○○
どう答えるべきか、
○○
考えるに考えた末、
私が出した答えは
私が出した答えは
○○
「何のことですか?
本当に知らないんですけど」
本当に知らないんですけど」
○○
シラを切る。
○○
まあ、しょうがない。
○○
実際やってないし。
○○
「…けるな」
テヒョン
パシッ
テヒョン
「ふざけるな」
○○
だから、至って真面目なんですが。
○○
目の前の
テヒョンオッパの目は怒りで満ちていて、
私の頬には痛みが走っていた。
テヒョンオッパの目は怒りで満ちていて、
私の頬には痛みが走っていた。
テヒョン
「お前、本当に最低だな」
ジミン
「手出すとかありえない」
○○
いや、
私もたった今出されたんですけど。
私もたった今出されたんですけど。
○○
せめて叩く前に言ってくれません??
○○
なん、だろ。
○○
時間が経つにつれて、
痛みが増していく。
痛みが増していく。
○○
あの子のよりも、
少し痛かっただけなのに。
少し痛かっただけなのに。
○○
どうして、?
テヒョン
「なに、泣いてんの?」
○○
そんな声が、聞こえた。
○○
泣いてる?私が?
○○
今まで泣くことなんてなかったのに。
グク
「泣けば許してもらえるなんて思うなよ。
ミンソの痛みはこんなもんじゃない」
ミンソの痛みはこんなもんじゃない」
グク
「それに、」
グク
「お前、嘘までつくようになったんだな」
○○
あぁ、そっか。
○○
オッパ達に信じてもらえなくて、
悲しいんだ。
悲しいんだ。
○○
私が否定したのは、
今のが初めてだったから。
今のが初めてだったから。
○○
みんなから向けられる、蔑んだ目
○○
それに耐えきれなくなった私は、
○○
逃げるように楽屋を飛び出した。
○○
さっきよりも、
どんどん痛みが増していく。
どんどん痛みが増していく。
○○
蹴られたお腹よりも、
○○
踏まれた腕よりも、
○○
ずっとずっと、心がいたい。
○○
さっきの言葉が、頭から離れない。
○○
『お前、嘘までつくようになったんだな』
○○
私がいつ、嘘をついた?
○○
いじめてるって言わされた時?
○○
私が守ろうとしてきた行動?
○○
どこからが嘘で、どこからが本当なのか、
○○
そんなの、わからない。
○○
昔の私はどんなだった?
○○
今の私自身も偽りになるの?
○○
あの一言が、こんなにも痛い。
○○
「…信じて、ほしかったんだ」
○○
ちがう。
○○
今回だけじゃない。
○○
最初からだ。
○○
最初から、
私は信じてなんてもらえなかった。
私は信じてなんてもらえなかった。
○○
いつ、
どこで私が信じてもらえたって言うの?
どこで私が信じてもらえたって言うの?
○○
期待、してたんだ。
○○
あの子が私にいじめられてるって、
嘘を言った時から、ずっと。
嘘を言った時から、ずっと。
○○
オッパ達なら
「○○はそんなことしない」って、
言ってくれるんじゃないかって、
「○○はそんなことしない」って、
言ってくれるんじゃないかって、
○○
でも、そんなこと1度もなかった。
○○
「はは…バカじゃん、私」
○○
私の希望は、
とうの昔に潰されていたというのに。
とうの昔に潰されていたというのに。
○○
それでも私は、
期待をしていたかったんだ。
期待をしていたかったんだ。







