夏は長かった割に 呆気なく幕を閉じ、
秋がやってきた。
まだ慣れない寒さに 腕をさする。
宮治
楠木秋巴
と教室では軽く 朝の挨拶を交わし、
宮治
楠木秋巴
昼休みは2人だけで 体育館裏で過ごす。
そんな日々が続いていた。
そんなある日。
楠木秋巴
宮治
楠木秋巴
宮治
宮くんは食べる専門だと 思っていたから
疑いの目で見ると、
宮くんは拗ねたように 唇を尖らせる。
開かれたお弁当箱を覗くと、 卵焼きにたこさんウィンナー、
からあげ、煮物から ほうれん草の胡麻和えまで、
色合いもバランスも 完璧過ぎていた。
楠木秋巴
宮治
宮治
楠木秋巴
宮治
お弁当箱の下段には これでもかというほど大きな
おにぎりが入っていて、
見てるだけで お腹が空いてくる。
楠木秋巴
楠木秋巴
宮治
"で、どれ食べる?"と 聞かれる。
楠木秋巴
宮治
宮治
楠木秋巴
宮治
私は色とりどりの お弁当箱を吟味した末、
楠木秋巴
と綺麗に巻かれた 卵焼きを指さした。
遠慮も躊躇もない。
宮治
と、私のお弁当の上に 卵焼きを乗せる。
楠木秋巴
宮治
大きめの卵焼きを1口かじる。
隣では感想が欲しいのか ソワソワとこっちを見る宮くん。
楠木秋巴
宮治
優しいお出汁の味と ほんのり香る甘みが美味しい。
美味し過ぎる。
私は甘い卵焼き派だけど、
こんなに美味しい だし巻き玉子は初めて食べた。
コメント
4件
昨日は連コメすみませんでした。でも、てまり様のスト素晴らしいものばかりなので全てにコメントしたくなってしまいまして……申し訳ないです!! わっ!伏線回収来た!!🙌🙌 私も宮くんは食べる専門だと思ってたので驚いちゃいました…!!まさか、夢小説読んでいて飯テロされるとは思ってませんでした…😅 すごく美味しさが伝わってきてお腹空いてきちゃいました……
秋頃に書いた作品なので今と季節感ズレてます!ご了承ください🙇🏻♀️