ワタシハイラナイ

眠りから目覚めるとそこは全く知らない部屋にいた

真っ暗でなにも見えない

あれは夢だったのかな？

いい夢だったな

できるんだったらあの夢の中に入りたかった

でも現実は厳しんだね

今日も暴力を振られる

もうどうだっていい

自分の身体を捨てたい

"アイツ"が私をステタヨウニ

ｺﾝｺﾝｺﾝ

誰か来た

今日も頑張って耐えよう

あれ…？

ユメの中の人

もしかしてあのユメは現実だったの…？

うれ…し…い

でも…

わかんない

まだ怖い

名前…

アイツからもらった名前

別にアイツを恨んでるわけじゃない

だから

『〇〇…』

アイツからつけてもらった名前を名乗る

はじめていわれた

やっぱり嬉しい…けど

この人は人間

私とは全く違う

人間に近く作られても

所詮人形

全く違う種族

とんとんさん

優しそう

これなら簡単に逃げ出せるかも

はぁ

やっと自由になれる

でも

ちょっとの間はここにいさせてもらお

『よろしくお願いします』

『……』

ｶﾁ

『…はい』

『…はぃ』

ガチャ

今日は暴力振るわれなさそう

よかっ…た