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副長達の幼馴染は少女なのにイケメンな件について

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副長達の幼馴染は少女なのにイケメンな件について

5 - ロリコンと中身が19歳の少女

♥

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2021年10月06日

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次の日、僕のこの幼児化問題に進展があった。 土方たちや万事屋が散々調べてくれたおかげで、 僕が食べてしまった飴は他の人にも沢山配られていて、 同じ様に幼児化してしまった大人達がいたのだ。 その人達も僕と同様にあのおばあさんからの飴でこうなってしまったらしい。 そしてあのおばあさんはどうやら、他の星からの天人らしく、危険な薬入りの飴やお菓子を様々な星にバラまいていた集団の1人で、指名手配だったのだ。

近藤

この問題はもう燐ちゃんだけの問題では無い、

近藤

メディアも大きくこの事件を取り上げているし、

近藤

被害者の数も増え続けている一方だ。
そこで今日からこの指名手配の捜索をより一層力入れてくれ。

真選組の屯所の大広間では、隊士達が集まり、幼児化問題について話し合っていた。僕はそれを部屋の隅で三角座りして大人しくきいていた。 その話し合いが終わると、土方が僕の元にやってくる。

土方

今日から隊士は全員お前をこんなにした犯人の捜索に出払わなきゃいけねーんだ

ヒイラギ燐(幼児化)

えっ...ぼくはおるすばん...?

僕は1人で眠ることもできないのに、 留守番を1人でするなんて絶対無理!と、 泣き出したのだ。

沖田

困りやしたね、連れていくにも何か危険があったら...

総悟が顎に手を当てて悩む。

近藤

あ!万事屋に面倒見てもらえばいいじゃないか!!

手をポンッと叩いた近藤さんが言う。 しかし、土方はこれを全力で拒否する。

土方

あんな奴らに預けられるかよ!!それだったらまだ俺が連れていく方が安心できる

沖田

土方さん、もう立派に心配性ですね。隠す気全然ないでさァ

土方

し、心配性じゃねぇよ...!

そんな話をしていると、僕は置いていかれまいと、土方の足に抱きついた。

ヒイラギ燐(幼児化)

ひじかたといるぅぅ......

土方の足にしがみつくと、丁度膝辺りに私の頭がくるくらいだろう。そして僕は土方のズボンで涙を拭う。僕のその様子に困ったと3人は顔を合わせた。

ザキ

あの、提案なんですけど...

後ろから山崎が恐る恐る声をかけてきた。

ザキ

万事屋がダメなら、お妙さん所とかは。

土方

てめぇ何考えてんだよ!!
あんな所行ったら燐にダークマター食わされて死ぬだろーが!!

土方が山崎に掴みかかる。

お妙

あら、何がダークマターですって?

どうやら先に思いついた他の隊士が、屯所の近くを通りかかったお妙さんを捕まえていたらしい。 そして、近藤さん以外は顔を青ざめる。

近藤

お妙さぁぁぁぁぁぁん!!!!ブフォッ

近藤さんは抱きつこうとして殴られていた。

お妙さんに全てを説明すると、快く受け入れてくれた。

お妙

そもそもお留守番の時だけじゃなくて、こんな可愛い子がこんなゴリラと一緒に生活してるなんて可哀想...そのうちゴリラがうつっちゃいそうで...

近藤

いやお妙さんゴリラはうつりません

その間、僕は人見知りして土方の後に隠れていた。 そんな様子を見て、お妙さんは僕に視線を合わすようにしゃがむと、笑顔で自己紹介してくれた。 近藤さんのストーカー被害にあってる女性ということは知っていて、なおかつとても凶暴なことも知っていた。しかし、凶暴なのは主に近藤さんだけにらしく、その優しい笑顔に私も少し安心した。

土方

大丈夫か?燐

ヒイラギ燐(幼児化)

...うん

僕はお妙さんに抱き抱えられ、真選組のみんなを屯所の門から見送った。

お妙

さて、燐ちゃん。何して遊ぼうかしら。

ヒイラギ燐(幼児化)

お外で遊びたい‼︎

お妙

そうねぇ...天気もいいし、公園にでも行きましょうか

ヒイラギ燐(幼児化)

うん!!

