テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

緑 。

なぁ、橙

いつもの猫カフェで、俺は声をかけてみた。

彼女はふと顔を上げて、ゆっくりと俺を見つめる。

橙 。

なんだよ?

緑 。

最近さ、俺たちの距離ってどう思う?

橙は一瞬考えるように目を伏せた。

橙 。

うーん…微妙じゃない?

緑 。

微妙?

橙 。

近いようで遠い、でも離れられないって感じ

彼女の言葉に、俺は苦笑した。

緑 。

わかる気がする。

緑 。

俺も同じだ

橙 。

やっぱり、不器用なんだよ、私たち

緑 。

そうだな。

緑 。

でも、それが俺たちっぽいと思う

しばらく沈黙が続いた後、橙がぽつりとつぶやいた。

橙 。

でも、そんな距離感でも、居心地は悪くない

緑 。

俺も

橙 。

変な話、あんたがいると落ち着く

彼女の素直な言葉に、胸が熱くなった。

緑 。

不器用なままでも、いいよな

橙 。

うん

猫がひと鳴きし、二人の間に温かな空気が流れた。

そんな不器用な距離でも、俺は大切にしたいと思った。

その拳より、スイーツが似合う君へ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

142

コメント

7

ユーザー

作品素敵すぎます✨✨ 1個聞きたいことがあるのですが、テキストの部分はどうやって文字を小さくしているのですか?私出来なくて💦教えて下さると幸いです!

ユーザー

いつも素敵で最高なお話ありがとうございます…!!🤭 題名からすっごい惹かれた…! 短くてもすっごーく素敵です!

ユーザー

全然大丈夫ですよ! 短くても満足感は変わんないのでッ!! 不器用な距離… めっちゃエモい…

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