テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
コレ、フライギ共に過去にタイムスリップしてます??もしくは異世界、的なものに飛ばされたりー…… そしてフラ帝さん、まさか女装フェt((
イギリス
瞼を、開ける。
すぐに気がついた違和感。
やけに生々しく、長かった夢。
どこか、"おかしい"と感じた。
壁紙の色が若干違ったり、腕にあったはずの古傷だってなくなっていた。
イギリス
頭が回らない。寝起きだからだろうか。
手を机へと伸ばす。
…あれ。
アメリカ...?
そんな人...いたっけ...?
いや...いたはず、いたはずだ。
だけど...少なくとも、以前から会っていたような感覚はなくて。
変な感覚だった。
もしかしたら、今日見た長い"夢"のせいかもしれない。
そう、思ってたときだった。
部屋の外から、怒号が聞こえる。
物を投げつける音、遠くから私を叱る声。
強張る、身体。
すぐに、兄________イングランドのものだとわかった。
イギリス
刹那、それまで封じられていた記憶が、一気に流れ出るような感覚がした。
だんだんと狂っていった兄。虐待された日々。
…そして、アメリカを虐待した日々。
ようやく分かりあえた、あの日も。
詳細は覚えていない。
ざっくりとしか覚えてないが、私にとっては大切な記憶たちだった。
でも、その記憶たちの中には、見たこともない機械や建物があって。
まるで、未来を視たような感覚だった。
イギリス
カレンダーをみてみる。
たしかこれは…名誉革命よりちょっと前の日付だ。
イギリス
イングランドがおかしくなってきたのは、たしか…
グレートブリテン島の北部の国の併合時くらいじゃなかっただろうか。
イギリス
ぶつぶつ言っていた、その時だった。
イングランド
イギリス
イングランド
不意に、彼の影がぐにゃりと曲がる。
見間違いかと思い二度見したが、その時にはもう普通の影であった。
イングランド
イギリス
イングランド
苛つき始めたのか、彼は私の胸ぐらを掴んだ。
イギリス
イギリス
イングランド
ぽい、と手を話すと、『次はない』と言って立ち去った。
足音が聞こえなくなったのを確認してから、私は大きくため息を付いた。
イギリス
……我が兄ながら、流石に怖かった。
おかしいな、前はもうちょっと怖くなかった気がするんですけど。
というかあの影何だったんですか...?
見間違いにしてはリアルすぎますし...怖いんですけど...
イギリス
とりあえず彼に連絡してみよう。
たしかフランスもいるはずだ、仏帝を通して再び知り合えるかも知れない。
…あ、でもこの時代はスマホまだありませんでしたね...残念。
直接会ったほうが早いでしょうか...
そう思い、身支度を開始した。
イギリス
こんこん、と扉をノックする。
すると、暫くしてから仏帝が出てきた。
仏帝
彼はにこっ、と微笑んだ。
その笑顔を、酷く久しぶりに見たような気がした。
彼はフランスの兄、仏帝。
夢...というより、前の世界?ではWW2以降見ませんでしたが...
…まぁ、フランスの反応的に...
恐らく、ソ連さんのように...
イギリス
仏帝
仏帝
イギリス
いきなりだったので追い返されるかもとも考えたが、通して貰えて安心した。
一息ついたところで、仏帝から質問が飛んできた。
仏帝
イギリス
仏帝
紅茶を淹れながら、仏帝が続けた。
仏帝
イギリス
仏帝は少し顔を歪め、なにかを考えた。
仏帝
仏帝
仏帝
そう言って彼は、フランスを呼びに行った。
フランス
フランス
イギリス
フランス
…前より、口調や雰囲気が元気な気がする。
やはり、兄がいるのといないのとではここまで違うのか...
それから、世間話を、他愛もない話をしていた。
数日前にフランスがドアに指を挟んだ話だったり、
私がちょっと前、家の鍵を忘れた話だったり、
昔話だったり、
フランスの兄語りだったり。
そんな会話を交わしていると、ふと彼が私に対して質問を投げた。
フランス
…本当に、こういうところだけは鋭い。
私から言い出すつもりだったんですが...まぁ、仕方ないですね。
イギリス
フランス
イギリス
フランス
フランスがふと視線を窓へ向けた。
まるで“何かが欠けている場所”を探すように。
フランス
フランス
イギリス
彼にしては、遠回しではない言い方。
そんな言い方をするフランスは久々に見た気がする。
彼らしくないな、と思いながら話を聞いた。
フランス
しばらく考え込んだ後、『やっぱなんでもない』と言って、その話はなくなった。
イギリス
フランス
フランス
イギリス
フランス
帰りの支度を纏める。
随分と長い間ここにいたようだ、太陽が沈みかけている。
イギリス
フランス
仏帝にも挨拶をした後、フランス家を後にした。