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この花が咲く頃

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この花が咲く頃

4 - 一章・jpの余命

♥

268

2025年06月02日

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jp

…………………(寝

jp

………………ん……(起

jp

…………あれ

病院……??

ya

……あ!!お前やっと起きた!

jp

…へ、yaくん?!

傍でスマホをいじっていたであろう yaくんが話しかけてきた

ya

お前のために
救急車呼んでやったんだぞ

jp

…………………………………

え、と……救急車?

あ………たしか俺、部屋で急に苦しくなって 吐血して、そのまま…

ya

お前の部屋行ったら
床で寝てるしさぁ

……倒れたのか………

jp

……ありがとね、yaくん

ya

いや「ありがと」じゃ
ないから

ya

なんで何も教えて
くれなかったの

jp

え??

ya

お前、重い病気なんだろ

jp

なんのこと…

ya

とぼけんな

ya

余命1年のくせに

jp

?!?!?!

ya

看護師さんや母さんから
聞いた

ya

病気の療養のために
こんな田舎に1人で
帰ってきたんだろ

ya

やっと納得したわ

jp

………………………………

ya

入院してればいいのに
わがまま言って俺ん家に
居候なんて……

ya

なにがしたいんだよ

そんなの

俺がyaくんのこと好きだからに 決まってんじゃん

jp

(もうちょっとくらい
 悲しそうにしてくれた
 っていいのに………)

淡々と事実を並べる君

俺、余命1年だよ?

少しくらい動揺してよ

寂しそうにしてよ

jp

(yaくんにとって)

jp

(俺はそれだけ小さくて
 どうでもいい存在
 なのかな……)

ya

3日は入院だって

jp

……………………うん………(俯

ya

じゃ、俺帰るね(扉開

パタン……

jp

…………………………

jp

………ふ、ぅ……(嗚咽(泣

jp

う、ぁ……(泣

パタン……

余命1年

jpが

ya

……………………………

あと1年で

あの笑顔も、 ウザいくらいつきまとってくることも あの特徴的な声で話しかけてくることも 全部無くなるんだ……

ya

………………(ポロポロ(泣

ya

…………あれ……?

なんで泣いてるんだろ

ya

……う…ぁ………(泣

からかってくるし、失礼だし

jpのこと、嫌いだと思ってた

でも

――――――――――――――

jp

じゃあ、俺がyaくんのこと
笑顔にする!

jp

yaくんの毎日が
楽しくなるように頑張るよ!

ya

………!!//

―――――――――――――――

ya

(きっと本当は
 違ったんだ……)

jpが、本気で俺のことを考えてくれてるのは わかってる

じゃあ、俺はjpをどう思ってる…?

ya

…………………(涙拭
(やっぱまだよく
 わかんないかも……)

jpのおかげで毎日が楽しくなった

自然と笑顔や楽しいことが増えた

ya

……………………………(泣

ya

駄目だ……止まんない…(泣

俺はこれから

どうしたらいいんだろう

jp

………………………(泣

コンコンッ

jp

っ?!(涙拭

ur

失礼しまーす

ガチャッ

ur

……あ、jpさん起きた?!

ur

よかった……

jp

…………………ur…………

ur

yaから話聞いたときは
びっくりしたぜ

jp

………ねぇ、ur……

ur

ん?

jp

さっきね、yaくんが……

ur

おう

jp

………こんな感じで冷たくて

ur

……………え

jp

俺が死んでも、なんとも
思わないのかなって……

jp

寂しく、て……(泣

ur

んーー……とね…

ur

yaはちゃんとjpさんのこと
大切に思ってるし
心配してるから大丈夫

jp

………なんでわかるの…?

ur

とにかく大丈夫だって!

ur

退院したらもっと仲良く
なればいいだろ

ur

それに、jpさんものちのち
わかるって

jp

……………………………??

ur

……………………………

ur

あ、そういやさ、jpさんって
なんでyaのこと好きに
なったんだ?
(話題を変えよう)

jp

え…??

ur

きっかけとか、
恋に落ちた瞬間とか

jp

それは……あるけど…///

ur

おぉ?!聞かせろよー

jp

うーん……

jp

まぁ、いいか……///

ur

よっしゃ!

jp

えっとね…//

jp

あれは、まだyaくんと俺が
出会ったばかりの頃で……

――――――――――――――

jp

………………………………

その日は、小学校でクリスマスパーティーが 開催されてて

お菓子とか、綺麗な装飾が沢山ある部屋で みんな自由に遊んでた

プレゼント交換とか、歌を歌ったりとか

みんな、サンタさんとかそういう話題で 持ちきりで

楽しかったけど、1つ寂しいことがあった

だって、その日は……

俺の誕生日でもあったから

jp

はぁ……(部屋隅座

誰も祝ってくれない

みんな、俺のこと忘れてるのかな……

ya

何してんの、こんな端っこで

jp

…………?

1人憂鬱な気分だったとき、目の前に 現れたのは

その年、初めて同じクラスに なったyaくんだった

この作品はいかがでしたか?

268

コメント

4

ユーザー

まさかの…

ユーザー

200まで押しました!!今回も最高すぎ、🥹2人が泣いてんのとかめっちゃ好きでした🫶🏻

ユーザー

今回も有難う御座います

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