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私は普通の準二級術士(第一章中)

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私は普通の準二級術士(第一章中)

3 - ''契約の義'' 第一従属 鬼聖神 シオン・ファブレロ

♥

12

2022年05月28日

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私は名誉正しき白崎家の子供だ

白崎家は代々術士を生み出しており、術式もとても強力なものだ

けど私はとても戦闘向きではない術式だった

私の術式は【創造】と【共鳴契約】

【共鳴契約】は白崎家で初めて生まれる術式なため、解読が不可能だった

私が術式を使おうとしても全く発動せず、何もおこらなかった

【創造】は一見便利そうに聞こえて昔の私には凄く要領の悪い術式だった

私自身が創造したものを具現化出来ないからだ、具現化しても具現化する最中に呪力切れで私が倒れてしまう

呪力があまりない私にはとても現実を突きつけられた

けどそれは昔の話

【創造】は私の呪力ではないけど、【共鳴】で使えるようになるから

私が自分自身の力を見出す、それが幼少期の頃の私の目標

今も私の目標でもあるけどね

とっ、前置きはここら辺にして、本編行くか♪

ここから本編に入ります!どうぞ!

白崎 結衣

はぁ……はぁ……

家政婦

結衣様……、今日はもう休みましょう

白崎 結衣

私はまだやれる……!!

家政婦

そのままだと呪力が枯渇してしまいます
自分の身を大切になさってください

白崎 結衣

枯渇したっていい!!私の呪力が
増えるのならどんな無茶だってす
る!

家政婦

無茶をしても何もありません
今日はもう終わりましょう

白崎 結衣

……ッッ!

白崎 結衣

……うん

白崎 結衣

ごめん、少し顔洗ってくる

家政婦

(……あの子は呪力があまりないことが
とても気になっている、白崎家の代は
とても呪力の可能性を秘めた者がいる)

家政婦

(けどあの子は……)

家政婦

……今の私があの子にできることは
なんでもする

家政婦

たとえ奥様方達が結衣様の
存在を否定しようとしても……

キュッッッ

バシャ

キュッッッ

白崎 結衣

……

結衣の顔には水滴がポタポタと落ちている

白崎 結衣

どうして……

白崎 結衣

どうして私には

呪力がないんだ……?

家政婦

結衣様……お戻りになられましたか

白崎 結衣

ごめんね、さっきは怒鳴っちゃって

家政婦

いえ、大丈夫ですよ

白崎 結衣

今日は帰ろうか

家政婦

はい

ガラッ

白崎 結衣

お母様、ただいま戻りました

結衣のお母さん

……

白崎 結衣

……あの

結衣のお母さん

なんだいッッ!聞こえてるから
喋らないでくれるッッ?!!

白崎 結衣

ビクッ

結衣のお母さん

私の視界内に入るなッッ!!!!!

白崎 結衣

も、申し訳ありません……

結衣のお母さん

さっさと出ていけ!!「役立だずッ!」

白崎 結衣

ッ……

白崎 結衣

はい、失礼致します……

ガラガラ

結衣のお母さん

はー!(イライラ

結衣のお母さん

なんであんな奴が私の子なんだ……!

グシャグシャ

髪の毛をグシャグシャする

結衣のお母さん

あんな子なんて産まなければ……

白崎 結衣

……

扉越しに聞いていた結衣

白崎 結衣

……そんなの一番私が思ってるよ

結衣は込み上げてくるものを押し返すようにする

白崎 結衣

……行こう

結衣のお母さん

……けど私のお腹の中に新しい
命がある……、その子を産んで
白崎家の……

結衣のお母さん

ふふっ、この子が優秀な子なら
あの子はいらない

結衣のお母さん

追放できるわね……、明後日……(ニヤッ

ガチャ

白崎 結衣

……

ボブっ

結衣はベットに身を委ねるよう倒れる

白崎 結衣

……はー……

白崎 結衣

今のところ変わった変化はなし……か

白崎 結衣

呪力もない……

白崎 結衣

私って本当に凡人だなー、それか
凡人以下か

白崎 結衣

お母様のお腹が随分と大きくなってたな……

白崎 結衣

多分お父様とハッスルしたんだろうけど

白崎 結衣

だとするとあの子が白崎家の
当主になるのかな……

白崎 結衣

……まぁいいや、私には関係のない
話だしね

白崎 結衣

私は当主にはなれない器だから

白崎 結衣

逆に当主なんてなっても忙しい
だけだし結果オーライって感じ!

