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第20話

この話にはepisode0とかで出るキャラがいるんで

勝手に名前作った

瑠衣(るい)

瑠衣(るい)
名前はとても適当でございます
女です
まあ……うん。

よろ

すたーと

※電車のところ

まもなく1番ホームに○○行きのー…

女の子

今日は私の誕生日のためにありがとう

男性

酔ってるんだから気をつけろよ?

女の子

あなたこそー…

ガタンガダン

男性

どうした?

女の子

なんでもないわ!

女の子

それじゃあ今日は本当に…

プォオオ

女の子

楽しかっー…

あの……えっと… 線路に押される? 飛び出るみたいな…… まあひかれるってこと!

女の子

あん

女の子

キャアアア

ただいま人身事故が

わあぁあ

ーそう

ここ女は罪人として選ばれたのだ

これは

私瑠衣が…

彼女に見せられる物語

そして

彼女が断罪人になるまでの物語

【第20話】少女の誓い

私の家は中流階級より下の方だ

別に裕福な訳でもなく

人より背が高く勤勉であることが取り柄の私

※真ん中に噴水があるようなお嬢様学校

この華やかなガールズスクールに通えるように親に頼みこんだ

その理由はー…

※ここは華やかです

瑠衣(るい)

おはよう

瑠衣(るい)

ギロ

邪魔だわ

どいてくれないかしら

コツコツ

瑠衣(るい)

(…し、しかられる…!)

おはよう

今日も早いのね

瑠衣(るい)

ドクン

"今日も"

ーあぁどうしよう

私のあいさつに彼女は応えてくれた

ドクンドクン

それに"今日も"ということはつまり

彼女は私を認識している

瑠衣(るい)

トクントクン…

瑠衣(るい)

…ね、ねぇ赤

瑠衣(るい)

赤のロッカーの角すこし埃がついていたわ

あらいやね

瑠衣(るい)

だからその埃掃除させてもらったの

へぇそう、それで?

瑠衣(るい)

綺麗になったと思うのだけれど…

ふぅん

じゃあ

あとで見ておくわ(教室出る)

ふわっ

瑠衣(るい)

(あ………)

赤の香水の匂いー…

赤と私は幼なじみだった

幼なじみと口にするのもおこがましい

昔から彼女は何も変わっていないのだ

賢く

美しく

活発で

そんな彼女を幼い時からずっと見てきた

今度は赤が

私を私のした行為を

見てくれる

ーあぁ それだけで嬉しい

クラスメイトの女の子達

身の程知らずかと思った

クラスメイトの女の子達

クスクスクス…

瑠衣(るい)

(誰かが赤と同じ香水をつけている)

不快な匂い

赤とは天と地の差

"その他"ここいつらはわかってない

ツカツカツカ(歩く)

身の程知らずは お前たちだ

クラスメイトの女の子達

な、何よ!

クラスメイトの女の子達

行こう

パタパタ…

瑠衣(るい)

(なんて……怖いの……)

赤の前では私も"その他"も変わらないのに

赤は善人で

悪人を裁くのは当然のこと

今や彼女は善人なんてちっぽけな器でなく

はるか上の頂点に立つべき人間なのだ

全ての人間は赤によって区別され

赤によって裁かれる

彼女に釣り合う人間などいない

瑠衣(るい)

(それを理解していないあいつらが怖い……)

瑠衣(るい)

(私はああはなりたくない)

ーでも

幼いときから彼女を見て

ついてきた私は……

※雨降ってます

私は彼女になりたいの…?

瑠衣(るい)

ーえ?

赤の両親が殺されたというニュースを見たのは雨の続く日のことだった

赤の両親はふたりともお医者様だった

家族仲もよく赤は気品高い教育を受けて育った

しかし医療過誤を起こし

恨みで狂った患者の身内に一人娘を残して

あっけなく殺されてしまったー

パサッ…

私の胸は不安でいっぱいになった

もしもこの不幸で赤が傷ついていたら

ーそれは心配からではなく

自分の中の赤が崩れてしまうことへの恐怖だった

強くて気高い彼女が弱りきっていたら?

美しい彼女がボロボロに汚れていたら?

でももしも

そんな彼女を 私が支えてあげられたら?

ドクン…

大丈夫

ずっと彼女を見てきた私なら

彼女がどうなろうと絶望しない

もしも赤の

唯一の存在になれたなら…

ーそんな幻想は数日後の葬儀ですぐにうち砕かれることになる

"そぐわない"

そこにいた彼女は死と黒で満ちたこの場所に全くそぐわなかった

いつも以上に美しく

まるで

宝石でできた

一輪の薔薇のよう

瑠衣(るい)

はっ

瑠衣(るい)

赤……あの…

あなたも来ていたの?

瑠衣(るい)

えぇ…だって私赤のご両親にはお会いしたこともあるし

そういえばあなたも昔はよく私の家に来ていたわね

瑠衣(るい)

うん……だから私今回のことはとてもショックで

あらそうなの

ーあぁ

なんて綺麗なんだろう

見とれて次の言葉が出てこない…

瑠衣(るい)

そ…そのそれで……

瑠衣(るい)

赤は大丈夫なのかなと……

ピク

あなたもそう聞くのね

瑠衣(るい)

……え

みんなそろって同じことを言うわー

おもしろいわね

瑠衣(るい)

あ…あの

瑠衣(るい)

赤………?

見てわからないなら

その無駄口やめてちょうだい?

ゾッ

瑠衣(るい)

…あ、あぁ…!

私は勘違いをしていた

ーなんて愚かで恥ずかしい…!

きている人

赤は虚勢を張っているんだわ

きている人

悲しい事件だもの惨めな気持ちのはずよ

そんなわけがないのに!!

あの美しさは嘘でも偽りでもない

まごうことなき本物だ

それを私なんかの基準で赤の心を測ろうとした

彼女をなぐさめる気で同情の言葉をかけた

身の程知らずの"その他"と同じ……いや

"その他"以下じゃないか!!

ーでも

でも

でも

ーやはり彼女は

瑠衣(るい)

待って…

素晴らしい

瑠衣(るい)

おいてかないで

瑠衣(るい)

赤…!

ー彼女に私は必要ない

でも彼女に認められる自分に慣れたら

その日 私はどんなに惨めでも浅ましくても

永遠に彼女の後ろに

ついていこうと誓ったのだ

バレーボールって痛いね( ;∀;)

体験?入部してきたの

最初馬跳びして

その後にボールポーンってあげるやつして

最後にバシって叩くやつやったの

ポーンってあげるのがめっちゃ痛くてさw

疲れたぁ…

じゃおつるさ!!

殺戮の天使桃紫版(私利私欲の連載です)

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コメント

2

ユーザー

おぉ… なんか…過去的な…(? 赤ちゃんの香水かぁ…嗅いでこよ(殴 バレーボールまじ痛いよね‪( ;ᯅ; )‬ 手赤くなったもん。僕…。

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