大人組ですが桃さんほとんど出ません まだ一話目なのでね オレンジとムラサキです
性描写はございません
理解のない方 注意される方 地雷の方 ブラウザバック願います
誤字脱字は無視していただけると.... 暖かい目でご覧ください...
まるで誰かの脳内のような
秋の風が優しくなびいている時、
君は必ず夜空へ舞っている。
交わす言葉を大切に抱えながら 綺麗な夜空へ、目がけて。
そんな誰かの脳内みたいな話から はじまる君と俺の物語。
今日も俺は、こんな小説を書く。
俺はとある小説家。
「人間失格」や「斜陽」で知られる 太宰治に圧倒されこの道に進んだ。
家族全員は反対だったが、 押し切り、今では1人ペンを握る。
今1冊だけデビュー作として出した。 が、それまでの人気はなく..
たった5〜6あたりの人ぐらいしか 感想を呟いてはいなかった。
だから二作目、かなり力を入れて 何ヶ月もペンを握っている。
俺はジャンルなどは問わず、 大体かける。
デビュー作はミステリー物を書いたが 次は恋愛小説にするつもり。
とは言えあまり恋愛はせずで、 かなり書くのに苦しんだ。
あぁ、今日もきっと、没だ。
なかなか表現が思いつかない。
思いつかない...。
そんなこんなで血迷っている中。
閃いた。
なにかしないより、確実だ。
だがやろうと思ってできる訳では無い
成人してるガッツリ陰キャの俺に、 惹かれる人なんている?
とりあえず思い浮かんだ 「レンタル彼女」を試してみる。
後日。昼。
さっそくレンタル彼女というサイトを開き1番安い人を注文..?する
「すみませ〜ん、 今さっきその子出ていってて」
「あとうちの子たち、 みんないっちゃってるんですけど..」
「ごめんなさーい..レンタル彼氏なら 全然いるんですけどね〜....」
と言われた。
....は?レンタル、彼氏?
いそいでそのサイトを見て、 値段を見てみる。
く......っそ安い............
1番上の紫色の髪色がかかった人の 名をその電話に出た人に言った
「紫さんですね、今からそちらへ〜」
写真をみて少しだけ驚いた
顔が可愛めの人が多い... この順番は人気度..か、
紫色の人、すごい人気そう。
電話に出てくれた人の話は聞かず、 ただ写真などを堪能した
数時間後 ピンポーンという音が鳴った
さすがに同性と気付いて 驚いただろう..固まっている
彼の奥深い場所に、 相当な闇を感じた
そして、淡々と悪口を言っていく。
彼は今、この仕事をやめたいらしい。
でも彼はレンタル彼氏の人気No.1で、 辞めたくても辞めれないだと。
人気のない人には分からない 贅沢な悩みとやらだ。
「彼氏」ということもあって、 距離感は近くしなけりゃならない
だから、2人とも敬語×。
そんなつもりは無かった。
今まで気になんてならなかった。 だから、俺には無理だと思った
でも今は、目の前にいるから、 同性愛にしてみてもいい。
今の時刻はもう夕焼け。 子供が帰るチャイムがなっている。
それなのに、今から?
そう言って道路まで引きずり出される
慣れた手つきでタクシーを呼び、 向こうの山付近までと言った
俺彼女に払わせてかなりダサい...?
いや超ダサい!!
にやっと笑って足を組む。 なんて小悪魔なんだろうか........。。。
おれはその山付近の お気に入りを楽しみに揺られた。
ついた頃には、もう真っ暗だった
あたりの一通りも少ない。
ありがとうございましたと、 タクシーの人がお辞儀をした。
右折して、住宅と離れた 謎の坂をさした。
公園があったであろう所に、 1つの家がたっていた。
その奥に、細い一本道があり、 寄せ付けないようゴミ箱がある。
細身の彼は難なく突破するものの、 俺はかなり自信が無い。
だから必死に絞り出される パスタの気持ちを考えて行った。
パスタの気持ちを考えたら 割と難なく突破できた。
そういう素質はあるのかもしれない
そして、通り抜けた先。
満月が大きく感じる、 そんな休憩場のような所
彼の細身の体に心を打たれた
ふわっと風が邪魔をしたら、 彼はひとつ、言葉を放った
夜空に手をかけるように伸ばした 彼の腕より、俺は彼自身に打たれた
なんて、綺麗なんだろう
目を釘で打たれたような、 1歩も動けないまま俺は見つめた
きっと今、友達は居ないんだろう。
彼にどんな悲しみがあったのか、 よく分かってはいないけど..
俺は彼を物にしたい
少し弱気になっている彼の背中を ぽんっと優しく叩いた。
顔をあげて、泣きそうな顔をしている 彼のことを抱きしめてあげた
彼は黙りきって、俺の背中に 腕を回して抱きしめた
少し小さな身長が、 さらさらの髪が、全て愛おしい。
こんな一夜限りの恋が、 綺麗だと思ったことは無いな
なんだか悲しくて、さらに、 ぎゅっと締め付けるように抱きしめた
このまま離したくない
愛した、この綺麗なまま終わりたい
彼は簡単に俺の背中から腕を外した
俺だけが一方的に好きだ
たった数時間やのに好きとか、 なんだか嘘みたいだ
でもそれほど彼にハマった。
「同性」だから好きなんかじゃない 「彼」が好きで恋をした
花を一目見て綺麗だと思って 見つめて、好きだと思う
花に例えるとそんな風だ。
俺は自分の欲を我慢して、 彼から腕を外した
彼は俺の肩にもたれかかっている
彼はそっと笑った
『またね』
たった3文字。それだけで、 自分の中の何かが崩れ落ちた
彼はさっとそそくさと帰った
もちろんよく来ているから、 帰りは驚くほど早かった
そして、居なくなってしまった場に 俺一人だけで夜空を見つめる
綺麗、じゃ、ない..
誰かの夢物語のような夜は 一瞬にして溶けた
ただ、俺の原稿には、 優しい顔で笑う彼の思い出が、
花を咲かせた
好きな人を振る仕事は、 あまりにも残酷だ。
早く辞めたいな、この仕事も この恋も、この思い出も
全部全部誰かのためだと、 知ったら驚くだろうなぁ...。
愛しい俺の友達
今日も頑張ってきたよ
コメント
4件
今回は紫桃で立場が違うんですね!橙くんの言葉一つ一つが心に突き刺さります…🙍♀️ ほんとにこんな発想どこから生み出しているのやら……🤦♀️🙄❤️
この携帯iPhone7で古すぎてインターネットめっちゃ遅いから死ぬほどイライラするw 因みにサブ垢はSE。許さん