街の中って、こんなに人が多かったっけ
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嫌…!!やめて!!
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大人しくしろ!!
何、この声…
モブ
平民は大人しく貴族に従うものだろ!
あ、差別的なものだ…
俺は急いで、走った。そうして見ていると 1人の男の子が男性に掴まれていた
LAN
いい加減にしたらどうです?
モブ
おぉ、騎士団様ですね、でも一本ってことは平民か
??
早く逃げて…!
??
この場で、奴隷を攫うって事件があるんですが
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貴方のせいですか?
モブ
お前!誰…だ
??
お前とは失礼ですね…笑
その瞬間その1人は、その男性を気絶させ、 そのまま連れて行った。
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あの!助けてくれて…ありがとうございます
LAN
全然いいよ。貴方は?
雨乃こさめ
こさめといいます。さっき言われた通り…平民です
LAN
俺はLAN、俺も平民だよ
雨乃こさめ
え?でも…
その子はピンを見て、察してくれた。
雨乃こさめ
でもなんで、LANくんはここに?
雨乃こさめ
騎士団は基本忙しいでしょ?
LAN
そうなんだけどね…俺はVOISINGってところに所属しているんだ
雨乃こさめ
VOISING!?あの1番強い騎士団の
VOISINGって聞いた途端驚いた。 でも同じ平民だったなんて…それにしても、なんで騎士団が動いているんだろう
LAN
俺ずっと…、1人でやってきたんだ
雨乃こさめ
1人で…?
LAN
うん…あそこに引き取られてから
LAN
ずっと…あの人たち意外と関わることがなかったから…
LAN
それで…旅に出て仲間を集めたいって言ったら…了承してくれたの
雨乃こさめ
そうなんですね…
その時のLANくんの表情はとても明るくて、とても幸せってことを感じた。
LAN
そういえば、こさめは何を得意とするの?
雨乃こさめ
え?
LAN
今、俺、騎士団のメンバーを探し中なんだ
LAN
それでこさめを招待したくて
その話を受けてくれた途端、とても嬉しかった。でもこさめは…あまり…
雨乃こさめ
こさめは…氷魔法を使います
雨乃こさめ
でもまだ、力が足りなくて…
雨乃こさめ
氷魔法をまともに魔物に当てても…5発ぐらいまで撃たないと死なないんです
LAN
別にいいんだよ!一般ってなってそこまで魔力の扱いが上手いのは驚きだから
LAN
もしよかったら俺が集めている騎士団に来ない?
雨乃こさめ
こんな僕でよかったら…よろしくお願いします!
らんらんが、騎士団のローブを取り出してくれた。 それは、ローブだけだけど騎士団の団長さんがくれたらしい。 正式な服装は帰ってからって話になった。
雨乃こさめ
そういえば…さっき助けてくれた人の名前…聞いてないですね
LAN
そうだね、でもきっとそのうち会える気がする
そう話している、LANくんは、とても優しげな表情をしていて こさめもとても安心できた。
そうしてその日、その街から出るために、歩いて行った。 そうして夕方になって、平民の方も歓迎してくれている宿に泊まった。 そうして翌日、また出発をした。