ガシャンと玄関の扉を閉め、リビングに入る。
なほ
なほ
なほ
ゆか
確かに、もし見つかったら?正直に 話して私と母が捕まる?
ありえない…絶対やだ
だったら誰かに罪を擦り付ける?
なほ
なほ
母
少し前のめりになって地声で言った。
ゆか
なほが黙っているかと思うと急に 当たり前の事を言われイラッと来た。
なほ
なほ
ゆか
ゆか
久しぶりに怒鳴る、でもなほに怒鳴るのは初めての事だった。
ゆか
なほ
なほ
なほ
なほ
ゆか
反論出来る言葉が見つからない…
なほが言う事全て正論。そんな事は 分かってんのに....
なほ
勢いで言ってるのか本音が溢れ出てるのか分からなかった。
なほ
泣きそうな目で私に言った。
なほ
ゆか
声を枯らして叫ぶ。私もなほも
なほ
母
母の落ち着いた声が聞こえた。
でも確かに怒っている。それは私でも 分かった。
母
なほ
ゆか
母
いつもの優しい声に戻る。
母
母
母
ジャランジャランと鈴の音が聞こえる。
店員
店員
高い声が耳に響く。
母
店員
紹介された席に着いて、選んだ物を頼む
最初に口を開いたのは。
母
母だった。
なほ
母はニコッと笑い、私達の目を見て 喋り出す。
母
母
母
母
母
なほ
母
なほ
なほ
なほ
母
なほ
母
また、優しい声で話し出すと思う
途端に黙る。
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
店員
タイミング悪く定員さんが頼んだ物を 差し出す。
ゆか
小さい声で小さく手を挙げる
カタンと音を立てながら私の目の前に パンケーキ、メロンソーダを置く
店員
なほ
私と同様カタンと音を立て頼んだ物を 置く。
店員
そう言いキッチンに向かう。
母
母
なぎぢゃん
なぎぢゃん
なぎぢゃん
なぎぢゃん
なぎぢゃん