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幻を掴むようなその声が 「聞こえたら!」
ラナ(天使)
ラリ(堕天使)
おかしな場所へ
ラナ(天使)
ラリ(堕天使)
ラク
誰も知らない不思議な秘密
ラク
とても静かな場所の朝を忘れた空を起こしてあげようと つついたら
ラナ(天使)
ラリ(堕天使)
ぼろぼろになった顔を見せないように隠してた
ラナ(天使)
飛び出た火の玉は
瞬いて
弾
け
た
幻を見せるようにこだまするその声は 笑いを浮かべて空中浮遊
雲の上から監視するよ いくばくも無い地面はいつまでも平行線
なにもできないそこにいるだけ 君の名前はパラポネピネラ
うたたねの走馬灯に灯す周り灯籠 忘れてしまわぬように 永遠を海に川に漬け込んだ
ラナ(天使)
ラリ(堕天使)
爛れた日の跡に驚いては
逃
げ
た
ラナ(天使)
ラリ(堕天使)
君が先にあの世に行ったなら 亡骸を飾り、お祭りしよう
ラナ(天使)
ラク
ラク
悲鳴に押しつぶされて消える
ラク
幻想を壊しては 突き刺さる流星群
バスの青い子(赤子)
バスの薄赤い子(赤子)
昨日知ってた 知らない人の 揺れるバスから手だけが見えた
幻を見ていたい その声は届かずに きっといつまで助かりやしない みんな見捨てた パラポネピネラ 踏み潰された パラポネラ