お妙

っ!!///(なんて可愛いのかしら...あんなチャラ男の蓮斗さんの妹がこんなに可愛いわけがないじゃない...)

お妙さんは僕の手を取ると、一緒に公園まで連れて行ってくれた。 その途中に、とある女の人に出会う。

猿飛

あら~?お妙さん。とうとうゴリラとでも子供作ったのかしら?

すると、猿飛さんという人は、ズイッと僕に顔を近づけた。 僕は驚き、お妙さんの後に隠れる。

お妙

ちょっとそんなに顔を近づけないでもらえるかしら、燐ちゃんに汚い雌豚臭がうつるわ

猿飛

はぁ?誰が汚い雌豚よ!!私を罵っていいのは銀さんだけなの!!...それにしてもその子、ほんとにどういう事なの?

お妙

燐ちゃん、自己紹介できる?こんな雌豚に自己紹介なんかする必要ないけれど、人見知り克服するためにもやってみようね

ヒイラギ燐(幼児化)

ヒイラギ燐です...しんせんぐみで働いていて、れんにぃ...兄はヒイラギ蓮斗です。

言い終わった後に顔を上げ、猿飛さんを見ると、凄く驚いていた。 そして、何故か公園に行く僕たち二人に並んでついてくる猿飛さん。

お妙

あの、猿飛さん。なんでついてくるのかしら。ストーカーはあの天パだけにしてもらえます?

猿飛

貴方みたいなゴリラ女にこんな小さい子世話出来るわけないでしょ。

お妙

あら、貴方こそ燐ちゃんに変な事吹き込みそうだし、存在してるだけで悪影響よ

僕を挟んでバチバチと火花を飛ばす2人。 気まずくて、2人とは少し離れて歩いていた。 すると、前をきちんと見ていなかった僕は誰かとぶつかる。

ヒイラギ燐(幼児化)

わっ!!

ツッキー

おっと...すまない。大丈夫か?

ぶつかった人は僕に手を差し伸べてくれる。

ツッキー

小さくて見えなかったんだ、悪いことをしたな。立てるか?

ヒイラギ燐(幼児化)

うん

僕はその女の人の手を取ると立ち上がり、付いた砂をパッパっと払う。

お妙

燐ちゃん!!すみません...って

猿飛

ツッキー!?

僕が居ないことに気が付き、引き返してきたお妙と猿飛さん。どうやら、この顔に傷のある綺麗な女の人も知り合いらしい。

ツッキー

なんじゃ、主らのツレか。子供は気を抜くとすぐに迷子になるからな...ところで、一体誰の子供だ?

彼女は月詠という吉原の女性らしい。お妙さんが事情を話すと、何故かこの月詠さんも動向すると言ってきた。

ツッキー

主らじゃ子供の世話などわからんだろう。わっちはこう見えても晴太をずっと見てきたんじゃ、ちっとは主らより扱い方に慣れている

彼女たちは出会った直後はギスギスしていたにも関わらず、何故か女子トークで盛り上がっていた。 公園に着いてからも、3人はベンチでお喋りしている。

僕は仕方なく、1人で砂場で遊んでいた。

知らんジジイ

お嬢ちゃん猫好きかい?

急におじさんに声をかけられ顔を上げると、ニコニコしたおじさんが僕を見ていた。

ヒイラギ燐(幼児化)

猫すきだよ、いるの?

知らんジジイ

あぁ、あっちに可愛い子猫がいたんだ。おいで

そして、思考が小学生の僕は何の疑いもなく、おじさんについていった。 お妙さん達はまだそれに気づいていない。

公園から離れて、路地裏に連れてこられた。僕は猫は?と言いながら、辺りを探す。 すると、後から急に口を塞がれた。

ヒイラギ燐(幼児化)

んんっ?!

