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繋がりのカケラ

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繋がりのカケラ

1 - 繋がりのカケラ

♥

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2020年05月14日

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「ー‥ここどこ?」

 

「病院だよ」

「え、、、何で?」

りょう

凛〜ドライブしよう!

やった♡りょうの運転大好きだし嬉しい♪

りょう

今日は夜景でも観に行くか〜

じゃあ、まずはコンビニで!

振られて半年、私はりょうとネットで知り合いその日のうちに 意気投合し付き合い始めた。 前の彼氏は友達優先で私のことなど あまり構ってもらえずにいた、 でも今は少し嫉妬深いぐらい 私を愛してくれている。

幸せ♡

りょう

俺もだよ♡

まだ一年未満の私たちだが、 夫婦並みに信頼しており 同棲まで始め結婚間近という仲だ!

着いた!

りょう

初めてここきたときは夏だったな〜

りょう

あの日から喧嘩したりたくさん遊園地行ったり思い出深いな!

そうだね!

私こんなのはじめて!

りょう

前はどうだったの?

まえ?えっとね〜

あまりお泊りとかなかった感じかな

あんまり好きじゃなかったのかな〜

りょう

へ〜

りょう

こんなに可愛いのにもったいない!

もう!恥ずかしい‥

(りょうとこうやって毎日一緒に笑い合うのが幸せなんだよな〜、喧嘩も多いけど!)

りょう

じゃあ、帰ろっか!

うん!

将来、結婚して子供産んで親子になるんだろうな〜、りょうどんなお父さんになるんだろう‥ふふ)

と思っていた、次の日

りょう

凛‥ごめんな、もうお別れだ

え?!なに、どうして?

りょう

そもそも俺たち出会ってないんだ、
だから俺‥

何言ってるの?

りょうは目の前にいるじゃん!幽霊?違うよね、なに?

(りょうは突然なにを言い出すのか、私たちが出会ってない?たしかにあの日私とりょうはネットで‥)

昨日のドライブしたじゃん!なに言ってるの?

りょう

凛‥もっと早く出会えたらな

私は声が枯れるほど泣いた。 泣いても泣いても涙が止まらなかった 好きな人が昨日まで一緒にいた人が‥ りょうは最後に優しく 手を頭の上に置いた。

りょう

俺は好きだ、凛愛してる

そういってりょうは どこかに消えてしまった

「ー‥りょう!!!
‥あれ、、ここどこ?」

 

「病院だよ」

(なんで、元カレの京介が?)

京介

「交通事故にあって大変だったな
よかった、起きてくれてよかった‥半年も寝てたんだぞ‥」

「交通事故‥?‥ どういうこと、私は半年前にりょうに出会って‥」

京介

「りょう?誰だよ‥」

「いや、何にもない」

京介

「ごめんな、、、俺があの日会わずに遊びに行ってたから‥」

「浮気して
私たち別れたんじゃないの?」

京介

「浮気はごめん‥」

京介

「でも、別れずにこうやってまた歩ませてくれたんだよ凛が」

(浮気は事実‥
じゃあ、りょうとの出会いは何?)

京介

「とりあえず先生に‥!!」

そして2日後 私は退院して 意識不明になる前のことを聞いた。

「(浮気されてショックで
でもその3日後に京介と会う約束をして
彼が急な用事で断りその帰り意識がもうなかった‥)」

「そういえば、
 うっすらとそんな記憶が‥」

京介

「これからは凛だけだよ、
 ほんとにごめん‥」

「もう、いいよ、、、」

(あっさりと許す私も私だが、
 りょうのことがきになる、、
 そうだりょうの地元に行けば!)

「ちょっと出かけてくる!」

家に京介を置いたまま、 私はりょうの地元に行った。

(家はある‥)

そして身に覚えのある 後ろ姿がそこにはあった。

「‥!!‥‥りょう!!」

りょう

「?」

りょう

「どちらさまで?」

こちらを振り返った男性の姿は りょうで間違えなかった。

「‥凛だよ?」

りょう

「うーん‥」

名前を聞いても全然わからない といった感じだった。

りょう

「すみません、思い出せないのです が‥」

(わからないんだ‥
 初めて会った人という感じなのか な‥)

「と、突然すみませんでした‥」

(恥ずかしい)

私はすぐさまその場を去った。 りょうは何事もなかったかのように 家の中に入っていった。

(最愛の人に嫌われるとはこのこと か‥)

(でも確かにりょうは愛してるって ‥)

(りょうは最後に何で言ってたっけ
 ‥)

私は結ばれるはずの人とお別れをした あれはやはり夢だったのだろうか、 ではなぜ彼だったのか‥もともと私たちには何の共通点もない。なぜ、、、

「もしかして‥」

(運命の人‥
 本当は結ばれるはずだった
 運命の人それが事故のせいで‥)

もし彼と結ばれていたら 私はあのような人生だったのか。 もし来世があるならば 私は一番に彼に会いに行く、 そしてこのことを伝えているだろう‥

「思い出した‥」

りょう

そもそも俺たち出会ってないんだ
だから俺‥‥

りょう

お前に会いたかったよ

りょう

俺たちこの世では結ばれてなくて も来世できっと会おうな!

「ありがとう」

(そして、さようなら‥)

そして、私は二度と 「りょう」に会うことはなかった。

END

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