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守ってみせる【BTS】第10,11話

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守ってみせる【BTS】第10,11話

1 - 守ってみせる【BTS】第10,11話

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2019年11月24日

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○○

どう答えるべきか、

○○

考えるに考えた末、
私が出した答えは

○○

「何のことですか?
本当に知らないんですけど」

○○

シラを切る。

○○

まあ、しょうがない。

○○

実際やってないし。

○○

「…けるな」

テヒョン

パシッ

テヒョン

「ふざけるな」

○○

だから、至って真面目なんですが。

○○

目の前の
テヒョンオッパの目は怒りで満ちていて、
私の頬には痛みが走っていた。

テヒョン

「お前、本当に最低だな」

ジミン

「手出すとかありえない」

○○

いや、
私もたった今出されたんですけど。

○○

せめて叩く前に言ってくれません??

○○

なん、だろ。

○○

時間が経つにつれて、
痛みが増していく。

○○

あの子のよりも、
少し痛かっただけなのに。

○○

どうして、?

テヒョン

「なに、泣いてんの?」

○○

そんな声が、聞こえた。

○○

泣いてる?私が?

○○

今まで泣くことなんてなかったのに。

グク

「泣けば許してもらえるなんて思うなよ。
ミンソの痛みはこんなもんじゃない」

グク

「それに、」

グク

「お前、嘘までつくようになったんだな」

○○

あぁ、そっか。

○○

オッパ達に信じてもらえなくて、
悲しいんだ。

○○

私が否定したのは、
今のが初めてだったから。

○○

みんなから向けられる、蔑んだ目

○○

それに耐えきれなくなった私は、

○○

逃げるように楽屋を飛び出した。

○○

さっきよりも、
どんどん痛みが増していく。

○○

蹴られたお腹よりも、

○○

踏まれた腕よりも、

○○

ずっとずっと、心がいたい。

○○

さっきの言葉が、頭から離れない。

○○

『お前、嘘までつくようになったんだな』

○○

私がいつ、嘘をついた?

○○

いじめてるって言わされた時?

○○

私が守ろうとしてきた行動?

○○

どこからが嘘で、どこからが本当なのか、

○○

そんなの、わからない。

○○

昔の私はどんなだった?

○○

今の私自身も偽りになるの?

○○

あの一言が、こんなにも痛い。

○○

「…信じて、ほしかったんだ」

○○

ちがう。

○○

今回だけじゃない。

○○

最初からだ。

○○

最初から、
私は信じてなんてもらえなかった。

○○

いつ、
どこで私が信じてもらえたって言うの?

○○

期待、してたんだ。

○○

あの子が私にいじめられてるって、
嘘を言った時から、ずっと。

○○

オッパ達なら
「○○はそんなことしない」って、
言ってくれるんじゃないかって、

○○

でも、そんなこと1度もなかった。

○○

「はは…バカじゃん、私」

○○

私の希望は、
とうの昔に潰されていたというのに。

○○

それでも私は、
期待をしていたかったんだ。

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