知らんジジイ

大きい声出すんじゃねぇぞ

そしてそのおじさんは僕に刃物をチラつかせた。 僕は必死で男の手を外そうとするが、今の僕の力ではビクともしない。

お妙

燐ちゃーん!!!!どうしましょう...見つからないわ...

その数分後に気がついた3人は、公園内で僕を探していた。

猿飛

もしかしたら公園の外にでたのかもしれない、お妙さんはこの周辺さがしてて、私とツッキーでちょっと遠くまで探してみるから

猿飛さんはそういって、全員で手分けすることにした。

僕が見つからないまま日が暮れようとしていた。 その頃にはすでにお妙さんが、銀時たちにも報告して一緒に探してもらっていたのだ。

新八

姉上!見つかりましたか?

お妙

ううん...どうしましょう、私がちゃんと見ていれば...

銀時

泣いても仕方ねぇだろ。神楽、そっちはどうだったか?

定春に乗って探していた神楽ちゃんも、定春の嗅覚をもってしても僕が見つからないということは、誘拐か何かではないかと疑いだす。

近藤

ええええ!!!???燐ちゃんが行方不明??!!

既にあたりが暗くなった頃に、帰ってきた真選組にお妙さん達が報告する。

お妙

本当にごめんなさい...

お妙さんが泣きながら頭を下げていた。

お妙

でも、公園の周辺で子供が行ける範囲のところは私とツッキーで全て探したわ。それに定春くんが匂いで嗅ぎつけなかったのって、もしかして誘拐かなにかじゃないかしら...

すると、土方は黙って車に乗り込む。

近藤

おいトシ!!落ち着け!!

近藤さんの言葉にも耳を貸さなかった土方はパトカーを飛ばした。

沖田

近藤さん、俺達も行きやしょう

お妙

私たちも手伝うわ、車を貸してちょうだい

ヒイラギ蓮斗

それじゃ俺は引き続き誰が燐を拐ったか調べておくね〜

お妙

あら蓮斗さんいつからいたんですか?

ヒイラギ蓮斗

最初ん所〜

新八

さ、最初って...?

ヒイラギ蓮斗

燐が拐われたって所〜

銀時

っつーか蓮斗の能力とか使えば一瞬で見つかるだろ

ヒイラギ蓮斗

目痛くなるからヤダ❤️

銀時

それでもお前燐の兄貴かよ...

ヒイラギ蓮斗

えー..でも今使っても意味なく無い?

銀時

は?んでだよ

ヒイラギ蓮斗

だって〜皆いねぇしぃ?

知らんジジイ

ビービー泣いてんじゃねぇよ!!さっさと歩け!!

そこには大きな船があり、これに僕たちを乗せるらしい。 これに乗ってしまえば、どこか遠くに連れていかれてしまう。そう思ったが、こんな状況で私は出来ることもなく、従うしか術がなかった。

知らんジジイ

例の子供達、連れてきました。

男がそう言うと、暗がりから誰かが歩いてくる。

知らんジジイ2

ご苦労様。おぉ、これはどれも別嬪さんだなぁ

出てきたのは、いかにもお金を持っていそうな太った男だった。

知らんジジイ2

こんなに泣き腫らして、可哀想に怖かっただろう。でも大丈夫だよ。これからはたっぷりこの私が君たちを可愛がってあげるからねぇ...

その太った男は1人の女の子の顔を撫で回す。 その様子をみるからに、どうやらこいつはロリコン金持ちらしい。そして、その金で使われたのがこのトラックの男達だろう。

知らんジジイ2

ん?なんと、これは上玉だな。驚いた...なんと美しいんだ

ロリコンは僕に気がつくと、駆け寄り割れ物を触るように体を触ってくる。

ヒイラギ燐(幼児化)

...(どうにかしなくちゃ...)

そう必死に思っていると何処からか歌が聞こえて来る

ヒイラギ蓮斗

ランラン気持ち悪いロリジジイ〜♪

ヒイラギ蓮斗

今宵〜俺がぶっ○す〜♪

ヒイラギ燐(幼児化)

れんにぃ‼︎

ヒイラギ蓮斗

さて...俺の可愛い妹に手ぇ出したのは何処の何奴だぁ?

