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図書館に来たのは本当に久しぶり。
高校の時から読書が好きな俺は
放課後毎日通っていた。
学校の図書室はなかなか使えなくて
散々愚痴愚痴言っていたけど
今はもう慣れたものだ。
そう言って手に取った本は
恋愛の本。
切なく、 儚く、 読んでて飽きない本だった。
「 どんな内容だったかな 」
と、ふと思うのと同時に
ある人の顔が浮かぶ。
もう何年前なのか分からない。
背が高くて、色白で、顔が整っている
、僕が一目惚れした人。
あの時は多分お互いが意識していて
在り来りな言葉でも、 通じ合えている様な気がした。
そして、それから何ヶ月か経った後
_俺は告白された。
俺も好きだった。 付き合えたらな、って思った。
でも、これ以上
君を傷つけられない。
なんで振ってしまったのか
きっと彼も疑問に思っただろう。
俺ももう、
何も考えられないくらいに
ずっと
ずっと
後悔している。
振ってから、話してもないし
もう連絡もとっていない。
忘れたいのに、
考えたくもないのに、
彼の写真も
連絡先も
彼から貰ったものも
捨てれないのは、
まだ
好きなんだろうな___、
(バサッ
本が落ちたのだろうか
鈍い音がする先を見上げると
そこには
只ひたすらに会いたかった人が
立っていた。
𝐍𝐞𝐱𝐭🤍800
コメント
6件
もうほんとに最高すぎてスマホ投げるところでした!!!(?)