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次の日、僕のこの幼児化問題に進展があった。 土方たちや万事屋が散々調べてくれたおかげで、 僕が食べてしまった飴は他の人にも沢山配られていて、 同じ様に幼児化してしまった大人達がいたのだ。 その人達も僕と同様にあのおばあさんからの飴でこうなってしまったらしい。 そしてあのおばあさんはどうやら、他の星からの天人らしく、危険な薬入りの飴やお菓子を様々な星にバラまいていた集団の1人で、指名手配だったのだ。
近藤
近藤
近藤
真選組の屯所の大広間では、隊士達が集まり、幼児化問題について話し合っていた。僕はそれを部屋の隅で三角座りして大人しくきいていた。 その話し合いが終わると、土方が僕の元にやってくる。
土方
ヒイラギ燐(幼児化)
僕は1人で眠ることもできないのに、 留守番を1人でするなんて絶対無理!と、 泣き出したのだ。
沖田
総悟が顎に手を当てて悩む。
近藤
手をポンッと叩いた近藤さんが言う。 しかし、土方はこれを全力で拒否する。
土方
沖田
土方
そんな話をしていると、僕は置いていかれまいと、土方の足に抱きついた。
ヒイラギ燐(幼児化)
土方の足にしがみつくと、丁度膝辺りに私の頭がくるくらいだろう。そして僕は土方のズボンで涙を拭う。僕のその様子に困ったと3人は顔を合わせた。
ザキ
後ろから山崎が恐る恐る声をかけてきた。
ザキ
土方
土方が山崎に掴みかかる。
お妙
どうやら先に思いついた他の隊士が、屯所の近くを通りかかったお妙さんを捕まえていたらしい。 そして、近藤さん以外は顔を青ざめる。
近藤
近藤さんは抱きつこうとして殴られていた。
お妙さんに全てを説明すると、快く受け入れてくれた。
お妙
近藤
その間、僕は人見知りして土方の後に隠れていた。 そんな様子を見て、お妙さんは僕に視線を合わすようにしゃがむと、笑顔で自己紹介してくれた。 近藤さんのストーカー被害にあってる女性ということは知っていて、なおかつとても凶暴なことも知っていた。しかし、凶暴なのは主に近藤さんだけにらしく、その優しい笑顔に私も少し安心した。
土方
ヒイラギ燐(幼児化)
僕はお妙さんに抱き抱えられ、真選組のみんなを屯所の門から見送った。
お妙
ヒイラギ燐(幼児化)
お妙
ヒイラギ燐(幼児化)
お妙
お妙さんは僕の手を取ると、一緒に公園まで連れて行ってくれた。 その途中に、とある女の人に出会う。
猿飛
すると、猿飛さんという人は、ズイッと僕に顔を近づけた。 僕は驚き、お妙さんの後に隠れる。
お妙
猿飛
お妙
ヒイラギ燐(幼児化)
言い終わった後に顔を上げ、猿飛さんを見ると、凄く驚いていた。 そして、何故か公園に行く僕たち二人に並んでついてくる猿飛さん。
お妙
猿飛
お妙
僕を挟んでバチバチと火花を飛ばす2人。 気まずくて、2人とは少し離れて歩いていた。 すると、前をきちんと見ていなかった僕は誰かとぶつかる。
ヒイラギ燐(幼児化)
ツッキー
ぶつかった人は僕に手を差し伸べてくれる。
ツッキー
ヒイラギ燐(幼児化)
僕はその女の人の手を取ると立ち上がり、付いた砂をパッパっと払う。
お妙
猿飛
僕が居ないことに気が付き、引き返してきたお妙と猿飛さん。どうやら、この顔に傷のある綺麗な女の人も知り合いらしい。
ツッキー
彼女は月詠という吉原の女性らしい。お妙さんが事情を話すと、何故かこの月詠さんも動向すると言ってきた。
ツッキー
彼女たちは出会った直後はギスギスしていたにも関わらず、何故か女子トークで盛り上がっていた。 公園に着いてからも、3人はベンチでお喋りしている。
僕は仕方なく、1人で砂場で遊んでいた。
知らんジジイ
急におじさんに声をかけられ顔を上げると、ニコニコしたおじさんが僕を見ていた。
ヒイラギ燐(幼児化)
知らんジジイ
そして、思考が小学生の僕は何の疑いもなく、おじさんについていった。 お妙さん達はまだそれに気づいていない。