先程までの笑みは消え一瞬でキレ顔になる蓮斗

知らんジジイ2

だ、誰だ貴様‼︎

ヒイラギ蓮斗

あれ〜どっかで見たことある顔だと思ったらテメェかよ

知らんジジイ2

きっ..貴様は..!!

ヒイラギ蓮斗

覚えてた?そうそう僕は気分屋の..嫌それは昔の話か

知らんジジイ2

なっ何故貴様がここにいる...見張はどうした‼︎

ヒイラギ蓮斗

他の人にやって貰ってるよ〜

ヒイラギ蓮斗

っつーか今はそんな事どーでもいいわ

ヒイラギ蓮斗

4ぬ準備は出来たよな?

知らんジジイ2

まっ、待て!さも無いとコイツの命が無いぞ‼︎

そう言い僕を人質に取る

ヒイラギ蓮斗

ん〜?おっさんやっぱり馬鹿だね〜

知らんジジイ2

っはぁ⁉︎

ヒイラギ蓮斗

フッ...嫌なんでもねぇ...よ‼︎

そう言い男に音もなく近づき男の手を蹴る

知らんジジイ2

っ‼︎

男は痛さのあまり僕から手を離す

ヒイラギ蓮斗

さて..燐は返して貰った訳だし..帰りたい所だけどねぇ〜...

ヒイラギ燐(幼児化)

あほれんにぃ!

ヒイラギ蓮斗

はいはいすいませんねぇそれじゃこれでも飲んでさっさと参戦しろ

そう言い燐に薬を渡す

ヒイラギ燐(幼児化)

これは...?

ヒイラギ蓮斗

戻る薬いいから早く飲め

ヒイラギ燐(幼児化)

う、うん‼︎

知らんジジイ2

くそっ‼︎何もかもめちゃくちゃだ‼︎

ヒイラギ燐

そんなの知らないから

そう言い男にギリギリの場所に刀を刺す

知らんジジイ2

ひぃっ...

知らんジジイ2

ワァァァァァァァァッッッッッ!!

すると、扉が開く音がした。入ってきたのは万事屋とお妙さん達。男の悲鳴を聞いて焦って駆けつけてきたらしいが、この光景を目にしてみんな硬直した。

神楽

燐!!元に戻ってるアル!!

ヒイラギ燐

やっとみんな来た...くるの遅いよ...もう決着ついたよ

万事屋たちは良かったと、喜んでくれていたが、お妙さんたちは呆気にとられたままだ。

お妙

し、新ちゃん?どういう事?あのカッコいい人が燐ちゃんなの?

新八

そうですよ姉上!燐さんはとってもカッコよくて凄く強いんです!でもどうして元に戻れたんですか?

ヒイラギ蓮斗

俺がここに1番最初に乗り込んだ時に成長薬ってのがあったから燐に飲ませた〜

そして、体が元に戻った僕は、その後この船の船員を見事に全員逮捕することができた。船の中には神楽ちゃんが飴を貰った婆さんもいた。

そして、全員をパトカーに乗せ、連行し、ひと段落付いた。

ヒイラギ燐

...みんなほんとにごめん。

近藤

いや、燐ちゃんがこんな事にならなかったら、こいつらは逮捕出来なかっただろう。

近藤さんが優しくそう言ってくれる。

沖田

俺はちょっと残念ですけどねィ。ちび姉御可愛かったのに。まあ、1番ショック受けてんのは土方さんじゃないんですかィ

土方の方を見ると、1人離れて海の方を向いてタバコを吸っていた。僕は土方の隣に行く。

ヒイラギ燐

ひ、土方。今回も迷惑かけてごめん...それに僕小さいままの方が...

そう言いかけた時、土方は僕の頭にポンと頭を乗せて少し撫でた。そんなこと、僕が薬で小さくなった時にしかしなかったのに。

土方

チビでもでかくてもお前はお前だろ。

ヒイラギ燐

土方...。

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