幻を掴むようなその声が 「聞こえたら!」
ラナ(天使)
溶かし
ラリ(堕天使)
まやかし
おかしな場所へ
ラナ(天使)
扉を開けたならさぁ!
ラリ(堕天使)
虹の橋の向こうへ
ラク
幻を見せるように透き通るその声は
誰も知らない不思議な秘密
ラク
ソウルピリポネ パラポネピネラ
とても静かな場所の朝を忘れた空を起こしてあげようと つついたら
ラナ(天使)
空がひっくり返っちゃった!?
ラリ(堕天使)
銃撃された月は
ぼろぼろになった顔を見せないように隠してた
ラナ(天使)
落ちた星触り、火傷して
飛び出た火の玉は
瞬いて
弾
け
た
幻を見せるようにこだまするその声は 笑いを浮かべて空中浮遊
雲の上から監視するよ いくばくも無い地面はいつまでも平行線
なにもできないそこにいるだけ 君の名前はパラポネピネラ
うたたねの走馬灯に灯す周り灯籠 忘れてしまわぬように 永遠を海に川に漬け込んだ
ラナ(天使)
透明になってしまったふやけて死んだ明日は見えない血を流してた
ラリ(堕天使)
焦がれて日も暮れた夜もすがら
爛れた日の跡に驚いては
逃
げ
た
ラナ(天使)
飛び回る多次元を謳歌する肉体は
されど腐れどやれ毒されど
最後にはみな土になるだけ
されど腐れどやれ毒されど
最後にはみな土になるだけ
ラリ(堕天使)
からっぽの空洞にこだまるするその声は
命知らずの真心知らず
ソウルピリポネ パラポネピネラ
命知らずの真心知らず
ソウルピリポネ パラポネピネラ
君が先にあの世に行ったなら 亡骸を飾り、お祭りしよう
ラナ(天使)
輝きもしないで…
ラク
と悲観するその声は
ラク
いやあああああ!!
悲鳴に押しつぶされて消える
ラク
落ちた星から火が出て君の身体を燃やした
幻想を壊しては 突き刺さる流星群
バスの青い子(赤子)
੭"
バスの薄赤い子(赤子)
੭"
昨日知ってた 知らない人の 揺れるバスから手だけが見えた
幻を見ていたい その声は届かずに きっといつまで助かりやしない みんな見捨てた パラポネピネラ 踏み潰された パラポネラ