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は……?

悠蘭の兄

だから、悠蘭の兄だよ

悠蘭の兄

お前は五条悟か

悠蘭の兄

はぁ…せっかく悠蘭に殺させようと思ったけど

悠蘭の兄

…何勝手にこいつと仲良くなってんだよ

悠蘭

ッ…

悠蘭

ごめ…なさ…ッ

悠蘭、謝るな

悠蘭

…!

お前に悠蘭の人生を決める権利なんてねぇんだよ

悠蘭の兄

なんで?(笑)

悠蘭の兄

僕はお前以上に悠蘭と一緒に居て、

悠蘭の兄

お前以上に悠蘭を愛してる

悠蘭の兄

そんなのが今更口出しするな…ッ!

口出し?バカなのかお前は

俺は普通のことを言ってるだけだ

それに、悠蘭の家族は死んだんじゃねぇのかよ?

悠蘭の兄

あれ?まさか悠蘭、言ってなかったの?

悠蘭

な、なに…を…?

悠蘭の兄

ありゃりゃ、記憶飛んでる系か〜

悠蘭の兄

紗倉家は

『全員僕が殺した』

は…?

じゃあ、俺らがあの時祓った呪霊は何なんだよ

悠蘭の兄

あぁ、それは僕が変化させた姉さんだよ

な…っ

こいつ、自分の姉を手に掛けたのか…!?

悠蘭の兄

ねぇ、悠蘭

悠蘭の兄

僕、悠蘭の目の前でやってあげたよね?

悠蘭

ぁ…ッ…

グチャ…グチャ…

悠蘭

…お兄…様…?

悠蘭の兄

なぁに?悠蘭

悠蘭

なに、して…ッ

悠蘭の兄

なにって…父さんと母さんを殺してるんだよ

悠蘭

そんなこと、わかってます…ッ!

悠蘭

なんで…っ

悠蘭の兄

…こいつらが悠蘭を傷つけるからダメなんだよ

悠蘭の兄

僕は悠蘭を救うために、こいつらを殺してるんだ

悠蘭の兄

全部、悠蘭のせいであって悠蘭のためなんだよ

悠蘭

私の…せい…、?

悠蘭の兄

そうだよ?

悠蘭の兄

僕は悠蘭のためにやったんだから

悠蘭

私の、せい…

そうだ、私のせいだ

どうして忘れていたんだろう

全部、私のせいなんだ

全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部

私のせいだ

悠蘭

ぅ…ぁ…ッ

っ!悠蘭ッ!

悠蘭の兄

…ははっw

悠蘭の兄

馬鹿みたいだよねぇ?悠蘭

悠蘭

ビクッ

悠蘭の兄

君のせいでみんな死んだのに

悠蘭の兄

その濡れ衣を俺に着せてさぁw

悠蘭の顔を見ると とても怯えた表情だった

あいつが発してる言葉を なるべく聞かせないように 悠蘭を抱きしめる

それでも、体の震えは止まらなかった

悠蘭の兄

ねぇ、謝ってよ?

謝らなくていい

大丈夫だから、

悠蘭

っ……う、ん…ッ

悠蘭の兄

何勝手に人の言うこと聞いてんの?

悠蘭の兄

お前は俺の言ったことに従ってればいいんだよ、

悠蘭の兄

そんなこともできねぇからいつまでもこの家の「失敗作」なんだよ

悠蘭

っ…!

悠蘭の兄

…はぁ、もういいよ

悠蘭の兄

言うこと聞けないなら、相応のことをしなきゃね、

そういい、鋭い牙のようなものを こちらに向けて飛ばしてくる

クソッ…間に合わねぇ…ッ

シャキンッ

悠蘭の兄

なっ…!?

悠蘭

…!

憂太、真希!?

真希

大丈夫か、悠蘭

悠蘭

う、ん…

真希

一旦私と一緒に屋敷入るぞ

悠蘭

悟は…?

真希

バカ目隠しなら憂太と一緒の方がいいだろ

バカ目隠しって…

真希

お前のことだ

ひどくない?

悠蘭の兄

ごちゃごちゃうるさいなぁ…ッ

悠蘭の兄

お前ら邪魔なんだよッ!!

悠蘭、合図したら向こう行ってね

3

悠蘭の兄

領域展開

2

憂太

1

悠蘭の兄

『糜爛』

行けッ!

そういうと一瞬で 2人は屋敷に走る

…さて

……どうやって殺そうか

悠蘭

はぁっ…はぁっ…

真希

っ、大丈夫、か?

悠蘭

うん、

真希

なんなんだ、さっきの

悠蘭

…私の、お兄ちゃんなんだ、

真希

兄妹だったのか

悠蘭

うん

悠蘭

あの人の言ってることが本当なら

悠蘭

私の家族は全員、あの人に殺された

真希

殺された…!?

真希

待て、いくらなんでもおかしく無いか?

真希

だってお前の家族は…

そこまで言ったところで 私は気づいた

悠蘭が悲しそうな顔をしていることに

真希

…ごめん

悠蘭

ううん、大丈夫

悠蘭

それよりもお兄様の部屋に行ってみよう

悠蘭

なにかあるかもしれない

悠蘭

ここ、だね

真希

ひろいな

悠蘭

真希も慣れてるでしょ?

真希

だな

悠蘭

ここ、お兄様の部屋でもあるけど

悠蘭

私のものも少し置いてるんだ

真希

お前の部屋は?

悠蘭

ないよ

真希

え、なんで

悠蘭

…お母様たちにとって私は失敗作だったから

真希

は、?

悠蘭

私は紗倉家の術式を受け継がず生まれた

悠蘭

…ただの、呪いだよ

真希

呪いなんかじゃねぇよっ!

真希

お前はっ…!

悠蘭

お母様達にとって私は呪い

悠蘭

昔からそう言われてきた

真希

っ、お前は…、恨まなかったのか、?

真希

そんなこと言ってくる家族を嫌わないのか?

悠蘭

…なんとも思わない、かな

悠蘭

だって、もう慣れてるから

悠蘭

私にとって、これが普通だったからね

真希

…そう、か

悠蘭

心配してくれてありがとう、真希

真希

いや、私は大したことはしてねぇよ

ドォォォォンッ

真希

っ!?なんだ、この音…!

悠蘭

真希、悟達のところに戻ろう

真希

ああ、わかった

真希

…って、悠蘭?なんだ、その本

悠蘭

え?

私の手にはいつの間にか 一冊の本が握られていた

悠蘭

これ…お兄様の…?

夢に沈む(呪術廻戦夢小説)

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