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4件
ぶくしつです
え、まさか…桃くん青くんの事もう…最高!!続き楽しみにしてます!!
優奈
優奈
優奈
優奈
優奈
いつもいつも。 朝学校から席について、必ず窓の外を見るのが習慣になったのはいつからだろう……
窓側の後ろから2番目。 ここが僕、蒼瀬青の特等席。
高校2年になって2ヶ月ちょっと過ぎて初めての席替えでこの席を引き当てた。
ここの席が僕にとって特等席。
なんでかって?
そこから外を見ると、登校してくる生徒たちが見える。
そこで僕はある人を探す。
青
どれだけたくさんの生徒がいても、彼ならすぐに見つけられる。
視線の先には……
イヤホンをして、だるそうにゆったり歩く姿が特徴的な彼が見える……
その姿だけで、絵になるのが、
天瀬桃くん。(あませもも)
天瀬くんは僕と同じクラスの男の子。
桃色の少しくせっ毛のある髪に、透き通った瞳の綺麗さと、薄くて形のいい唇
ルックスは雑誌とかに載ってるモデルさん並みにかっこいい……
だからとにかくモテる。 天瀬くんに思いを寄せる女の子は星の数ほど……
手の届かない存在かと思えばそのほとんどが、付き合うことができる……
しかし、数日もしない内に必ずと言ってもいいほど別れる……
そう、天瀬くんは来る者拒まず、去るもの追わずのタラシくん。
彼女が変わるなんて日常茶判事。
彼は本気で付き合っているんじゃない…ただ、暇つぶしで、遊び相手が欲しいだけ……
遊び相手ならいくらでもなってくれる…
ほら……今だって門をくぐってすぐに…
モブ女
小走りで天瀬くんの名前を呼びながら近寄る女の子が1人……
確か昨日から付き合ってるんだっけ?
彼女の変わるサイクル早すぎて気づいたら女の子達皆同じ顔に見えてきた……
モブ女
イヤホンをスっと外して、ようやく女の子にきずいた様子……
相変わらず、表情は興味なさそうだなぁ、
そのまま彼女と一緒に下駄箱に向かって行って、そこから姿が見えなくなった。
そして数分後
教室の扉がガラっと開いて視線をそちらに向けると……
さっきまで彼女と一緒だった天瀬くんが来た……
そのまま僕が座る席まで近ずいてくる……
青
僕の席を横切った瞬間、ほんのり香る甘いムスクの匂い。
この匂いが鼻を涼めると無駄に心臓がドキッと跳ねるのはいつもの事……
ガタンと後ろの席のイスが引かれた音が耳に届く……
そう、僕の後ろの席。 そこが天瀬くんの席だ……
いつも席に着くと、必ず頬杖をついて窓の外を眺めるのが天瀬くんの日課。
しばらくすると……
黄
天瀬くんに声をかける男の子。 星川黄くん(ほしかわきい)
多分、天瀬くんと1番仲がいい男の子。
黄
桃
赤
そして今天瀬くんを怒った男の子。 犬川 赤くん(いぬかわあか)
僕とも仲良くしてくれてるとてもいい子
そして、なんと言っても、黄くんと付き合っている……
黄
そうだそうだ……!そんなことそんなこと言ってると後に痛い目見るよ?
女ってやつは怖いんだよ?
桃
桃
ふわっとあくびをして、黄くんの忠告を完全にスルー。
赤
桃
赤
確かに、天瀬くんは彼女を取っ替え引っ替えしてるけど、それで何か揉めているところは今まで見たことがない。
まぁ、私が知る限りだけどっ!
それから先生が入ってきてホームルームが始まった……
先生
配られたプリントを前の子から受け取って
自分の分1枚取って
残った1枚を天瀬くんに……
この時が1番緊張する……
だって振り向いたら天瀬くんがいるんだもん……
目なんかあったら絶対動揺しちゃう……
だけど普段あんま見ることが出来ない天瀬くんを見るチャンスでもある……
不自然じゃないように……
プリントを机に置いたと同時に天瀬くんをしっかりと見た……
青
やっぱりかっこいい……
青
はぁ、記入するか……
そんな時……
桃
後ろからそんな声がして……
背中をつんつんされた……
青
前に向き直った身体を再び後ろに向かせると……
青
今度は横顔ではなく……しっかりと目があった……
青
ダメだ……ドキドキしすぎて胸が痛い……
だけど僕がそんなことになっていることを知らない天瀬くんは
桃
そんな呑気なことを聞いてくる……
桃
平然を装って話すけど、やっぱり緊張してしまう……
青
桃
すぐに自分が使っていたシャーペンを貸してあげた……
青
桃
っ、やっぱりかっこいいな……
青
桃
桃
今回はここまで、次回♡600⤴︎︎︎来たら描きます!下手ですみません…… コメントもお願いします! それではまた次の話で! おつゆう!