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卵焼きを1口かじると、

優しいお出汁の味と 甘みが口に広がる。

宮治

真面目に料理したん初めてなんよ

楠木秋巴

本当に?すごく美味しいよ

楠木秋巴

こんなに美味しいだし巻き玉子初めて食べた

宮治

んな大袈裟な 笑

楠木秋巴

本当だよ

こういう時もっと上手く 伝えられたらなと思う。

私は思いや考えを言葉に するのが苦手だから。

目を輝かせて頬張る私を見て、

宮くんは嬉しそうに笑った。

宮治

喜んでもらえてよかったわ、ありがとうな

楠木秋巴

ほんとにほんとに美味しいよ

宮治

分かったって

何がおかしいのか、 必死に伝えようとする私に、

宮くんは手の甲で 口を抑えながら笑い続ける。

普段何を考えているのか 分からない顔をしているのに。

楠木秋巴

( そんなふうに笑うんだ )

胸がきゅんと鳴いた。

それからというもの、

宮くんはよくお弁当を 作ってきては、

初めて作るおかずを 私に分けてくれた。

からあげや春巻き、 ポテトサラダ、

肉巻きおにぎりまで。

どれも初めてとは 思えないほど美味しくて、

宮くんはお料理の 才能があると本気で思った。

宮治

ほい、今日は豚肉巻きアスパラ

楠木秋巴

いつもありがとう

宮治

秋巴ちゃんいつもめっちゃ美味しそうに食べるんやもん

宮治

こっちも腕が鳴るってやつや

楠木秋巴

ははっ、そう?

そんなふうに話しながら アスパラを食べる。

今回も美味しい。 どんどん腕を上げてる。

宮治

人に自分で作った飯食ってもらうんってこんなに嬉しいんやな

宮治

料理仕事にするんもええかも

楠木秋巴

え、それすごく良いと思う

楠木秋巴

絶対人気出るよ

宮治

秋巴ちゃんが言うんなら間違いないな

宮治

試作品は秋巴ちゃんが味見してや

楠木秋巴

考えとく

宮治

そこは即答やろ

宮くんの鋭いツッコミに 思わず笑う。

すると宮くんは 目を丸くして私を見ていた。

楠木秋巴

どうしたの?

宮治

え、いや…なんもない

顔を逸らしてしまう 宮くんに首を傾げる。

宮くんは肝心な時に 言葉足らずだったりする。

宮治

( 笑うともっと可愛ええとか、聞いてへんし )

隣 の 席 の 片 割 れ く ん

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