桃赤
キーンコーンカーンコーン
学校中に放課後になるチャイムが広がる
俺は今日何も予定がないから近くのコンビニでも寄って帰ろうと考え
教室を出て廊下を素早く歩き階段を降りようとした
その時
肩を叩かれ後ろへ振り向く
そこには 背が高く目元がはっきりとしていて顔が整っている色白いイケメンの男性がたっていた
俺はその場から何秒か立ち尽くしていた
名前を呼ばれリアル(現実)へ戻る
この後はコンビニに寄って帰ろうと思っていたから特に大事な用はない
え、
そう言って彼は自転車並みの速さで廊下を走り去っていった
え、え、ちょちょちょちょーい、
屋上に呼ばれるって、まさか告白、?
いや、でも俺に限ってそんなこと、
相手は男性だった、俺も男性、、てことは告白ではない、
え、ひょっとして俺、喧嘩売られる!?
男性と男性って、え、そういうことだよね、!!?
顧問の先生を呼びに行くと言ったがもしかしたら不良チームを連れてくるのではないか、、
俺はびくびくしながらも屋上に続く階段を一段一段登っていく
ギーッギギギー
重いドアを押して俺は屋上に辿りつく
今は昼の4時半ぐらいだが、ここから見る景色は朝でも昼でも夕方でも凄く綺麗だ
走ってきたのか凄く呼吸が荒い
と、素っ気ない返事をする
周りを見た感じ俺と彼以外人の気配は無かった
絡まれるわけではなさそう、?
俺は不思議な顔をして彼の方をみた
すると階段では照明が無いため分からなかったが、目元のまつ毛が凄く長く瞳が凄い綺麗
俺は思わずその瞳に吸い込まれそうになった
彼の呼吸が整ったぐらいの時俺に問いかけた
俺は曖昧な返事をする
俺はそんなに彼の瞳を見ていたのか
そう思うと急に恥ずかしさが増し顔があつくなる
一瞬何が起こったのか分からず目がてんてんになった
思いっきり振り下ろした頭をゆっくり上げ瞳をうるうるさせてる彼
まさか本気で告白されるとは思ってもいなかった
え"っ、わかってんのに言ってんの
そんなまっすぐ言われたら答えはひとつしかないじゃん
さとみ、どこかで聞いたことがあるような
思い出した、この学校で1番女子にモテモテで有名だというあの、、
なぜこんな人が俺を好きになったは気になるがそれは一旦置いといて
俺はペコッと挨拶をした
俺はこの日からさとみくんのお陰で変わりたい自分に変われた、気がした
付き合った日から俺と彼はあっという間に色んな日々が過ぎていった
初めてのデートでは着る服を迷いに迷った
その時は焦ってスマホを忘れて取りに帰った
余裕な表情で走ってきた彼
この後は2人でゲーセンに行ったり
お揃いの物を買ったり
カフェにも行って
お家デートもしたっけ、笑
ホラー映画みて叫びまくったり笑
お化け ヴォア"ア"ア"ア"
こんな楽しい日々が続くのだと思っていた
なんて学校の机に肘をつき独り言をはいていた
キーンコーンカーンコーン
放課後のチャイムがなり俺はさとみくんの教室に向かった
するとドア越しからさとみくんと周りにいる男子の声が聞こえてきた
モブ達
モブ達
モブ達
モブ達
え、俺が地味なやつだから、?
俺はあいつらに利用されてたって訳かよ、ははっ、
俺は本気だったのに、さとみくんは、嘘、だったんだ、っ
付き合ってくれたのも、すきって言ってくれたのも、全部全部、、
俺は手に持っていたキーホルダーを投げ捨てその場から走り去っていた
モブ達
走りに走って息が切れそうになった時にまた涙がぼろぼろ出てきた
何分かした後その場にしゃがんで涙を吹いていたら
誰かに肩をつかまれた
後ろを振り向いたら
何故彼ここにいるのか分からない、
そもそも何故居場所がわかったのか
俺は低めの声で彼に言う
俺が投げ捨てたキーホルダー、それは俺とさとみくんでお揃いで買ったやつだ
怒りと悲しみでぐちゃぐちゃな心を手でそっと抑えながら彼に反抗する
俺はその場から立ち去った
彼の声が聞こえなくなるまで前に前に走って走って走りまくった
むりーーー(T_T)🌀
続きかけないーーーー!!!!泣
誰かかいてーーーー泣泣泣
頑張った、ここまでよく頑張った自分🥲♡
無言ブクマ一言💁🏻♀️
コメント
22件
誤ブクマすみません💦
フォロー&38話以外ブクマ失礼します!