白崎 結衣

私は白崎家だけど白崎家の人間では
なくなりそうな予感がする

白崎 結衣

……その時までになったらちゃんと
鍛えておかないと……

白崎 結衣

今は私の家政婦さんがいてくれて
るから何となく呪力が増えてる気
がする

白崎 結衣

……今日はもう寝よう

結衣はゆっくりと眼を閉じる

白崎 結衣

( ˘–˘ )

ドボンッ

あぁ、「またここか」

目を閉じているけど何となく分かる、体が下に沈んでいく感覚

眼を開けたいのに開けれない

この現象が何回も続いている

そうだな……、私が6歳の頃かな、その時は一瞬だけ沈んでいく感覚だったけど、今は長時間沈んでいく感覚

正直ここはどこかなのかも分からない、けど私はこの感覚は楽しいと思っている

この奥底には何があるんだろう、とかそういう興味が芽生えてきた

今日は凄く長いんだね、二時間は経ったんじゃない?

ここまで来たら奥に行ったりして

なーんて、そんな話はないk

ボコッ

白崎 結衣

へっ……?

白崎 結衣

え!待って待って!なんかあの空間から
抜けれたんだけど!

白崎 結衣

……ん〜?

結衣は下を見る

白崎 結衣

……サァー

結衣は顔を青ざめる

真下には足場がなかった

白崎 結衣

んー、これあれかな

白崎 結衣

デジャブ☆

ヒュ〜〜〜

白崎 結衣

こんなこと言ってる場合ではないーー!!!!

白崎 結衣

これほんとにやばい!!(泣)

白崎 結衣

助けてーー!!

結衣は眼を閉じる

ガチャンッ!!

白崎 結衣

……んぅ?

白崎 結衣

どうなってるんだ……?風の抵抗が
無くなった……

結衣はゆっくりと眼を開ける

白崎 結衣

……

白崎 結衣

っえ?えっ?私浮いてる?

白崎 結衣

いやー、ついに私も浮けるようになったかー

白崎 結衣

じゃないね、そんなわけないわ

白崎 結衣

真面目に考えよ

白崎 結衣

なんで私浮いてるんだ?

白崎 結衣

確かガチャンッって音鳴ってなかったっけ?

白崎 結衣

いやわからんけど

ポワァ

ヒュ〜

白崎 結衣

ん?

白崎 結衣

え?なになに!?

白崎 結衣

紫っぽいい魂みたいなのが近寄ってくる!

白崎 結衣

止まって!止まって!

ピタッ(結衣の目の前で止まる)

スッッ

よくぞおいでくださりました

我らが主様

白崎 結衣

……はい?

白崎 結衣

どういうこと?

はい、申し遅れました

パァァァ

シオン

……ふぅ

シオン

これで大丈夫ですかね

白崎 結衣

(凄く綺麗な方だ……)

白崎 結衣

(私と同じ身長、年齢かな?)

スっ(結衣の前で跪く)

シオン

お初お目にかかります、主様

シオン

私の名前はシオン・ファブレロ

シオン

貴方様に仕える者でございます

シオン

どうぞ、お見知り置きを

白崎 結衣

……んぅ?

白崎 結衣

えっ、待って、状況が掴めないんだけど

白崎 結衣

何?仕える?私に?あなたが?初対面だよ?

シオン

ここで立ち話もあれですから足場の
あるところに移動しましょう

白崎 結衣

あ、そうだね、ここ足場ないんだった

移動中〜

白崎 結衣

あー、こほんっ

白崎 結衣

えっと、シオン?さん

シオン

敬称は不要です、ご主人様

白崎 結衣

じゃあシオンで

シオン

はい!

白崎 結衣

あとシオンも私に様はつけなくて
いいからね、

シオン

けど私は従属の身ですから

白崎 結衣

私に様はつけなくていいからね?

白崎 結衣

ね?

シオン

うぅ、わかりました、ご主人

白崎 結衣

(あ、ご主人になった)

白崎 結衣

えっと、シオンが私の仕える者って
言ってたけどこれってどういうこと?
あとここは一体どこかな?

