短編集

nmmnりかいなし地雷は

さっさと逃げろやおらぁ！！（キレ乙）

おれ実は黄赤もわりとすき

息抜きに丁度いい

相棒なんか。／黄赤（桃赤）

"相棒"

"相棒"

…"相棒"

ｶﾞﾝｯ､

"相棒"という壁のせいで

僕はそこに留まろうとして。

いや、正確には

「相棒としていないといけない」

そのことが、僕をどれだけ追い詰めただろうか。

腕には傷跡と包帯。

…こんなの、ヒロインがやるものじゃないか。

アイツが、妬ましい。

僕がどれだけ頑張っても、

超えられなかった壁を

一瞬でくぐり抜けた。

こんなに、

頑張ったのにな。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬｯ

これも、何回目だろう。

ﾌﾟﾙﾙﾙ

こう言えばきっと、すぐ来るだろう。

こいつは、

なにをいってるんだ、

僕の気持ちなんて知らないくせに。

僕がしたくても絶対出来ないことを

こいつは、当たり前のように、

"厳しく"って何？

赤は優しい人が好みだから、

お前と付き合ったんでしょ？

言いたいことは込み上げてくる。

でも、声には出ない。

いや、出してはいけないんだ。

ﾌﾟｰ､ﾌﾟｰ…

声を押し殺してじっとしていた赤が、

口を開いた。

…"相棒"？

ﾄﾞﾝｯ

声が震えてきて…ｯ、

あぁもう、だめじゃん。

泣くとか、相棒失格、

あぁもう、

最初から、変えられることなんてないんだ。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

君の"恋人"枠には

どうしても、なれない。

君の幸せを願うのが、

"相棒"としての、重要なこと、

最後まで、

"相棒"という言葉にはかなわなかった。

あぁなんか、

忘れてるような

そっか、もうすぐ赤色の彼の誕生日か。

彼に渡す予定だったネックレスは、

もうとっくに、ゴミ箱の中_

えんど