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コメント
1件
うおおおお第11話読み終えたよォ…!!😭💔 レピドライトくん、もう緑谷出久になっちゃうんだね… 名前変わるのって、自分の過去を全部置いていくみたいで怖いよな… 昼は平気な顔して、夜だけひとりで泣いてるところがほんとにせつなくて胸がぎゅーってなった😢 「会いたい」って言葉が枕に染み込んでく気がしたよ… コムムさん、レピの孤独と無理して笑う感じがすごく伝わってきた! 続きもめっちゃ気になる…どうなっちゃうんだろ…?🌸
母が死んでから数日。 僕は飛行機に乗っていた。 窓の外を見つめる。 何も考えられない。 考えたくない。 だって。 考えれば。 母さんがいないことを認めることになるから。 兄弟たちと離れたことを認めることになるから。 僕の名前は玲紀努光(レピドライト)。 九つ子の一人。 だった。 もう。 過去形なのかもしれない。 しばらくして。 飛行機が着陸した。 見たことのない街だった。 見たことのない人たち。 見たことのない景色。 僕は不安そうに周りを見る。 すると。 案内役の人が言った。
案内人
僕は顔を上げる。
案内人
案内人
案内人
案内人
案内人
レピドライト
案内人
レピドライト
個性。 聞いたことのない言葉だった。 僕は小さく頷く。 正直。 よく分からなかった。 だけど。 今は何も考えられない。 母さんのことばかり考えてしまうから。 しばらくして。 一軒の家の前に着いた。 玄関が開く。 そこには優しそうな女性が立っていた。
母
母
優しい声だった。 僕は少しだけ母さんを思い出す。 胸が痛くなった。
案内人
案内人
母
母
レピドライト
女性は少しだけ困ったように笑った。
母
母
母
母
心が少しだけ揺れた。 名前。 母さんが付けてくれた名前。 兄弟と繋がる名前。 だけど。 もう戻れない。 そんな気がした。
母
母
静かな声だった。 僕はその名前を聞く。 緑谷出久。 知らない名前。 知らない人生。 知らない世界。 全部。 知らない。 だけど。 女性は笑っていた。 だから。 僕も笑った。
レピドライト
平気なふりをした。 大丈夫なふりをした。 本当は。 全然平気じゃないのに。 その夜。 新しい部屋。 新しいベッド。 新しい天井。 何もかもが知らないものだった。 僕は布団をかぶる。 静かな部屋。 誰もいない。 アメジストも。 アレキサンドライトも。 ダイヤモンドも。 サファイアも。 誰も。 いない。 その時。 初めて気付いた。 本当に一人なんだと。
レピドライト
小さな声が漏れる。 涙が落ちる。 止まらない。 僕は口を押さえた。 泣き声が聞こえないように。 心配をかけないように。 昼は笑う。 平気なふりをする。 だけど。 夜だけは無理だった。
レピドライト
涙が枕を濡らす。 誰にも届かない声。 だけど。 その夜。 緑谷出久になったばかりの少年は。 本当の家族を思いながら。 一人で泣き続けた。