シオン

そのままの意味でございます

シオン

私みたいな従属がここの世界
【主の精神世界】に入ること
ができるところです

シオン

もちろん主であるご主人は
必ず入れます

白崎 結衣

従属ぅ?

シオン

従属はご主人だけの専用
従属です

シオン

ご主人だけを想い、ご主人に尽くし
ご主人だけを愛す……といったのが
従属です

白崎 結衣

(め、メンヘラ?)

白崎 結衣

えっと、まぁ従属(?)というものは
置いておいて、

白崎 結衣

私はシオンに一度もあったことないよ?
それなのに私の従属になってるようだし

シオン

直接会っていませんが私はご主人
の魂を見て一目惚れしました!

白崎 結衣

魂?

シオン

はい!あのような神々しさ、
鬼族の私ですら見入ってしま
うほどです

シオン

それほどご主人の魂は凄く
洗礼だったんです

白崎 結衣

(私の魂に一目惚れって……
どういうことだ?)

シオン

なので私は勝手ながらご主人
の従属になりました

シオン

そしてこれも勝手ですが……

シオン

ご主人の精神世界をつくる時に
膨大な呪力をつかったんですよ
ね……

白崎 結衣

え?私あんまり呪力ないよ?

シオン

うぅ……それは……

白崎 結衣

あー、なるほどね、この私の精神世界
をつくるために私の元々あった呪力が
全てここに吸い取られて、私は呪力が
枯渇していたんだ……

シオン

は、はい……

シオン

私は勝手すぎる行為を行って
しまいました……ずっとご主人か
らは負の感情が流れ込んできて

シオン

本当に申し訳ありません……

白崎 結衣

ん?別に私は怒ってないよ?

シオン

そうですよね、許されるわけ……

シオン

……え?

白崎 結衣

いやだってさ、私には呪力が
あったってことじゃん

シオン

は、はい、ご主人の呪力は
とても膨大な力でした

白崎 結衣

その私の呪力で精神世界が
こんなにも広く生成できた
んだよね

シオン

はい

白崎 結衣

それって私には呪力の才能が
あったってことじゃん✨!

シオン

(º ⌓º )

白崎 結衣

今までずっと悩んできた呪力が
あったってことだから、なんにも
悩む必要性がないじゃん!

シオン

お……怒らないのですか?

白崎 結衣

シオンに怒る必要性はないよ

白崎 結衣

むしろ私に呪力がいっぱいある
ってことを教えてくれたんだから

白崎 結衣

ありがとうね、シオン!

シオン

( ᐡ•̥ •̥ᐡ )

シオン

ご主人……なんという器の広さですか……

白崎 結衣

(な、泣?)

シオン

こうなってしまったからには
私が全責任を伴います

シオン

我が主、私はあなたに忠誠を
誓います、一生をどうか私と
過ごしてくれませんか?

白崎 結衣

い、一生って……

白崎 結衣

私は背負えないよ、それに私以外にも
主の器がいるんじゃないの?

白崎 結衣

それにシオンはもう私の従属に
なってるんじゃ……

シオン

【契約】は相違が認めた上での
契約なので……、私はさっきは
従属になりましたと言ってまし
たが、まだ未完成な状態です

シオン

……ご主人、私はまだ15歳ですが、
必ず貴方様のお力になることを約
束します

シオン

こんな私をどうか受け入れてください

白崎 結衣

(私は……この場合どうすれば
いいんだろう……、初対面だし
何か引っ掛けられてるのかも
しれない)

白崎 結衣

(でも、見た感じシオンには
悪意は見られないんだよな)

白崎 結衣

(てかシオン私より歳上じゃん…)(12歳)

白崎 結衣

(それに、従属にするってどんな
風にするんだろ……)

白崎 結衣

……もしかして私の【共鳴契約】?(ボソッ

白崎 結衣

(【創造】とはかけ離れてるしな)

白崎 結衣

(いまここでやったら私の術式が
分かるかもしれない……)

白崎 結衣

やってみる価値は……

白崎 結衣

あ、でも

シオン

どうされましたか?

白崎 結衣

えっと、私の従属になるって
ことは何かあるの?

シオン

そうですね……特に何も
ありません

シオン

ですが私シオンがご主人の従属に
なった場合、ご主人は私の術式が
反映されます

白崎 結衣

シオンの術式が使えるってこと?