公園から離れて、路地裏に連れてこられた。僕は猫は?と言いながら、辺りを探す。 すると、後から急に口を塞がれた。
ヒイラギ燐(幼児化)
知らんジジイ
そしてそのおじさんは僕に刃物をチラつかせた。 僕は必死で男の手を外そうとするが、今の僕の力ではビクともしない。
お妙
その数分後に気がついた3人は、公園内で僕を探していた。
猿飛
猿飛さんはそういって、全員で手分けすることにした。
僕が見つからないまま日が暮れようとしていた。 その頃にはすでにお妙さんが、銀時たちにも報告して一緒に探してもらっていたのだ。
新八
お妙
銀時
定春に乗って探していた神楽ちゃんも、定春の嗅覚をもってしても僕が見つからないということは、誘拐か何かではないかと疑いだす。
近藤
既にあたりが暗くなった頃に、帰ってきた真選組にお妙さん達が報告する。
お妙
お妙さんが泣きながら頭を下げていた。
お妙
すると、土方は黙って車に乗り込む。
近藤
近藤さんの言葉にも耳を貸さなかった土方はパトカーを飛ばした。
沖田
お妙
ヒイラギ蓮斗
お妙
ヒイラギ蓮斗
新八
ヒイラギ蓮斗
銀時
ヒイラギ蓮斗
銀時
ヒイラギ蓮斗
銀時
ヒイラギ蓮斗
知らんジジイ
そこには大きな船があり、これに僕たちを乗せるらしい。 これに乗ってしまえば、どこか遠くに連れていかれてしまう。そう思ったが、こんな状況で私は出来ることもなく、従うしか術がなかった。
知らんジジイ
男がそう言うと、暗がりから誰かが歩いてくる。
知らんジジイ2
出てきたのは、いかにもお金を持っていそうな太った男だった。
知らんジジイ2
その太った男は1人の女の子の顔を撫で回す。 その様子をみるからに、どうやらこいつはロリコン金持ちらしい。そして、その金で使われたのがこのトラックの男達だろう。
知らんジジイ2
ロリコンは僕に気がつくと、駆け寄り割れ物を触るように体を触ってくる。
ヒイラギ燐(幼児化)
そう必死に思っていると何処からか歌が聞こえて来る
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ燐(幼児化)
ヒイラギ蓮斗
先程までの笑みは消え一瞬でキレ顔になる蓮斗
知らんジジイ2
ヒイラギ蓮斗
知らんジジイ2
ヒイラギ蓮斗
知らんジジイ2
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ蓮斗
知らんジジイ2
そう言い僕を人質に取る
ヒイラギ蓮斗
知らんジジイ2
ヒイラギ蓮斗
そう言い男に音もなく近づき男の手を蹴る
知らんジジイ2
男は痛さのあまり僕から手を離す
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ燐(幼児化)
ヒイラギ蓮斗
そう言い燐に薬を渡す
ヒイラギ燐(幼児化)
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ燐(幼児化)
知らんジジイ2
ヒイラギ燐
そう言い男にギリギリの場所に刀を刺す
知らんジジイ2
知らんジジイ2
すると、扉が開く音がした。入ってきたのは万事屋とお妙さん達。男の悲鳴を聞いて焦って駆けつけてきたらしいが、この光景を目にしてみんな硬直した。
神楽
ヒイラギ燐
万事屋たちは良かったと、喜んでくれていたが、お妙さんたちは呆気にとられたままだ。
お妙
新八
ヒイラギ蓮斗
そして、体が元に戻った僕は、その後この船の船員を見事に全員逮捕することができた。船の中には神楽ちゃんが飴を貰った婆さんもいた。
そして、全員をパトカーに乗せ、連行し、ひと段落付いた。
ヒイラギ燐
近藤
近藤さんが優しくそう言ってくれる。
沖田
土方の方を見ると、1人離れて海の方を向いてタバコを吸っていた。僕は土方の隣に行く。
ヒイラギ燐
そう言いかけた時、土方は僕の頭にポンと頭を乗せて少し撫でた。そんなこと、僕が薬で小さくなった時にしかしなかったのに。
土方
ヒイラギ燐