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クロエ・ナイエルは探し求めている

クロエ・ナイエル

一体私はどうすれば…

クロエ・ナイエル

どうすれば姉のことを忘れられるの…

クロエ・ナイエル

私はいつ姉になれるの…

???

あなたは私にはなれないわ

クロエ・ナイエル

誰!?

クロエ・ナイエル

また幻聴だわ…

クロエ・ナイエル

姉さん…ごめんなさい…

とある街に2人の姉妹がいました

ウィラ・ナイエル(姉)は優れた子で、クロエ・ナイエル(妹)は姉のような優れた人材ではありませんでした

しかし、クロエは、ウィラが持っていない香水を作るセンスがありました

その姉妹はいつも比較されていました

いつも妹は侮辱され、家族にまで見放されていました

しかし、クロエには唯一の理解者、ウィラがいました

ウィラ・ナイエル

クロエ、大丈夫?

クロエ・ナイエル

うん…もう慣れっこだよ…

ウィラ・ナイエル

何時でも相談してね?

クロエ・ナイエル

ありがとうお姉ちゃん

父親

クロエ!!なんでお前はこんなことも出来ないんだ!!

クロエ・ナイエル

ごめんなさい…苦手なの…

父親

言い訳をするな!!お姉ちゃんはできているのにお前が出来ないのはおかしいだろ!!

ウィラ・ナイエル

ちょっとお父さん!!

ウィラ・ナイエル

そこまで言う必要ないでしょう?

父親

あぁ…まあウィラが言うなら…

ウィラ・ナイエル

ちゃんとクロエのことも考えてよね?自分の子供でしょ?

ウィラ・ナイエル

それに謝りなよ!

父親

クロエ…すまなかったな

クロエ・ナイエル

ううん…いいよもう

クロエ・ナイエル

私ができなかったのが悪いから

ウィラ・ナイエル

ちょっとどこ行くのクロエ!?

バタン(ドアの音)

父親

ったく…ウィラに助けられてばっかじゃねえかあの妹は

父親

ほんとに姉妹かよ…

ウィラ・ナイエル

おい父てめえ殺るぞ

父親

はい、すみませんでした

別の日クロエは外を歩いていた

その日、何か見覚えのある物と、姉らしき人がいた

なにか商売をしているようだ

クロエ・ナイエル

あの、これなに売って……

ウィラ・ナイエル

いらっしゃいませ〜…ってクロエ!?

ウィラ・ナイエル

何してるの?こんなところで

クロエ・ナイエル

いや暇だからぶらついてたけど…

クロエ・ナイエル

これ、私の香水よね…

ウィラ・ナイエル

あ!そうなのよ!これね!クロエのたm…

クロエはウィラの返事を聞かなかった

クロエは姉が私のものを勝手に売って、私から全てを取ろうとしてる

そう考えてしまった

クロエは咄嗟に走り出して、逃げてしまった

ウィラ・ナイエル

あちょっとクロエ?!どこ行くのよ!

クロエ・ナイエル

クロエ・ナイエル

ウィラ…

クロエ・ナイエル

信じていたのに…

クロエ・ナイエル

私から全てを奪おうっていうの?

クロエ・ナイエル

姉さんしか信じれる人はいなかったのに

クロエ・ナイエル

裏切り者…

クロエ・ナイエル

許さない…

次の日

ウィラが姿を消した

クロエ・ナイエル

アハハハハハッ

クロエ・ナイエル

裏切り者なんて〇んじゃえばいいのよ!

クロエ・ナイエル

私の全てを奪う前に…

クロエ・ナイエル

ここであなたのすべてを奪ってあげる!!!

ウィラ・ナイエル

クロエ?どうしたのよ?

ウィラ・ナイエル

私はあなたから奪おうなんてしてないわ

ウィラ・ナイエル

だから落ち着いて?

クロエ・ナイエル

うるさい

クロエ・ナイエル

黙れ

クロエ・ナイエル

裏切り者

ウィラ・ナイエル

私はただあなたのためn(((

グサッ

クロエ・ナイエル

さようなら
裏切り者…

クロエ・ナイエル

今までありがとね…((ボソッ

クロエはウィラの遺体を隠し、自分がウィラと名乗るようになった

姉妹だからもちろんバレるはずもない

クロエはウィラの生活を満喫していた

しかし彼女にはココ最近、少し悩みがあった

クロエ・ナイエル

またあの夢だ…

クロエ・ナイエル

ウィラ姉がまた夢に出てきた…

クロエ・ナイエル

何かを伝えようとしてる…

クロエ・ナイエル

けどいつも聞こえないのよね…

???

あなたのために…

クロエ・ナイエル

!?

クロエ・ナイエル

今の…ウィラ姉…

クロエ・ナイエル

いや、ウィラ姉はこの世にはもう居ないのよ…

クロエ・ナイエル

きっと気の所為だわ…

しばらくして、クロエはウィラの部屋からとあるものを見つけた

どうやらウィラが書いていた日記のようだ

クロエ・ナイエル

あれ?この日は確かウィラ姉が香水を売っていた日…

クロエ・ナイエル

え…嘘……

そこには、ウィラがクロエの香水を人々に認知させるための、日々努力していた過程が残されていた。

クロエは絶望と後悔に襲われた

クロエ・ナイエル

姉さん…

クロエ・ナイエル

ごめんなさい…

???

遅いわよ

クロエ・ナイエル

またあの声だ…

クロエ・ナイエル

もう私どうしたらいいのよ…

クロエ・ナイエル

そうだ。記憶を消せばいいんだ…

クロエは記憶がなくなる香水「忘却の香水」を作った

しかし、それはまだまだ未完成であった

クロエ・ナイエル

これで忘れられる…

クロエ・ナイエル

あれ…また失敗

クロエ・ナイエル

やっぱりダメなのかな…

???

忘れないでよ…

クロエ・ナイエル

姉さんだ…

クロエ・ナイエル

こんな妹になんで話しかけてくれるのだろう…

???

あなたが大切だからよ

クロエ・ナイエル

!?

それ以来、声は聞こえなくなった

その時、クロエの元に一通の手紙が届いた

クロエ・ナイエル

荘園?聞いたことの無い場所ね…

クロエ・ナイエル

まあいいわ。香水のレシピがあるかもしれない…

クロエ・ナイエル

行ってみようじゃないの。

Identity.ウィラ・ナイエル(妹)~完~

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コメント

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ユーザー

面白かったです! フォロー失礼します!!

ユーザー

フォロー失礼します!

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