チャイムが鳴り挨拶をする。 授業が終わりトイレに向かう。 放課後。 外は雨でじめじめしている。 作ったドーナツを片手に向かう。 貴方がいる場所へ。ーー。 ドーナツ上手くいったかな…?と心配しながらも向かう。 階段を降りて行く。 美味しいって言ってくれるかな? と期待を背負う。 何言ってるんだろうね笑 そう思いながらもやっぱり行ってしまう。 ガチャ そこには珍しく貴方の姿は無かった。 近くに居たもっけに飴を渡す。 居ない事に少しショックを受けた。 そして私は帰る支度をする為に教室へ向かう。ーー。 歩く。 考える事も無くボーッとして歩く。 人の気配がした。 どうやら近くに居るみたい。 この時間に居る人が居るんだ…と思い向かってみる。 コソッと隠れながら行く。 ーー。 重なり合う唇。 ?「おまじない。」 ーー。 そこには寧々さんと貴方が居た。 私はこの場から逃げるように教室へ向かう。 特になにかを考えた訳じゃない。 悲しいとか辛いって思わない。 けど嬉しいとか思わない。 何も考えれない。 私はただボーッとして教室へ向かう。 鞄に課題や教科書を入れる。 ふと窓を見つめる。 さっきまで降っていた雨がもっと強くなった。 「馬鹿らしい。」ボソッ 準備が終わり鞄を持ち玄関へ向かう。 靴を出し、履く。 私は外へ出た。 人は見当たらない。 私1人だけが居るみたい。 静まった街の中雨の音だけが響く。 ドーナッツを鳥にあげ、家に向かう。 6月だからだろうか?カエルが居た。 そうやって歩いて行く。 何を期待していたんだろうね…笑