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真斗
興味って…
真斗
なんでだよ
千夏
あなたに私を殺して欲しい
真斗
どこぞの超有名なアニメ思い出すからやめろ
千夏
なんで？
真斗
いや…泣けてくる…
千夏
そう
千夏
泣く要素ある？
真斗
なんか泣ける
真斗
というか泣いた
千夏
そうなんだ
千夏
どうでもいいけど
真斗
じゃあ聞くな！
真斗
というかなんで俺？
千夏
人殺しそうな顔してる
真斗
いや理由がひでぇ
真斗
悪いけど俺そういうのしないから
千夏
そうなら残念ね
真斗
そもそも俺が殺す必要ないよな
千夏
そうね
真斗
じゃあなんでだ？
千夏
分からない
真斗
昨日みたいに自殺すればいいだろ
千夏
じゃあ今ここで…
真斗
だからここで死ぬな
千夏
私はここで死にたい
真斗
そういえばお前はなんで死にたいんだ？
真斗
それにどっかで見たことあると思ったら天才さんじゃないか
千夏
知ってるんだ
真斗
そりゃな
真斗
学校中の憧れの的だしな
千夏
憧れ…
千夏
初めて聞いた
真斗
そうか
真斗
それで？
真斗
そんな天才さんがなんで死のうとするんだ？
千夏
特に理由はない
千夏
ただ死にたいと思ったから死のうとしてた
真斗
それだけ？
千夏
うん
真斗
お前馬鹿か
真斗
たったそれだけの理由で死のうとすんなや
真斗
世の中にはいじめられて愛されなくて死にたいって思うやつがいんだよ
真斗
いじめられてもなく
真斗
愛されているお前が
真斗
いやお前に
真斗
死ぬ権利はない
千夏
真斗
分かったらさっさと家帰って勉強しろ
真斗
俺と話す時間が勿体ない…
千夏
あなたに私の何がわかる？
真斗
…は？
千夏
あなたに私の何がわかるって言っている
真斗
何って…
千夏
私は愛されたことなんかない
千夏
親は自分達の操り人形が欲しいだけ
千夏
テストで100点を取っても褒められない
千夏
それが当たり前になってしまったから
千夏
友達もいない
千夏
自分達とはレベルが違うから
千夏
天才は天才と
千夏
馬鹿は馬鹿と付き合う
千夏
自然とそうなっていた
千夏
でも私と同レベルの人なんかいなかった
千夏
私は友達が欲しかったのに…
千夏
レベルなんて関係ない友達が欲しかったのに…！
真斗
お前…
千夏
だからあなたに私を語る権利はない
千夏
そうでしょう？
真斗
分かった…
真斗
勝手なことを言ったのは謝ろう
真斗
すまなかった
真斗
でもな
真斗
お前は自分から友達を作ろうとはしなかったんだな
千夏
あ…
真斗
結局自分から行動しなかったら友達なんかできないんだよ
真斗
それこそお前に話しかけずらかっただろうしな
真斗
だから悪いのは両方
真斗
これで終わりだ
千夏
真斗
まあいいさ
真斗
俺は帰る
真斗
またな
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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