ちゃぽん
やっぱりお湯は嫌い
あったかくて熱くて
慣れない
でも冷水になんてできるわけがない
頭の中がくるくると回転する
ぼっという効果音がつきそうなほど顔が赤くなる
未来
早く出たいけど足がすくむ
未来
小さい声でそう言うと足が動いた
シャワーを冷水にして体を冷やす
昔からしてるものでも癖はつきにくくお湯は苦手
敏感肌で化粧などすれば顔がヒリヒリする
冷水を浴びながら頭を回転させていると
クシュンッ
そんな声が出た
余程寒かったのだろう
お湯に戻して頭を洗い出た
洗面台には少し大きめの服が
下を履かなくても見えなかったので履いてはいない
恥ずかしいなんて感情も沸かなかった
ガチャ
未来
安室
安室さんは顔を赤らめる
頭にはてなマークを浮かべる私
安室
私から目線を逸らしお水を渡す彼
不思議に思いつつ水を飲むと視界が暗転する
未来
安室
安室さんが何を言ったかは分からない
パタリと私の目は閉じた
安室side_.
未来さんがお風呂に入った後水を用意し睡眠薬を入れた
優しそうな彼女のことだ、ソファーに寝るとでも言い出すだろう
それに今日は仕事をしなくちゃいけない
機密情報だから未来さんには眠ってもらう算段だ
安室
そんなことを口にする自分
想像しただけで顔が赤くなる
自分はこんなに変態なんだな、と思いつつ気を逸らす
ふとパソコンを見ると見慣れた顔が5つ
同期達の顔だ
そして自分
最近は会えていないからまた会えたらいいなと思っている
部署が違う松田、萩原はまず会うことはない
ヒロは潜入中
伊達班長は高木刑事と忙しそうだ
僕も公安で忙しい日々が続いている
ガチャ
扉が開く
未来さんが出てきたんだと思いつつ目線を合わせる
未来
そう言う彼女は下を履いていなくぶかっとした服を着ている
安室
想像していた通り、
いや、もっとひどく顔が赤くなる
お水をずっと渡すと
ありがとうございますと一言
ぐいっと一気に水を飲む未来さん
体が傾く
未来
安室
この声が聞こえているのか分からないが...
倒れた彼女を連連れベッドへ
ベッドの上に彼女を乗せて仕事に取り掛かる
コメント
3件
安室さん可愛い〜♡めっちゃ良いこの小説‼︎