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僕は天乃絵斗。(あまのかいと) ごく普通の学生だ。
天乃絵斗
最近は不登校だったから、 学校がどうなってるのか知らないけど。
天乃絵斗
俺は、怯えながらも教室のドアを開けた。
猿山らだお
その時、誰かにぶつかってしまった。
天乃絵斗
冷や汗が止まらなくなった。 怒られたらどうしよう。 殴られたらどうしよう。
猿山らだお
相手も戸惑っているようだった。
天乃絵斗
声が出せない。 動けない。
猿山らだお
天乃絵斗
またいじめられる、そう思ったのにー
猿山らだお
あなたは受け入れてくれたんだ。
〜受け入れてくれたあなたに〜
天乃絵斗
猿山らだお
そういって猿山くんは笑った。
天乃絵斗
なぜか不思議と声が出た。
猿山らだお
そう言い、どこかへ走っていった。
天乃絵斗
山崎奏大
親の声より聞き覚えのある声が聞こえた。
天乃絵斗
山崎奏大
こいつは山崎奏大(やまざきそうた)。 僕のことをいじめてるやつ。
天乃絵斗
山崎奏大
山崎奏大
天乃絵斗
だから行きたくなかったんだ… もう、今日終わったら学校には来ない。 そう決めた。
天乃絵斗
山崎奏大
皆が僕のことを笑った。
猿山らだお
その時、 戻ってきたのか猿山くんが声を張り上げた。
猿山らだお
山崎奏大
山崎奏大
なんでいじめられてるのかは分かんない。 キモいから?妬ましいから? 自分でも分からない。
猿山らだお
猿山らだお
山崎奏大
猿山らだお
そういい猿山くんは僕の手をとり、 トイレへと走った。
猿山らだお
猿山くんは心配してくれた。
天乃絵斗
猿山らだお
天乃絵斗
なぜか、不思議と落ち着いた。
天乃絵斗
猿山らだお
天乃絵斗
猿山らだお
天乃絵斗
猿山らだお
天乃絵斗
猿山くんは、友達になってくれたんだ。 初めての、友達。
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