シオン

そうです、私の術式は【輪廻改変】

シオン

【輪廻】とは生き変わり、死に変わり
することです、私はそれを支配します

白崎 結衣

ってことは死者を生き返らせたり
することなの?

シオン

残念ながらその輪廻とは違うんですよね

シオン

私の【輪廻】は自分自身を
生き返らせることです

シオン

他の人には恩恵が反映されないんです

白崎 結衣

つまり不死?

シオン

そうですね、不死です

白崎 結衣

えー、いいなー

シオン

そして私の【改変】は
事柄を改変します

シオン

相手が空に浮いている時に
【改変】を使うと、相手が
下に落ちます

白崎 結衣

凄く便利だね!

シオン

はい、物事を改変するのでとても
便利な術式です

白崎 結衣

私の術式より便利そう……

シオン

ご主人の【創造】の方がとても
便利ですよ

シオン

【創造】は何かを思い浮かべることで
そのものを具現化するんですから

白崎 結衣

そうなんだ……

白崎 結衣

シオンの術式はわかったけど、
他にないかな?

シオン

うーん、私は従属というものを
まだ理解してないんですよね

シオン

私のお母様が前に従属の
ことについて述べていま
したが、私はその時まだ
幼かったので記憶が曖昧
でして

白崎 結衣

そっか……

シオン

(でもなんか必要なことがあっ
たような……)

シオン

(従属になるという条件……と縛り…)

シオン

うーん……

白崎 結衣

とりあえず、シオンを私の従属に
していいんだよね

シオン

あ、はい、ご主人が了承して
もらえれば

白崎 結衣

よし!私が主になるけどいいんだよね!

シオン

はい、私の決意は揺らぎません

白崎 結衣

それじゃあやろっか

白崎 結衣

(……ん?待って、私従属にする掛け声が
分からないんだけど……)

白崎 結衣

(シオンはずっと俯いてるし、
聞けない状況なんだけど……)

白崎 結衣

(ええい!それっぽいこと
言えばいいや!)

ドクンッ

白崎 結衣

(あ……れ……急に目の前が真っ暗に……)

ここはわらわが"契約の義"を行おう

結衣は寝ておれ

白崎 結衣

(だ……れ……?)

ガクンッ

シオン

(!?、ご主人の雰囲気が変わった……?)

スッ

白崎 結衣

【シオン・ファブレロ、我が主白崎 結衣
が問う】

白崎 結衣

【汝は絶対の忠誠を誓うか、
そして、一生を共にするか⠀】

シオン

(はっ!)

シオン

はい、我が主、ご主人のため
ならば、

シオン

この命、惜しくもありません

白崎 結衣

(偽りは……なし、じゃな……)

白崎 結衣

【そなたに"総司令官"の称号
を与える】

グラッ

シオン

カハッ

シオン

(急に……力が流れ込んできて……)

シオン

(やばい、意識を失う……)

白崎 結衣

……

白崎 結衣

シオン殿、どうか結衣を守って
やってくれ、わらわも直に従属に
なることだろう

シオン

(ど……ういう…こと?)

ガクッン

白崎 結衣

まぁ流石に意識を失うか、

白崎 結衣

このまま結衣をここに置いておくと
結衣は帰り道を知らないからシオン
が起きるのを待つことになるじゃろな

白崎 結衣

仕方がない、わらわが一肌脱ぐか

白崎 結衣

この''暴虐王''に任せておれ

白崎 結衣

おかえりなさいー!

白崎 結衣

どうでしたか?新しいストーリー!
楽しめて頂けたでしょうか!?

白崎 結衣

そこの君!なぜ私が喋ってるのか
疑問に思ったことだろう!

白崎 結衣

ラーメンは昨日テストが終わり
私が瀕死ラーメンの代わりに喋
っているのだ!

白崎 結衣

ラーメンからは「国語のテストがやばい……
英語もやばい……」と、私に託す前に言って
きのだ!

白崎 結衣

ラーメンは馬鹿だから仕方がないよね

白崎 結衣

でも社会や数学、理科には
自信があるようなんだよね

白崎 結衣

まぁいい点数を祈るしかないよ!

白崎 結衣

っと、話が長すぎたね、ここら辺で
お暇するとしますか

白崎 結衣

ここまで見てくれてありがとうね!

白崎 結衣

次回もよろしく!
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