロボロだった。 私が言った「怪我」は、彼の腕についた青紫色のアザだった。 彼の顔にも、それと似たものがついている。 皮膚が裂けて血が出ているところもあった。彼は目を逸らした。

________

大丈夫です、

____

そうには見えないけど、

________

ちょっと痛いくらいだから・・・

____

え!?

____

あ、ちょっと待って!!

 そのまま彼の手を引いて近くの噴水のへりに座らせる。 私は背負っていたリュックサックを下ろし、 整頓された中から自分の掌くらいある絆創膏を取り出した。 タオルと保冷剤も。 保冷剤をタオルに包んで、それを彼の腕にある大きなアザにあてる。 

____

ちょっとはこれでマシになると思う

________

・・・すみません

____

そんなことないよ!

____

私、看護師目指してるからこういうの慣れてるし!

________

そうです、か?

言い終えたあと、彼は長い前髪の下から私を黙って見つめた。じっ、と。

____

ん?どうしたの?

________

あ、いや、

彼が口をもごもごさせる。

________

どこかで、あなたとあったことがある気がしたので

今度は視線を逸らした。 そのままごめんなさい、と小さく言った。 そんな姿を見ていると、どこか懐かしさを感じた。

____

・・・私も、あなたにあったことがある気がするよ

きっと気のせい、だけど

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